「し」 敷居が高い(しきいがたかい) 分類ことわざ意味迷惑をかけたり約束を守れなかったりして、相手の所へ行きにくいこと。 不義理などから行く先の家の敷居が高く感じられ、訪問しにくい、ということから。 「敷居」は、建物の入り口の引き戸が乗っている部分のこと。ここが高いと入りにくい... 2024.08.23 「し」建物
「い」 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから) 分類ことわざ意味すべての信仰というものは、それを信ずる心次第である、という意味。 節分の夜に鰯(イワシ)の頭を柊の枝に刺して門口に飾ると魔を払うという俗信がある。鰯のようなつまらぬものでも、信仰する人にとっては極めて大切なもので、信心一つで... 2024.07.08 「い」動物建物植物身体食べ物
「さ」 塞翁が馬(さいおうがうま) 分類故事意味幸いと不幸は互い違いに訪れ、何がどうなるかわからないものだ、という意味。また、人間の運命は、幸福と不幸が絶えず入れ替わるため、何が幸福で何が不幸かわからない、という意味。 「塞」は、砦。「翁」は、男性の老人のこと。 故事 昔、中... 2024.05.07 「さ」動物家族建物戦身体
「み」 港口で難船(みなとぐちでなんせん) 分類ことわざ意味物事がまさに成就しようとするときに頓挫してしまうこと。 港に船が入港しようとしたときに難破してしまう、ということから。 2024.04.27 「み」乗り物建物
「た」 大黒柱と腕押し(だいこくばしらとうでおし) 分類 ことわざ 意味 力量の全然比較になるない程の差があることをいう。 大黒柱と腕押しをしてみても、到底勝ち目はない、ということから。 「腕押し」は、腕相撲のこと。 同類語・同義語 大黒柱を蟻がせせる(だいこくばしらをありがせせる) 2024.01.11 「た」建物身体
「や」 焼け木杭に火がつく(やけぼっくいにひがつく) 分類 ことわざ 意味 一度険悪な関係になった者同士が、また元通りに仲良くなること。以前関係があって縁が切れた人が、また、元の状態に戻ることをいう。 「焼け木杭」は、一度も得て黒焦げになった杭のことで、火が付き易いことから、男女の関係について... 2023.07.20 「や」建物自然
「て」 寺の隣に鬼が棲む(てらのとなりにもおにがすむ) 分類 ことわざ 意味 慈悲深い人の近くにも恐ろしい心を持った人が住むものである、という意味。世の中は善人と悪人が混じり合っているものである、ということ。 慈悲深い仏を祭る寺の近く(隣)に鬼が棲むものだ、ということから。 同類語・同義語 寺の... 2023.07.13 「て」建物
「む」 棟折れて垂木崩れる(むねおれてたるきくずれる) 分類 ことわざ 意味 トップに立つ者が落ちぶれると、その下に立つ者も共に落ちぶれる、というたとえ。 「棟」は、棟木のことで、建物の屋根の一番上の部分。「垂木」は、その棟から軒先(桁)の間に取り付けられる屋根の土台のこと。棟が折れると、その下... 2023.07.12 「む」建物
「ひ」 尾生の信(びせいのしん) 分類 ことわざ 意味 固く約束を守ること。信義の熱いこと。また、約束を固執する馬鹿正直のたとえ。 中国の春秋時代、尾生という男が橋の下で女と会う約束をした。ところが女はやって来ない。やがて大雨で水が増水してもなお女との約束を守って去らず、つ... 2023.06.24 「ひ」建物自然
「せ」 千の倉より子は宝(せんのくらよりこはたから) 分類 ことわざ 意味 莫大な財宝よりも、子供はさらに勝る宝である、という意味。 同類語・同義語 万の倉より子は宝(まんのくらよりこはたから) 2023.04.22 「せ」お金家族建物
「と」 堂が歪んで経が読めぬ(どうがゆがんできょうがよめぬ) 分類 ことわざ 意味 自分の落ち度や怠慢を棚に上げて、他のことを理由にこじつけ、言い逃れをすること。また、重々しく見せてもったいぶるが何もしないことをいう。 お経がよく読めないのは、仏堂が歪んでいるからだ、というこじつけから。 同類語・同義... 2023.02.01 「と」建物身振り
「も」 門の前のやせ犬(もんのまえのやせいぬ) 分類 ことわざ 意味 家の中では大変威張っているが、外では小さくなっていることのたとえ。 痩せた犬は、自分の家の門前では勢い良く吠えたてるが、外ではこそこそと尻尾を巻いて小さくなっている、ということから。 同類語・同義語 内弁慶の外味噌(う... 2022.10.29 「も」動物建物
「ね」 鼠の嫁入り(ねずみのよめいり) 分類 ことわざ 意味 物事はあれこれ選んでも結局は変わりばえのしないところに落ち着くものだ、という意味。 鼠(ネズミ)の夫婦が娘に天下一強い婿を取ろうと考え、太陽に話を持ち掛けたが、太陽の光を遮る雲がもっと強いと言ったことから、強い者は順に... 2022.09.14 「ね」動物家族建物自然
「つ」 杖とも柱とも(つえともはしらとも) 分類 ことわざ 意味 非常に頼りになる人や物事をいう。 杖は身体を支える役割があり、柱は家を支える役割があり、共に頼りになる、ということから。 同類語・同義語 杖柱(つえばしら) 2022.09.12 「つ」建物道具
「せ」 雪隠で饅頭(せっちんでまんじゅう) 分類 ことわざ 意味 人には隠して自分一人でよい思いをすることをいう。 「雪隠」はトイレ、便所(お手洗い)のこと。便所のなかで内緒で隠し持っていた饅頭を食う、ということから。 同類語・同義語 雪隠で米をかむ(せっちんでこめをかむ) 2022.09.07 「せ」建物食べ物
「か」 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり) 分類 ことわざ 意味 内緒話や隠し事は、注意しないとすぐに人に漏れてしまうものだ、という意味。 壁に耳を当てたり、障子に穴を開けたりして、どこでだれが聞いたり見たりしているか分からない、ということから。 同類語・同義語 藪に目(やぶにめ) ... 2022.08.27 「か」建物身体
「か」 壁に耳(かべにみみ) 分類 ことわざ 意味 壁にまで耳があるような世の中で、何事も世間には聞こえやすいものである、という意味。 「壁に耳、石に口」と続けて言う場合もある。 同類語・同義語 藪に目(やぶにめ) 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり... 2022.08.26 「か」建物身体
「も」 門前の小僧習わぬ経を読む(もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ) 分類 ことわざ 意味 いつも身近で見聞きしている物事は、習わなくても自然に覚え込んでしまうものだ、という意味。また、身近に接していて感化を受けることをいう。 寺の門の近くに住む子供は、毎朝毎晩お坊さんのお経を聞いているので、正式に習わなくて... 2022.06.22 「も」建物職業
「ひ」 庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる) 分類 ことわざ 意味 一部分を貸しただけのつもりでいたら、それに付け込まれて、いつの間にか全部を取られてしまう、という意味。また、世話をした相手から損害を受けることをいう。 軒先を貸しただけのつもりが、いつの間にか家の全部を取られた、という... 2022.05.16 「ひ」建物
「ひ」 人の口に戸は立てられぬ 分類 ことわざ 意味 口に戸が立てられれば、人の噂も止められるが、そうはいかず、世間の噂や批評は放っておくしかない、という意味。また、噂はすぐに広まり、広まるのを止めることはできない、という意味も。 家の戸を閉めるように、口に戸を立てて閉め... 2022.03.12 「ひ」建物身体