「か」 汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう) 分類ことわざ意味蔵書の多い状態のこと。書物が多くあること。牛に轢かせると牛が汗をかき、積み上げると家の棟木に届くほど一杯になる書物がある、ということから。同類語・同義語牛に汗し棟に充つ(うしにあせしむねにみつ) 2024.10.16 「か」動物建物身体
「み」 水至りて渠成る(みずいたりてきょなる) 分類ことわざ意味学問にせよ事業にせよ、研鑽を積めば自然に完成するものであり、人事の及ぶところではない、という意味。「渠」は、溝、掘割(地面を掘って作った水路)のこと。水が流れてくれば自然に溝ができる、ということから。同類語・同義語水到って渠... 2024.10.08 「み」建物自然
「し」 敷居が高い(しきいがたかい) 分類ことわざ意味迷惑をかけたり約束を守れなかったりして、相手の所へ行きにくいこと。不義理などから行く先の家の敷居が高く感じられ、訪問しにくい、ということから。「敷居」は、建物の入り口の引き戸が乗っている部分のこと。ここが高いと入りにくいこと... 2024.08.23 「し」建物
「い」 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから) 分類ことわざ意味すべての信仰というものは、それを信ずる心次第である、という意味。節分の夜に鰯(イワシ)の頭を柊の枝に刺して門口に飾ると魔を払うという俗信がある。鰯のようなつまらぬものでも、信仰する人にとっては極めて大切なもので、信心一つでこ... 2024.07.08 「い」動物建物植物身体食べ物
「さ」 塞翁が馬(さいおうがうま) 分類故事意味幸いと不幸は互い違いに訪れ、何がどうなるかわからないものだ、という意味。また、人間の運命は、幸福と不幸が絶えず入れ替わるため、何が幸福で何が不幸かわからない、という意味。「塞」は、砦。「翁」は、男性の老人のこと。故事昔、中国北方... 2024.05.07 「さ」動物家族建物戦身体
「み」 港口で難船(みなとぐちでなんせん) 分類ことわざ意味物事がまさに成就しようとするときに頓挫してしまうこと。港に船が入港しようとしたときに難破してしまう、ということから。 2024.04.27 「み」乗り物建物
「た」 大黒柱と腕押し(だいこくばしらとうでおし) 分類ことわざ意味力量の全然比較になるない程の差があることをいう。大黒柱と腕押しをしてみても、到底勝ち目はない、ということから。「腕押し」は、腕相撲のこと。同類語・同義語 大黒柱を蟻がせせる(だいこくばしらをありがせせる) 2024.01.11 「た」建物身体
「や」 焼け木杭に火がつく(やけぼっくいにひがつく) 分類ことわざ意味一度険悪な関係になった者同士が、また元通りに仲良くなること。以前関係があって縁が切れた人が、また、元の状態に戻ることをいう。「焼け木杭」は、一度も得て黒焦げになった杭のことで、火が付き易いことから、男女の関係についていう。「... 2023.07.20 「や」建物自然
「て」 寺の隣に鬼が棲む(てらのとなりにもおにがすむ) 分類ことわざ意味慈悲深い人の近くにも恐ろしい心を持った人が住むものである、という意味。世の中は善人と悪人が混じり合っているものである、ということ。慈悲深い仏を祭る寺の近く(隣)に鬼が棲むものだ、ということから。同類語・同義語 寺の隣に鬼が住... 2023.07.13 「て」建物
「む」 棟折れて垂木崩れる(むねおれてたるきくずれる) 分類ことわざ意味トップに立つ者が落ちぶれると、その下に立つ者も共に落ちぶれる、というたとえ。「棟」は、棟木のことで、建物の屋根の一番上の部分。「垂木」は、その棟から軒先(桁)の間に取り付けられる屋根の土台のこと。棟が折れると、その下の垂木が... 2023.07.12 「む」建物
「ひ」 尾生の信(びせいのしん) 分類ことわざ意味固く約束を守ること。信義の熱いこと。また、約束を固執する馬鹿正直のたとえ。中国の春秋時代、尾生という男が橋の下で女と会う約束をした。ところが女はやって来ない。やがて大雨で水が増水してもなお女との約束を守って去らず、ついには柱... 2023.06.24 「ひ」建物自然
「せ」 千の倉より子は宝(せんのくらよりこはたから) 分類ことわざ意味莫大な財宝よりも、子供はさらに勝る宝である、という意味。同類語・同義語 万の倉より子は宝(まんのくらよりこはたから) 2023.04.22 「せ」お金家族建物
「と」 堂が歪んで経が読めぬ(どうがゆがんできょうがよめぬ) 分類ことわざ意味自分の落ち度や怠慢を棚に上げて、他のことを理由にこじつけ、言い逃れをすること。また、重々しく見せてもったいぶるが何もしないことをいう。お経がよく読めないのは、仏堂が歪んでいるからだ、というこじつけから。同類語・同義語 堂が歪... 2023.02.01 「と」建物身振り
「も」 門の前のやせ犬(もんのまえのやせいぬ) 分類ことわざ意味家の中では大変威張っているが、外では小さくなっていることのたとえ。痩せた犬は、自分の家の門前では勢い良く吠えたてるが、外ではこそこそと尻尾を巻いて小さくなっている、ということから。同類語・同義語 内弁慶の外味噌(うちべんけい... 2022.10.29 「も」動物建物
「ね」 鼠の嫁入り(ねずみのよめいり) 分類ことわざ意味物事はあれこれ選んでも結局は変わりばえのしないところに落ち着くものだ、という意味。鼠(ネズミ)の夫婦が娘に天下一強い婿を取ろうと考え、太陽に話を持ち掛けたが、太陽の光を遮る雲がもっと強いと言ったことから、強い者は順に、風(雲... 2022.09.14 「ね」動物家族建物自然
「つ」 杖とも柱とも(つえともはしらとも) 分類ことわざ意味非常に頼りになる人や物事をいう。杖は身体を支える役割があり、柱は家を支える役割があり、共に頼りになる、ということから。同類語・同義語 杖柱(つえばしら) 2022.09.12 「つ」建物道具
「せ」 雪隠で饅頭(せっちんでまんじゅう) 分類ことわざ意味人には隠して自分一人でよい思いをすることをいう。「雪隠」はトイレ、便所(お手洗い)のこと。便所のなかで内緒で隠し持っていた饅頭を食う、ということから。同類語・同義語 雪隠で米をかむ(せっちんでこめをかむ) 2022.09.07 「せ」建物食べ物
「か」 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり) 分類ことわざ意味内緒話や隠し事は、注意しないとすぐに人に漏れてしまうものだ、という意味。壁に耳を当てたり、障子に穴を開けたりして、どこでだれが聞いたり見たりしているか分からない、ということから。同類語・同義語 藪に目(やぶにめ) 壁に耳(か... 2022.08.27 「か」建物身体
「か」 壁に耳(かべにみみ) 分類ことわざ意味壁にまで耳があるような世の中で、何事も世間には聞こえやすいものである、という意味。「壁に耳、石に口」と続けて言う場合もある。同類語・同義語 藪に目(やぶにめ) 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり) 2022.08.26 「か」建物身体