「お」

「お」

小田原評定(おだわらひょうじょう)

分類 ことわざ 意味 長い時間をかけているのになかなか決まらない相談や会議のこと。また、あれやこれやと評議ばかりして、まとまりのつかないことをいう。 相模の小田原城が、豊臣秀吉の軍勢に囲まれた時、城主の北条氏と家臣団は、長い時間和平か戦闘か...
「お」

尾羽打ち枯らす(おはうちからす)

分類 ことわざ 意味 すっかりと落ちぶれて、みすぼらしい格好になることをいう。勢威をふるっていた者が落魄しみすぼらしい姿になること。 悠然として空を飛んでいた鷹の尾っぽや羽が、折れたり抜けたりしてすっかり傷んでしまう、ということから。 同類...
「お」

鬼も頼めば人食わず(おにもたのめばひとくわず)

分類 ことわざ 意味 相手の得意なことでも、こちらから頼むと、もったいぶってやってくれないことをいう。 鬼もこちらから「どうぞ食べてください」と頼むと、かえって食べないものだ、ということから。 同類語・同義語 頼めば鬼も人食わず(たのめばお...
「お」

狼に衣(おおかみにころも)

分類 ことわざ 意味 内心と外面とが大変に違うこと。また、非常に瘦せた人が緩やかな着物を着た様子を形容する時にもいう。 狂暴・凶悪な性質の狼に、慈悲の姿である法衣を着せたようだ、ということから。狂暴凶悪な人間が、表面だけ情の深い善人ぶって言...
「お」

老い木に花咲く(おいきにはなさく)

分類 ことわざ 意味 衰えてしまったものが再び盛んになることをたとえた言葉。また、一度弱まったものが再び力を取り戻してくることをいう。 年を取った木に花が咲く、ということから。 同類語・同義語 老木に花の咲く 老い木に花 老い木に花が咲く ...
「お」

鬼も十八番茶も出花(おにもじゅうはちばんちゃもでばな)

分類 ことわざ 意味 女性はどんな人も年頃になると可愛らしくなるものだ、という意味。 お茶のなかでは品質の劣る番茶でも、出花は香り高く味が良い。また、どんなに容貌の醜い婦人でも、十八程の年頃は、誰でもその人なりに美しく見えるものであり、また...
「お」

鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)

分類 ことわざ 意味 情け知らずの冷酷無情の人でも、時には慈悲の情を持つことがある、という意味。 冷酷な鬼でさえ、目に涙を浮かべて情け深い行いをすることがある、ということから。
「お」

親が死んでも食休み(おやがしんでもじきやすみ)

分類 ことわざ 意味 どんなことが起こっても、食事の後は休んだ方が良い、という意味。 たとえ親が死んでも食後の休憩・休息は必要だ、ということから。
「お」

驕る平家は久しからず(おごるへいけはひさしからず)

分類 ことわざ 意味 栄耀栄華を極め心が奢ってわがままな行動をする者は、永くその地位を保っていくことができず滅びるものである、という意味。 『平家物語』の冒頭にある「驕れる人も久しからず・・・」からの言葉。天下を握って栄えた平家も、たちまち...
「お」

鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく)

分類 ことわざ 意味 うるさい者、怖い者がいない間に、自分の気ままなことをしようという意味。 「鬼」は居ないと嬉しい人を指す。「洗濯」は、命の洗濯のことで、くつろぐことをいう。 同類語・同義語 鬼の留守に洗濯(おにのるすにせんたく) 鬼の来...
「お」

落ち武者は薄の穂に怖ず(おちむしゃはすすきのほにおず)

分類 ことわざ 意味 臆病になっていると、何でもないことまでもが恐ろしく感じること。 敗戦し逃亡している武士である落ち武者は、気力もなくなって四六時中びくびくして臆病になっているために、薄(ススキ)の穂を見ても敵の矛先に見えてしまう、という...
「お」

女賢しくて牛売り損なう(おんなさかしくてうしうりそこなう)

分類 ことわざ 意味 女性が出過ぎるとかえって失敗することが多い、という意味。 賢いと見える女性が、牛を売る時に余計な口を出し過ぎて売れずじまいになってしまうことがある、ということから。 同類語・同義語 女さかしゅうて牛売り損なう
「お」

親に似ぬ子は鬼子(おやににぬこはおにご)

分類 ことわざ 意味 子供の言動や行動が親に比べて数段に劣っていることをいう。 子供というものは必ず親に似るもので、親に似ていない子供は、人間の子ではなく鬼の子供だ、ということから。
「お」

負うた子より抱いた子(おうたこよりだいたこ)

分類 ことわざ 意味 背負っている子よりも抱いている子の方が可愛いもので先に世話をかけることから、遠くにいる者よりも身近にいる者の方を大切にする、または、身近なことを先にするのが世の常だ、という意味。
「お」

女三人寄れば姦しい(おんなさんにんよればかしましい)

分類 ことわざ 意味 女性というものは話し好きなので、三人も集まるとお喋りの度が過ぎて非常にやかましくなる、という意味。 女という文字が三つ集まって「姦」という文字になり、「姦」(かん)は、話し声がうるさい、という意味を持つことから。
「お」

女三人あれば身代が潰れる(おんなさんにんあればしんだいがつぶれる)

分類 ことわざ 意味 家に娘が三人もいれば嫁入り仕度の費用のために資産が無くなってしまう、という意味。 身代(しんだい・みのしろ)とは財産のこと。 同類語・同義語 女の子が三人あれば囲炉裏の灰もなくなる
「お」

岡目八目(おかめはちもく)

分類 ことわざ 意味 第三者の方が当事者よりも物事の良し悪しや利害得失がよく分かることをいう。 囲碁からでた言葉で、「岡目」は「傍目」とも書き、そばで見ている人の目のこと。他人の囲碁を傍観している人は、本人たちよりも八目も先の手(八手先)が...
「お」

鬼の霍乱(おにのかくらん)

分類 ことわざ 意味 いつも健康で丈夫な人が、珍しく急な病気を患ってしまうこと。 霍乱とは、暑気あたり・熱中症・日射病・夏バテの意味。ここでの鬼は、丈夫で健康な人の意味をいう。
「お」

鬼瓦にも化粧(おにがわらにもけしょう)

分類 ことわざ 意味 醜い容貌の女性でも、化粧をすれば少しは美しく見えるものである、という意味。 同類語・同義語 藁人形も衣装から 馬子にも衣裳 馬子にも衣裳、髪かたち
「お」

負わず借らずに子三人(おわずからずにこさんにん)

ことわざのなかの「負わず借らずに子三人(おわずからずにこさんにん)」の意味を記載したページです。