「し」

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十年一昔(じゅうねんひとむかし)

分類ことわざ 意味十年ぐらい経つと、世の中がいろいろと変わってしまって、昔のことだと感じられる、という意味。 何があっても十年もすれば、もうすっかりと昔のことである、ということ。 「一昔」は、一応昔だと思われる過去のこと。
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習慣は第二の天性なり(しゅうかんはだいにのてんせいなり)

分類ことわざ 意味長い間習慣にしていると、生まれつきの性質であるかのようになってくる、という意味。また、習慣というものは、生まれつきの天性に次いで、深く身についているものである、という意味も。 同類語・同義語習慣は第二の天性(しゅうかんはだ...
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霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)

分類 ことわざ 意味 物事の兆候によって、大事の来るのを予想することができるから、災いの来ない前にかねて用心すべきである、という意味。 霜を踏むしだいて歩くようになると、やがて数日のうちに固い氷の張る厳しい冬の季節がやってくるのが分かるよう...
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下いびりの上諂い(しもいびりのうえへつらい)

分類 ことわざ 意味 下の者を虐待する者は、上に対しては気に入ることを言って、お上手をするものである、という意味。
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朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)

分類 ことわざ 意味 人は交際をする相手によって、どんな風にも変わっていき、良くも悪くもなる。 人間は周囲の人間や環境に影響されやすいので、注意しようという教え。 「朱」は、赤い色や赤色顔料のこと。朱と付き合っているば、自然と自分も赤い色に...
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出家の念仏嫌い(しゅっけのねんぶつぎらい)

分類 ことわざ 意味 一番に大切なことが嫌いであったり、不得意であったりすること。また、職業上一番肝心なことが嫌いだったり、出来なかったりすることをいう。
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獅子の子落とし(ししのこおとし)

分類 ことわざ 意味 親が自分の子供を立派に成長させるために、わざと苦労をさせて才能を磨かせることをいう。また、自分の子に試練を与えて鍛えること。 ライオン(獅子)は、生まれた子を谷底へ突き落とし、自分で這い上がってきた子だけを育てるという...
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詩を作るより田を作れ(しをつくるよりたをつくれ)

分類 ことわざ 意味 詩を作ってもなかなか金にはならないものである。金にならない詩を作るよりも、田でも作って実益を上げる方が良い、という意味。 風流に耽るよりも実益の上がることに努力せよ、という戒め。 同類語・同義語 念仏申すより田を作れ(...
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仁者は敵なし(じんしゃはてきなし)

ことわざのなかの「仁者は敵なし(じんしゃはてきなし)」の意味を記載したページです。「仁者は敵なし(じんしゃはてきなし)」と同じ意味のことわざも紹介しています。
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尻馬に乗る(しりうまにのる)

分類 ことわざ 意味 何も考えもせずに他人の意見や行動に従うことをいう。 「尻馬」は、他人の乗っている馬の鞍の後ろの箇所。
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仁者は山を楽しむ(じんしゃはやまをたのしむ)

分類 ことわざ 意味 仁徳のある人や情け深い人は、自分に与えられた天命を知ってこれに安んじてその心を固く動かさない。それは山がその形を改めずにいつもその場所に落ち着き払って少しも動じないことに似ているため、仁徳のある仁者は、山を楽しむもので...
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針小棒大(しんしょうぼうだい)

分類 ことわざ 意味 小さな事実を大げさに話すこと。 針のように細くて小さいことを、棒のように太くて大きいことにして話すことから。 同類語・同義語 針程の事を棒程に言う(はりほどのことをぼうほどにいう) 針を棒 針程の事を柱程に言う(はりほ...
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少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)

分類 ことわざ 意味 自分はまだ若いと思っているうちに少年時代はたちまちに過ぎ去っていき、また、学問の道は厳しくなかなか進歩しない、という意味。この後に「一寸の光陰軽んずべからず」と続き、時の流れは早いため少しの時間も惜しんで勉強せよ、とい...
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十人十色(じゅうにんといろ)

分類 ことわざ 意味 十人寄れば十人とも、各々の考えや好み、性格も違うものである、という意味。人間は十人いれば顔かたちが十種類あって、それぞれ違うように、それぞれの好みや考えも違うものだということ。 同類語・同義語 蓼食う虫も好き好き(たで...
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知らぬ顔の半兵衛(しらぬかおのはんべえ)

分類 ことわざ 意味 相手に顔を合わせた時や何かを聞かれた時に、全てを承知していながら何も知らないような顔をしていること。 戦国時代、竹中半兵衛が羽柴秀吉の「わが軍の軍師になってくれ」という依頼に対して、知らぬ顔をしていたことから、といわれ...
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死に花を咲かす(しにばなをさかす)

分類 ことわざ 意味 最期に立派な功績を顕わし、死後に名誉を残すこと。死の間際に華やかなことがあって、死んだ後も名誉に包まれることをいう。 「死に花」は、死ぬ時や死んだ後の名誉の意味。 同類語・同義語 死に花を咲かせる
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心頭滅却すれば火もまた涼し(しんとうめっきゃくすればひもまたすずし)

分類 ことわざ 意味 心に浮かぶ雑念をすべて捨て去って無念無想で事に当たれば、たとえ火の中に入っていても涼しいと感じるようになる、という意味。 甲州恵林寺の僧快川国師(かいせんこくし)は織田氏の軍勢に囲まれて寺に火をつけられた時、この句を唱...
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杓子は耳搔きにならず(しゃくしはみみかきにならず)

分類 ことわざ 意味 大きな杓子は耳搔きの代わりにはならない、ということから、形が似ているからといって大きい物は必ずしも小さい物の代わりにはならない、という意味。「大は小を兼ねる」の反対の意味。 味噌汁等を掬う杓子は、耳搔きの代わりには使え...
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自慢は知恵の行き止まり(じまんはちえのゆきどまり)

分類 ことわざ 意味 自慢する心が起こってきたのなら、もっと知恵を磨こうとする努力をしなくなるため、人間の知恵はそれ以上発達することはなくなる、という意味。
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自慢高慢馬鹿の内(じまんこうまんばかのうち)

分類 ことわざ 意味 自分のことを鼻にかけて偉そうに吹聴する者は、馬鹿である、という意味。鼻にかかる自慢をする者、高慢な者は、馬鹿の仲間だ、ということ。 同類語・同義語 自慢高慢馬鹿の中