「し」

尻から藁が出る(しりからわらがでる)

分類ことわざ意味格好をつけてもすぐにばれてしまうことをいう。筵(むしろ)を着ていて寝ている親子がよその家へ行った時、子供にはそのことを口止めをしたのに、親のお尻に藁が付いているのに気付いた子が、夜具(やぐ、寝ている時に使用する布団等のこと)...
「ふ」

風樹の嘆(ふうじゅのたん)

分類ことわざ意味親孝行をしようと思ったときにはもう親が死んでしまってできない悲しさを表した嘆きの言葉。「樹、静かならんと欲すれども風やまず、子、養わんと欲すれども親待たず」という詩句から。同類語・同義語風木の嘆(ふうぼくのたん)
「あ」

愛別離苦(あいべつりく)

分類ことわざ意味親・兄弟・夫婦等、愛する人と別れ離れる苦しみのこと。仏教の経典からの言葉で、八つの苦しみの一つ。同類語・同義語 会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ) 会者定離(えしゃじょうり)
「か」

可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)

分類ことわざ意味子供が本当に可愛ければ、親の手元で甘やかさずに、世の中に出して苦労させた方がしっかりとした人間になる、という意味。「旅」は、親元から離し、世の中に出すこと。昔の旅は苦難の連続であったことから、子供を愛するならば、甘やかさずに...
「し」

獅子の子落とし(ししのこおとし)

分類ことわざ意味親が自分の子供を立派に成長させるために、わざと苦労をさせて才能を磨かせることをいう。また、自分の子に試練を与えて鍛えること。ライオン(獅子)は、生まれた子を谷底へ突き落とし、自分で這い上がってきた子だけを育てるという言い伝え...
「き」

兄弟は他人の始まり(きょうだいはたにんのはじまり)

分類ことわざ意味血が繋がった兄弟でも、他人のようによそよそしくなっていくものだ、という意味。成長するに従って兄弟の情も薄らいでいく、ということ。兄弟は同じ親から生まれたものではあるが、成長し、大人となり、家庭を持ち妻ができ、子供を産むに従っ...
「う」

打たれても親の杖(うたれてもおやのつえ)

分類ことわざ意味親は子供が可愛いからこそ杖で打つのだから、決して恨んではならない、という意味。杖で打つ親の厳しい叱りも、子への愛ゆえのもので、ありがたいものだ、ということ。
「ひ」

冷酒と親の意見は後薬(ひやざけとおやのいけんはあとぐすり)

分類ことわざ意味後になって効いてくることをいう。冷酒は飲んでいる時にはさほどでもないが、時間が経つにつれて効いてくる。それと同じで、親の意見もその時は馬鹿にしたりするが、ずっと後になって思い当たるようになり、親の有難味が分かってくるものだ、...
「お」

親が死んでも食休み(おやがしんでもじきやすみ)

分類ことわざ意味どんなことが起こっても、食事の後は休んだ方が良い、という意味。たとえ親が死んでも食後の休憩・休息は必要だ、ということから。
「は」

這えば立て立てば歩めの親心(はえばたてたてばあゆめのおやごころ)

分類ことわざ意味子供が生まれて這うようになれば早く立つことを願い、やっと立つようになれば早く歩くようになることを願うのが親心というものである、という意味。そのような親心を川柳の形で表したもの。子供の成長を心から願っている親の気持ちを表現した...
「こ」

子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ)

分類ことわざ意味親というものは、子を思う心に一生拘束されて生きるものだ、という意味。「首枷」は、罪人の首にはめて自由を奪う刑罰道具のこと。「三界」は、仏教用語で、過去(前世)・現在(現世)・未来(来世)、または欲界・色界・無色界のことで、世...
「し」

死屍に鞭打つ(ししにむちうつ)

分類ことわざ意味死んだ人の悪口を言ったり責任を追及したりすることをいう。報復的に死者に向かって悪口や雑言を浴びせること。春秋戦国時代に、伍子胥(ごししょ)という者が、楚の都に攻め入ったとき、かねて恨みに思っていた楚の昭王を捜したが見つからず...
「こ」

子を持って知る親の恩

分類ことわざ意味子育てをしてはじめて、自分に対して注がれた親の恩の深さを知ることができ、また、親の有難さが分るようになる、という意味。
「こ」

子故の闇に迷う(こゆえのやみにまよう)

分類ことわざ意味子供を溺愛するあまりに、親は闇夜に道に迷った者のように、子供への愛情にひかされてあれこれ分別も忘れて思い迷い正常な判断ができなくなることをいう。同類語・同義語 子故に迷う親心
「う」

瓜の蔓に茄子はならぬ(うりのつるになすびはならぬ)

分類ことわざ意味平凡な普通の親からは、優れた子供は生まれないものだ、という意味。子が親に似るたとえ。原因と結果は双方に対応しているものだ。瓜(ウリ)の蔓には瓜しか身を付けず、茄子の実は茄子の枝にしか成らない、ということから。同類語・同義語 ...
「と」

鳶が鷹を生む(とびがたかをうむ)

分類ことわざ意味つまらない普通の鳶(トビ)が優れた鷹(タカ)を生む、ということから、平凡な親が、気高く親に似合わぬ親勝りの優秀な子供を生むこと。また、子供が親よりも優れていること。母親よりも娘が美人であるという意味も。同類語・同義語 とんび...
「か」

蛙の子は蛙

分類ことわざ意味子供の性質は、親に似るものだ。子供は親の進んだ道を行くものだ、という意味。または、つまらない平凡な人間の子は、やはりつまらない平凡な人間にしかならない、という意味も。蛙(カエル)の子供であるオタマジャクシは、むしろ魚に似てい...
「お」

親に似ぬ子は鬼子(おやににぬこはおにご)

分類ことわざ意味子供の言動や行動が親に比べて数段に劣っていることをいう。子供というものは必ず親に似るもので、親に似ていない子供は、人間の子ではなく鬼の子供だ、ということから。
「た」

立ってるものは親でも使え

ことわざのなかの「立ってるものは親でも使え」の意味を記載したページです。
「こ」

子を知るものは親

ことわざのなかの「子を知るものは親」の意味を記載したページです。「子を知るものは親」と同じ意味のことわざも紹介しています。