動物に関することわざ・格言・故事

動物に関することわざ・格言・故事 動物

ことわざ・格言・故事のなかで、「動物」に関するもの、「動物」のフレーズが入ってるものをピックアップしています。

「と」

どこの烏も黒い(どこのからすもくろい)

分類 ことわざ 意味 他所へ行けばここよりはずっといいことがあるかもしれないと思うけれども、何処へ行っても同じようなもので、さして変わったよいこともない、という意味。同じ物は何処へ行っても変わりはせず、目新しさはない。また、人間の本性は、国...
「つ」

杖を挙げて犬を呼ぶ(つえをあげていぬをよぶ)

分類ことわざ 意味人に危害を与えるような下心があれば、親しみや愛情を持った人が言葉をかけても寄り付かない、という意味。 杖を振り上げて犬を呼んでも、犬は近寄ってこない、ということから。 害心あれば親愛の言でも寄りつかない、ということ。
「り」

竜の髭を撫で虎の尾を踏む(りゅうのひげをなでとらのおをふむ)

分類ことわざ 意味大変危険な状況のこと。また、大きな危険を冒そうとすること。 大変恐ろしい竜の髭を撫でたり、同じく恐ろしい虎の尾っぽを踏むような、大変危険な行動に出ることから。
「こ」

香餌の下必ず死魚あり(こうじのもとかならずしぎょあり)

分類ことわざ 意味利益のあるうまい話には、必ず危険が付きまとっているものだ、という意味。 香ばしく餌の下には、必ず死んだ魚がある、ということから。また、転じて、良い餌を投じれば、必ず魚が獲れる、ということから。 利益のために釣られて死ぬ者が...
「ほ」

ぼうふらも虫の内(ぼうふらもむしのうち)

分類 ことわざ 意味 どんなものでも仲間は仲間である、という意味。 ボウフラのような取るに足らないものであっても、やはり虫であることは間違いない、ということから。
「お」

尾羽打ち枯らす(おはうちからす)

分類 ことわざ 意味 すっかりと落ちぶれて、みすぼらしい格好になることをいう。勢威をふるっていた者が落魄しみすぼらしい姿になること。 悠然として空を飛んでいた鷹の尾っぽや羽が、折れたり抜けたりしてすっかり傷んでしまう、ということから。 同類...
「む」

向かう鹿には矢が立たず(むかうししにはやがたたず)

分類 ことわざ 意味 素直で従順なものには攻撃は仕掛けられない、ということ。 こちらを向いている鹿では、矢を射かけるわけにもいかない、ということから。
「ゆ」

雄鶏自らその尾を断つ(ゆうけいみずからそのおをたつ)

分類 ことわざ 意味 才知があり過ぎると何かと災いが降りかかってくるため、馬鹿の真似をしてふざけている振りをした方が良い、という意味。 雄鶏(おんどり)の尾っぽは、非常に立派であるが、あまり立派過ぎると祭りの生贄にされてしまうということから...
「う」

烏鷺の争い(うろのあらそい)

分類 ことわざ 意味 囲碁のこと。 烏(カラス)の黒が黒石、鷺の白が白石、ということから。
「あ」

蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)

分類 ことわざ 意味 蟻のような小さくて無力な者の願いでも、一念が強ければ叶えられる、という意味。 同類語・同義語 蟻の思いも天に昇る(ありのおもいもてんにのぼる)
「あ」

蟻も軍勢(ありもぐんぜい)

分類 ことわざ 意味 ごくつまらない者でも、大勢いる方が良い、ということ。 同類語・同義語 枯れ木も山の賑わい(かれきもやまのにぎわい)
「た」

狸寝入り(たぬきねいり)

分類 ことわざ 意味 眠ったふりをすること。また、眠っているふりをして人を欺こうとすること。 狸(タヌキ)は、驚くとすぐ気絶する習性があり、この習性を人を騙すため、寝たふりをすると思ったことから。
「け」

毛を見て馬を相す(けをみてうまをそうす)

分類 ことわざ 意味 外見だけで物事も価値を推し量ること。 毛並みを見るだけで馬の価値を決める、ということから。
「か」

株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)

分類 ことわざ 意味 いつまでも昔の習慣を良しとして、そのまま守るばかりで、改めようとも応用しようともしない愚かさをたとえた言葉。しきたりに甘んじて機に応じた振る舞いができないこと、または無意味なことを守り続けていること。 昔、中国の宋の国...
「や」

痩せ馬の道急ぎ(やせうまのみちいそぎ)

分類 ことわざ 意味 才能の乏しい者ほど、功名を急いだりするものだ、という意味。また、心や気ばかり焦って捗らないこと。 痩せている馬に限って、道を急ぎ歩くものであることから、 同類語・同義語 道下手のどか歩き
「し」

獅子の子落とし(ししのこおとし)

分類 ことわざ 意味 親が自分の子供を立派に成長させるために、わざと苦労をさせて才能を磨かせることをいう。また、自分の子に試練を与えて鍛えること。 ライオン(獅子)は、生まれた子を谷底へ突き落とし、自分で這い上がってきた子だけを育てるという...
「よ」

羊頭を掲げて狗肉を売る(ようとうをかかげてくにくをうる)

分類 ことわざ 意味 見かけは立派であるが中身は詰まらないものであること。表面と内容が一致しないこと。言うことと行いが違うこと。宣伝は立派でも実物がそれに伴わないこと。見かけを立派に飾って内容の虚偽、貧弱さをごまかす。看板に偽りがあることを...
「え」

猿猴が月を取る(えんこうがつきをとる)

分類 ことわざ 意味 出来もしないことをして失敗すること。また、愚かな人間が自らの達し得ぬ望みに苦労する様のこと。 猿が水に映った月を取ろうとして水に落ちたという故事から。 同類語・同義語 猿猴月を捉(えんこうつきをとる)
「お」

狼に衣(おおかみにころも)

分類 ことわざ 意味 内心と外面とが大変に違うこと。また、非常に瘦せた人が緩やかな着物を着た様子を形容する時にもいう。 狂暴・凶悪な性質の狼に、慈悲の姿である法衣を着せたようだ、ということから。狂暴凶悪な人間が、表面だけ情の深い善人ぶって言...
「か」

亀の甲より年の劫(かめのこうよりとしのこう)

分類 ことわざ 意味 長年の経験は値打ちがあり何よりも大切である。年長者の知恵を褒め称える言葉。 「甲」は甲羅、「劫」は無限に長い時間、あるいは世の中という意味。「甲」と「劫」が同じ音であることから引き合いに出して亀の甲も値打ちがあるが、年...