危険

「と」

同舟相救う(どうしゅうあいすくう)

分類ことわざ意味境遇の似た者同士は、危急の時には自然に助け合うものである、という意味。同じ舟に乗り合わせた者は、舟に危険が迫った場合は、自然に助け合うものである、ということから。
「ふ」

風前の灯火(ふうぜんのともしび)

分類ことわざ意味物事の、儚く危うい様、脆い様をいう。また、危険が迫り今にも命が危ない様子。風の吹きつける場所に置かれた灯火(ともしび)、という意味から。同類語・同義語風の前の灯火(かぜのまえのともしび)風の前の塵(かぜのまえのちり)風前の塵...
「ゆ」

油断大敵(ゆだんたいてき)

分類ことわざ意味油断は何よりも危険である、という意味。気を緩めていると大きな失敗の元になるから、油断というものは恐ろしい敵と同じである、ということ。油断を戒めた言葉。同類語・同義語 油断強敵(ゆだんきょうてき)
「り」

竜の髭を撫で虎の尾を踏む(りゅうのひげをなでとらのおをふむ)

分類ことわざ意味大変危険な状況のこと。また、大きな危険を冒そうとすること。大変恐ろしい竜の髭を撫でたり、同じく恐ろしい虎の尾っぽを踏むような、大変危険な行動に出ることから。
「こ」

香餌の下必ず死魚あり(こうじのもとかならずしぎょあり)

分類ことわざ意味利益のあるうまい話には、必ず危険が付きまとっているものだ、という意味。香ばしく餌の下には、必ず死んだ魚がある、ということから。また、転じて、良い餌を投じれば、必ず魚が獲れる、ということから。利益のために釣られて死ぬ者があるこ...
「い」

板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)

分類ことわざ意味船乗りは極めて危険な仕事である。また、危険と紙一重のところにいることのたとえ。船の底に敷く「板子」(いたご)の下は、深い海である、ということから。
「み」

蓑着て火事場へ入る(みのきてかじばへはいる)

分類ことわざ意味自ら進んで身の危険を招くことのたとえ。植物の葉で作られた燃えやすい素材の蓑を身に着けて火事場へ行く、ということから。同類語・同義語 蓑着て火事場に入る(みのきてかじばにはいる)
「こ」

虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

分類ことわざ意味功名を得たい、あるいは、立派な成果を上げたいと思うならば、安全策を取ってばかりいるのではなく、大きな危険を覚悟しなければならない、という意味。危険を冒さなければ大きな望みは果たせない、身の安全ばかり考えていては目指すものは得...
「く」

君子危うきに近寄らず(くんしあやうきにちかよらず)

分類ことわざ意味立派な人間は、危険な所には初めから近寄らないものだ、という意味。「君子」は、人柄や行いが立派な人のこと。君子は、不用意な言動を慎みつつ、自分から進んで危険な場所に近づいたり、禍を招くというような愚かな行動はしない、ということ...
「る」

累卵の危うき(るいらんのあやうき)

分類ことわざ意味危険極まりないこと。積み重ねられた生卵のように、いつ崩れて壊れてしまうかわからないほど不安定で危険な様をいう。同類語・同義語 累卵之危(るいらんのき) 累卵よりも危うし(るいらんよりもあやうし) 累卵の危うさ(るいらんのあや...
「こ」

虎口を脱する(ここうをだっする)

分類ことわざ意味非常に危険な場所や状態から逃れることをいう。「虎口」は虎の口。虎に食われそうになるという意味から。
「こ」

虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)

分類ことわざ意味危険や災難が、次々と起こることをいう。虎から逃げることができたと思ったら、竜の住む洞穴(竜穴)に入ってしまう、ということから。「虎口」は虎の口のことから、虎に食われそうになるということ。
「は」

薄氷を踏む(はくひょうをふむ)

分類ことわざ意味極めて危険なこと。または、たいへん危険な状態に臨むことをいう。薄く張った氷の上を踏んで渡ろうとする、ということから。同類語・同義語 薄氷を履む 薄氷を履むが如し 薄氷を踏む思い
「ね」

猫に鰹節の番(ねこにかつおぶしのばん)

分類ことわざ意味極めて危険で安心できないこと、油断ならないことをいう。また、過ちが起きやすいこと、間違いを起こしやすい状態をいう。大好物の鰹節を猫の傍に置くことということから。同類語・同義語 猫に鰹節 鰹節を猫に預ける
「と」

虎の尾を踏む(とらのおをふむ)

分類ことわざ意味非常に危険なことをいう。もし凶暴な虎の尾を踏んだら、嚙み殺されてしまうことから、大変に危ないことをするということ。
「ふ」

河豚は食いたし命は惜しし(ふぐはくいたしいのちはおしし)

分類ことわざ意味いい思いをしたいが、危険があるのでどうしようか迷ってしまう状態のこと。希望と結果との両立し難いことのたとえ。うまい河豚(フグ)は食べたいが毒のある魚だから食べて死ぬようなことにもなりたくない(命は惜しい)ということから、快楽...
「し」

死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)

分類ことわざ意味どうしようもない絶望的な状況で、危険を冒してでも何とか生き残る道を求めことをいう。また、困難を克服するために、あえて危険に挑戦することをいう。「死中」は死ぬよりほかないというような状態のこと。「活」は生きること。同類語・同義...
「た」

薪を抱いて火を救う(たきぎをいだいてひをすくう)

分類ことわざ意味燃え盛っている火を防ごうとして、薪を抱いてこれを救いに行ってもかえって火は盛んに燃え上がる。そのように、害を除こうとしてかえって害を大きくすることをいう。また、危険で逆効果な行為をしてしまうこと。同類語・同義語 薪を負うて火...
「き」

九死に一生を得る

ことわざのなかの「九死に一生を得る」の意味を記載したページです。「九死に一生を得る」と同じ意味のことわざも紹介しています。
「と」

年寄りの冷水

ことわざのなかの「年寄りの冷水」の意味を記載したページです。