「ひ」

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百里来た道は百里帰る(ひゃくりきたみちはひゃくりかえる)

分類ことわざ意味物事は皆その元へ帰る、という意味。また、罪を犯せば、その分だけ罪を償わなければならないことをいう。百里を歩いて来て、元に帰ろうとするならば、また百里を歩くしかない、ということから。
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百里の道は九十九里を半ばとす(ひゃくりのみちはくじゅうくりをなかばとす)

分類ことわざ意味どんなことでも完成するのは難事業であるから、最後まで手を抜いてはいけない、という意味。物事は、初めやさしく終わりは困難で、成し遂げる者が少ない。百里の半ば(半分)は、五十里だが、百里を歩く者は、五十里を百里の半分と思って歩い...
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貧にして楽しむ(ひんにしてたのしむ)

分類ことわざ意味貧乏に安んじて道を楽しむ、という意味。君子は、たとえ貧困な生活の中であっても苦とはせず、天命に安んじて道を楽しむものである、ということ。
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瓢箪の川流れ(ひょうたんのかわながれ)

分類ことわざ意味うきうきして落ち着かない様子をたとえた言葉。瓢箪のように、軽い物体が川へ流れる様子から。
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尾生の信(びせいのしん)

分類ことわざ意味固く約束を守ること。信義の熱いこと。また、約束を固執する馬鹿正直のたとえ。中国の春秋時代、尾生という男が橋の下で女と会う約束をした。ところが女はやって来ない。やがて大雨で水が増水してもなお女との約束を守って去らず、ついには柱...
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低き所に水溜まる(ひくきところにみずたまる)

分類ことわざ意味利益にあるところには人が集まる、という意味。また、悪者がいるところには、悪者が集まる、という意味も。水というものは、低地に流れて溜まる、ということから。
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贔屓の引き倒し(ひいきのひきたおし)

分類ことわざ意味贔屓(ひいき)をし過ぎて、かえってその人に迷惑をかけ、悪い結果になること。贔屓をしてかえって相手に不利な事態を引き起こす、ということ。
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卑下も自慢のうち(ひげもじまんのうち)

分類ことわざ"意味あまり謙遜の過ぎるのも、言外に自慢の意を含んでいるから自慢の中に入る、という意味。卑下しているように見えても、実は自慢を腹に隠してのことである場合がある、ということ。"同類語・同義語 卑下も自慢の中(ひげもじまんのなか)
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人の情けは世にある時(ひとのなさけはよにあるとき)

分類ことわざ意味人の好意を有するは世にときめく時だけである、という意味。自分が世間から一目置かれている間は、誰もが自分に好意や同情を持ってくれるものであるが、一旦落ちぶれてしまうと、見向きもしてくれないものである、ということ。同類語・同義語...
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氷炭相容れず(ひょうたんあいいれず)

分類ことわざ意味性質が正反対で一致しないこと。「氷炭」のは、氷と炭の意味。冷たい氷と熱せられた炭は、お互いに相手を受け入れられない、ということから。
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人と入れ物は有り合わせ(ひとといれものはありあわせ)

分類ことわざ意味人と入れ物はその場にあるものを使えば何とか用が足りるものだ、という意味。人と器や器物等の入れ物は、沢山あればあったで便利なものであるし、少なければ少ないで何とかなるものである、ということから。人と器は有り合わせたものを使うの...
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百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)

分類ことわざ意味人から百回聞くより、実際に自分で一回見る方がよく理解できる、という意味から、まず見て確かめることが大事だということ。「如かず」は、及ばない、の意味。同類語・同義語 百聞、一見に如かず 千聞一見に如かず(せんぶんいっけんにしか...
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火水の争い(ひみずのあらそい)

分類ことわざ意味お互いに許し合うことのない者同士の争いのこと。火と水は、お互いに相容れない存在であることから。
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貧乏暇なし(びんぼうひまなし)

分類ことわざ意味貧乏であるために生活に追われて暇が無い、という意味。貧乏をしているといつも生活に追われて食うためにせっせと働かなければならず、趣味や娯楽、遊びに興じている暇などは全く無い、ということ。同類語・同義語 浪人暇なし(ろうにんひま...
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匹夫も志を奪うべからず(ひっぷもこころざしをうばうべからず)

分類ことわざ意味「匹夫」はスケールの小さい、つまらない人間のこと。その匹夫でも、堅固な志をしっかりと持つ者は、誰もその志を動かすことができない、という意味。論語にある句。同類語・同義語 匹夫も志を奪う可からず 三軍に帥を奪うべし、匹夫志を奪...
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百日の説法屁一つ(ひゃくにちのせっぽうへひとつ)

分類ことわざ意味長年の苦労もわずかな失敗で無効になることをいう。百日かかって行った説法も、うっかりやったひとつの屁で、フイになるという意味から、長い間の懸命な苦労もちょっとしたしくじりで駄目になるものだということ。
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冷酒と親の意見は後薬(ひやざけとおやのいけんはあとぐすり)

分類ことわざ意味後になって効いてくることをいう。冷酒は飲んでいる時にはさほどでもないが、時間が経つにつれて効いてくる。それと同じで、親の意見もその時は馬鹿にしたりするが、ずっと後になって思い当たるようになり、親の有難味が分かってくるものだ、...
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飛耳長目(ひじちょうもく)

分類ことわざ意味物事の観察に鋭く深いことをいう。観察力や情報収集力があり、物事に精通していること。居ながらにして遠くのことを聞き、古のことを見る、ということから。遠くのことを聞く耳と、遠くのものを見る目を持つ、ということ。同類語・同義語 長...
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百尺竿頭一歩を進む(ひゃくしゃくかんとういっぽをすすむ)

分類ことわざ意味工夫をして努力をしたうえに、さらに努力と工夫を重ねて進歩を求めようとすること。また、さらに勇気を振るうことをいう。既に至り尽くながらさらに向上の工夫をこらす、という意味。百尺もある長い竿の先まで登ったのに、さらにもう一歩を勧...
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貧すれば鈍する(ひんすればどんする)

分類ことわざ意味貧乏になると人は愚鈍になる、という意味。貧乏をすると暮らすことだけで精一杯で、知恵も鈍り、心が卑しく意地汚くなる、ということ。「鈍する」は「貪する」とも書く。「貪」は、意地汚いという意味。貧乏になると本性がさもしくなり、諸事...