管鮑の交わり(かんほうのまじわり)

管鮑の交わり(かんほうのまじわり) 「か」

分類

ことわざ

意味

どんな場合にもよく理解し合った極めて親密な交際のことをいう。
昔、中国の春秋時代に、斉の管仲と鮑叔という者がいた。二人は仲が良くまだ出世する前に、二人で商いをして管仲の方が余計に利益を多く取ったが、鮑叔は彼が貧しいことを知っていたために別に欲深い奴だとは思わず、また責めることもせずに援助を続けた。そのほか、鮑叔は管仲のすることをよく理解して怒ったり悪口を言ったりすることは一切なかった。後に管仲は斉の宰相となり、自分を生んだのは父母、自分を最もよく理解してくれる者は鮑叔だと語って友を誉め称え、二人は一層親密になった、ということから。

同類語・同義語

  • 刎頸の交わり(ふんけいのまじわり)
  • 水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
刎頸の交わり(ふんけいのまじわり)
分類 ことわざ 意味 生死を共にし、たとえ首を刎ねられても悔いない程に深い交際のことをいう。その人のためなら命をかけても良いというほどの親密な友達関係。 「刎頸」とは、首を切り落とすこと。相手のために自分の首を切り落とすことになっても後悔し...
水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
分類 故事 意味 大変に仲の良い付き合い。親密な友情・交際のこと。また、切っても切れない関係。 魚は水を離れては生きられない関係である、ということから。中国の『三国志演義』から。 同類語・同義語 刎頸の交わり(ふんけいのまじわり) 管鮑の交...

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