株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)

株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ) 「か」

分類

ことわざ

意味

いつまでも昔の習慣を良しとして、そのまま守るばかりで、改めようとも応用しようともしない愚かさをたとえた言葉。しきたりに甘んじて機に応じた振る舞いができないこと、または無意味なことを守り続けていること。
昔、中国の宋の国の農夫が、畑仕事の最中に、畑の中の木の切り株に、飛び出してきた兎(ウサギ)が衝突して首を折って死んだのを見て、それ以後は、畑を耕すのをやめて仕事そっちのけで切り株の番をして守って兎が来るのを待っていたが、二度と兎は捕らえることができずに宋国の笑いものになった、という韓非子に見える話に基づく句から。

同類語・同義語

  • 株を守りて兎をうかがう
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