家族

家族に関する ことわざ・格言・故事 家族

ことわざ・格言・故事のなかで、「家族」に関するものや「家族」に関するフレーズが入ってるものをピックアップしています。

「し」

失敗は成功の母(しっぱいはせいこうのはは)

分類ことわざ意味失敗の原因をよく研究して改善すれば、次には成功させることができる。失敗こそが成功を生む、という意味。同類語・同義語失敗は成功の基(しっぱいはせいこうのもと)禍を転じて福と為す(わざわいをてんじてふくとなす)
「わ」

我が仏尊し(わがほとけとうとし)

分類ことわざ意味頑固で人に逆らうこと。広く世間を見ないで、自分の家の仏が一番尊いとして決めつける、ということから。同類語・同義語我が家の仏尊し(わがやのほとけとうとし)
「け」

月下氷人(げっかひょうじん)

分類故事意味結婚の仲人のこと。月下の老人と、氷上の人という意味。どちらも結婚媒酌人のことを指し、二つ合わせてこのようにいう。唐代の韋固という人が月夜に世の中全体の男女の縁を調べる老人に出会い、十四年先の妻を予言され現実となる話と、狐策という...
「う」

氏無くして玉の輿(うじなくしてたまのこし)

分類ことわざ意味女性は美しければ、身分の低い家柄に生まれても、地位の高い富貴な暮らしを送ることができる、という意味。氏素性の卑しい女性が、貴い人やお金持ちの家に嫁ぐ、ということから。「玉の輿」は、貴い人の乗る輿(こし)のこと。
「ち」

血で血を洗う(ちでちをあらう)

分類ことわざ意味①親族同士が醜く争うこと。また、仲間同士が惨たらしく争うこと。②悪事には悪事でやり返す。また、暴力には暴力で仕返しをすること。血で汚れた身体を洗うのに、血を用いる、ということから。同類語・同義語血を血で洗う(ちをちであらう)...
「い」

家貧しくて孝子顕る(いえまずしくてこうしあらわる)

分類ことわざ意味恵まれない環境の時こそ、真価を問われる人間が出てくるものだ、という意味。家が貧乏だと子供も家計のために働くこととなり、自ずと親孝行が知られるようになる、ということから。
「て」

亭主関白(ていしゅかんぱく)

分類ことわざ意味夫(亭主)が、一家の中で絶対的な力を持っていること。また、非常に威張ること。主人が客よりも上座を占める、という意味も。「関白」は、昔の政治の最高の位。亭主が一家の関白である、ということから。
「し」

尻から藁が出る(しりからわらがでる)

分類ことわざ意味格好をつけてもすぐにばれてしまうことをいう。筵(むしろ)を着ていて寝ている親子がよその家へ行った時、子供にはそのことを口止めをしたのに、親のお尻に藁が付いているのに気付いた子が、夜具(やぐ、寝ている時に使用する布団等のこと)...
「か」

疳の虫(かんのむし)

分類ことわざ意味1) 疳(子供が神経質になる病気。夜中に急に泣き出したりすること。)を起こさせる虫。2) 癇癪(かんしゃく)を起こさせる虫。虫がその病気を起こす、と考えた言葉。同類語・同義語癇の虫(かんのむし)
「し」

室に怒りて市に色す(しつにいかりていちにいろす)

分類ことわざ意味怒りの心を顔色に表す、という意味。自分の家の中で、家族に対して放った怒りを、市場に出た後までも持ち越してしまう、ということから。
「へ」

屁負比丘尼(へおいびくに)

分類ことわざ意味人の失敗を代わりに負うことをいう。良家の妻女や娘の後について歩いて、放屁(おならをすること)などの恥や過失が主人に起こったときに、身代わりとなってその責を負う役目をした老女のこと。
「ふ」

夫唱婦随(ふしょうふずい)

分類ことわざ意味夫婦の仲が良く、よく和合していることをいう。夫が言い出したことに対して妻が従う、ということから。
「ふ」

風樹の嘆(ふうじゅのたん)

分類ことわざ意味親孝行をしようと思ったときにはもう親が死んでしまってできない悲しさを表した嘆きの言葉。「樹、静かならんと欲すれども風やまず、子、養わんと欲すれども親待たず」という詩句から。同類語・同義語風木の嘆(ふうぼくのたん)
「さ」

塞翁が馬(さいおうがうま)

分類故事意味幸いと不幸は互い違いに訪れ、何がどうなるかわからないものだ、という意味。また、人間の運命は、幸福と不幸が絶えず入れ替わるため、何が幸福で何が不幸かわからない、という意味。「塞」は、砦。「翁」は、男性の老人のこと。故事昔、中国北方...
「そ」

糟糠の妻は堂より下さず(そうこうのつまはどうよりくださず)

分類ことわざ意味糟糠の妻(貧乏だった頃から苦労をしてきた妻)であれば、成功し出世した後でも、大切にしなければならない、という意味。「糟糠」は、酒の糟(かす)と米の糠のことで、粗末な食事の意味。転じて貧しい生活のこと。「糟糠の妻」は、非常に粗...
「は」

破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)

分類ことわざ意味一度夫婦別れしてしまったものを、再び元のようにすることはできない、という意味。夫婦の離別をいう。「破鏡」とは、昔夫婦が離別に際し、後日の形見に鏡を破ってその一片を持っていたということから。同類語・同義語 覆水盆に返らず(ふく...
「ふ」

覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)

分類ことわざ意味一度してしまったことは取り返しがつかない。また、一度離別してしまった夫婦は、戻そうとしても戻らないものだ、という意味。昔、中国の呂尚という者が、本ばかり読んで働かないため、その妻は呆れて別れてしまった。のちに呂尚が出世して太...
「あ」

愛別離苦(あいべつりく)

分類ことわざ意味親・兄弟・夫婦等、愛する人と別れ離れる苦しみのこと。仏教の経典からの言葉で、八つの苦しみの一つ。同類語・同義語 会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ) 会者定離(えしゃじょうり)
「あ」

会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ)

分類ことわざ意味会えば必ずいつか別れる時が来る。人生の無常の運命を説く言葉。親子、兄弟、夫婦、友人、全ての人と人との結び付きも、やがて別れる定めにある、ということ。仏教で言われる言葉。同類語・同義語 愛別離苦(あいべつりく) 会者定離(えし...
「か」

可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)

分類ことわざ意味子供が本当に可愛ければ、親の手元で甘やかさずに、世の中に出して苦労させた方がしっかりとした人間になる、という意味。「旅」は、親元から離し、世の中に出すこと。昔の旅は苦難の連続であったことから、子供を愛するならば、甘やかさずに...