職業

「お」

温故知新(おんこちしん)

分類ことわざ意味昔のことや古い事柄を研究して、そこから新しい真理を発見すること。「温」は、復習すること。「故」は、古い事柄。『論語』で孔子が教師の資格として述べた言葉。同類語・同義語故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをしる...
「ち」

朝三暮四(ちょうさんぼし)

分類ことわざ意味詐術を用いて人を欺き愚弄すること、口先で人を騙して馬鹿にすること。また、目先の違いにこだわって結局何も変わっていないことに気が付かないことをいう。猿回しが猿に「栃の実(木の実)を朝三つ、夕方四つやろう」と言ったら朝の分が少な...
「わ」

わが上の星は見えぬ(わがうえのほしはみえぬ)

分類ことわざ意味誰もが自分の運命はわからない、という意味。易者は他人の持って生まれた星は占えるが、自分の星はさっぱり占うことができない、ということから。同類語・同義語我が上の星は見えない
「に」

人間至る処青山有り(にんげんいたるところせいざんあり)

分類ことわざ意味生まれ育った故郷だけが骨をうずめる場所ではない。大いに広い世界に出て活躍しなさい、という意味。「人間」は、「じんかん」が本来の読み方で、世間のこと。「青山」は、墓、墳墓の地の意味。世の中はどこで死んだとしても骨を埋める場所は...
「ふ」

布施ない経には袈裟を落とす(ふせないきょうにはけさをおとす)

分類ことわざ意味報酬が少ないと仕事にも熱が入らず勤めるところも薄い、という意味。お布施をくれない貰わないときには、僧侶は、略式でお経を読むのにも袈裟を身に着けない、ということから。同類語・同義語 布施ない経に袈裟落とす(ふせないきょうにけさ...
「や」

山伏も門出(やまぶしもかどで)

分類ことわざ意味つまらないことでもそれなりに礼儀作法があるものである、という意味。また、何事もその始めが大切である、という意味。現世を捨てた世捨て人でも、門出にはそれなりの祝いをする、ということから。「山伏」は、ここでは山中に住んでいる人と...
「い」

板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)

分類ことわざ意味船乗りは極めて危険な仕事である。また、危険と紙一重のところにいることのたとえ。船の底に敷く「板子」(いたご)の下は、深い海である、ということから。
「ほ」

坊主丸儲け(ぼうずまるもうけ)

分類ことわざ意味元手なしに大儲けすることをいう。寺と僧侶は、資本も無くてよいし、経費もかからないために、入ってくるお金は丸々儲けとなる、ということから。
「し」

出家の念仏嫌い(しゅっけのねんぶつぎらい)

分類ことわざ意味一番に大切なことが嫌いであったり、不得意であったりすること。また、職業上一番肝心なことが嫌いだったり、出来なかったりすることをいう。
「か」

株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)

分類ことわざ意味いつまでも昔の習慣を良しとして、そのまま守るばかりで、改めようとも応用しようともしない愚かさをたとえた言葉。しきたりに甘んじて機に応じた振る舞いができないこと、または無意味なことを守り続けていること。昔、中国の宋の国の農夫が...
「ぬ」

盗人の昼寝(ぬすびとのひるね)

分類ことわざ意味理由がないように見えることにも、それなりにちゃんとした理由はあるものである、という意味。何をするにも訳があるものだ、ということ。泥棒が昼寝をするのは夜の仕事に備えてのものである、ということから。同類語・同義語 盗人の昼寝も当...
「ぬ」

盗人にも三分の理(ぬすびとにもさんぶのり)

分類ことわざ意味どんなことにも理屈をつけようと思えばつけられるものだ、という意味。理屈をつけようと思えばどんなことにも理屈はつく、ということ。泥棒のような悪人にも、盗みをするだけの相応な理由があるものだ、ということから。同類語・同義語 盗人...
「は」

花は桜木人は武士(はなはさくらぎひとはぶし)

分類ことわざ意味花の中では桜が最も優れ、人の中では武士が最も優れいている、という意味。武士の美意識を示した言葉。桜の咲き際と散り際の鮮やかさと、武士の死に際のイメージを重ねたもの。
「に」

二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)

分類ことわざ意味一人で二つの異なる職業を兼ねることをいう。一人に人が相互に矛盾する二つの職業を持つこと。一度に一足しか履けないはずの足に、二足の草鞋を履く、ということから。江戸時代では、博徒(賭博を職業とする者。博打打)が罪人を捕える捕り手...
植物

坊主の花簪(ぼうずのはなかんざし)

分類ことわざ意味無用の長物。持っていても何の役にも立たないもののこと。花をあしらった髪飾りである花簪(はなかんざし)は、頭を丸めた坊主には不要なものである、ということから。同類語・同義語 猫に小判(ねこにこばん) 豚に真珠(ぶたにしんじゅ)
「ほ」

奉公人に使われる(ほうこうにんにつかわれる)

分類ことわざ意味奉公人を使っていると、色々と気を遣うことも多く、いつの間にか使っているつもりが、使われているようなことになるものである、という意味。同類語・同義語 人を使うは使われる(ひとをつかうはつかわれる)
「か」

歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)

分類ことわざ意味景勝の地や史跡などの名所には必ずそれを詠った歌があるから、歌人は歌を詠むことにより座って居ながらにして名所を知ることになる、という意味。同類語・同義語 歌人は坐ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
「ほ」

坊主頼んで地獄(ぼうずたのんでじごく)

分類ことわざ意味頼りにしていたものの当てが外れることをいう。お坊さんを頼りにしていたら地獄へ堕ちてしまった、ということから。同類語・同義語 仏頼んで地獄へ落ちる(ほとけたのんでじごくへおちる) 仏頼んで地獄へ落つる
「ふ」

船に乗れば船頭任せ(ふねにのればせんどうまかせ)

分類ことわざ意味物事はそれぞれの専門家に任せるのが良い、という意味。誰でもいったん船に乗ってしまえば、すべて船頭に任せるのが賢明であることから、どんなことでもその道の専門家に任せるのが良い、ということ。同類語・同義語 船は船頭に任せよ(ふね...
「も」

門前の小僧習わぬ経を読む(もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ)

分類ことわざ意味いつも身近で見聞きしている物事は、習わなくても自然に覚え込んでしまうものだ、という意味。また、身近に接していて感化を受けることをいう。寺の門の近くに住む子供は、毎朝毎晩お坊さんのお経を聞いているので、正式に習わなくてもいつの...