道具

道具に関する ことわざ・格言・故事 道具

ことわざ・格言・故事のなかで、「道具」に関するもの、「道具」類のフレーズが入ってるものをピックアップしています。

「い」

石臼芸(いしうすげい)

分類ことわざ意味多くの芸を身に付けながら、何一つとして秀でたものがないことをいう。石臼は、何でも挽くことができるけれども、貴い器物ではない、ということから。
「い」

鋳掛屋の天秤棒(いかけやのてんびんぼう)

分類ことわざ意味出過ぎた者、出しゃばりな人のこと。鋳掛屋が使う天秤棒は、普通のものよりも前後が長い、ということから。「鋳掛屋」とは、鍋や釜、やかん等の鉄器・銅器を同質の金属またははんだで修理する職人のこと同類語・同義語鋳掛屋の天秤(いかけや...
「て」

敵なきに矢を放つ(てきなきにやをはなつ)

分類ことわざ意味目的がないのに無駄に事を為すこと。射るべき敵も居ないのに、矢を放つ、ということから。
「て」

木偶も髪形(でくもかみかたち)

分類ことわざ意味外見で中身の価値が決まることをいう。「木偶」は人形のこと。人形でも、髪型を綺麗にすると生きているように見える、ということから。
「ゆ」

弓折れ矢尽きる(ゆみおれやつきる)

分類ことわざ意味手段も力も尽き果てること。また、戦いに敗北し散々な目にあうこと。
「し」

尻から藁が出る(しりからわらがでる)

分類ことわざ意味格好をつけてもすぐにばれてしまうことをいう。筵(むしろ)を着ていて寝ている親子がよその家へ行った時、子供にはそのことを口止めをしたのに、親のお尻に藁が付いているのに気付いた子が、夜具(やぐ、寝ている時に使用する布団等のこと)...
「や」

薬石効なし(やくせきこうなし)

分類ことわざ意味一生懸命に看護をしたがその甲斐もない。または、手当の甲斐もなく病死したときに使用する言葉。「薬石」は、昔の中国で鍼治療に使用した器具で、石で製作した針のこと。この言葉は、死亡通知をするときによく用いられる。
「や」

薬石の言(やくせきのげん)

分類ことわざ意味薬や治療のように身のためになる言葉や忠告。「薬石」は薬と石鍼(いしばり)を指し、転じて、治療全般のこと。
「も」

門前雀羅を張る(もんぜんじゃくらをはる)

分類ことわざ意味訪れて来る人もなく寂しい様子。門の前に雀(スズメ)を捕獲する網(羅)を張る、ということから。
「と」

年が薬(としがくすり)

分類ことわざ意味年を取ってくると全ての事に対して思慮分別ができてくるものである、という意味。若い時は乱暴だった者が、年を取ると温和になったりする。年齢を重ねたことが薬となり、思慮分別がつく、ということから。
「か」

快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)

分類ことわざ意味厄介な事件や物事、論争等を、テキパキと処理し解決すること。紛糾した物事を見事に解決すること。絡み合ってもつれた麻を、鋭利な刀で断ち切る、ということから。同類語・同義語快刀乱麻(かいとうらんま)
「み」

水は方円の器に従う(みずはほうえんのうつわにしたがう)

分類ことわざ意味人間は、その交友関係・交際関係や環境によって、どんな風にもなる。人も交わる友人によって、良くも悪くもなる、という意味。「方円」は、四角と丸。水は、入れ物や容器の形によって丸くなったり四角になったり、どんなにでもなる、というこ...
「い」

殷鑑遠からず(いんかんとおからず)

分類ことわざ意味失敗の前例は身近にあり、それに学ぶべきだ、という意味。戒めとすべき例は目前にある、ということ。殷の国(中国の古代の国号)が鑑みて戒めるべき例は、その前代の夏の国にある、ということから。殷が鏡としなければならないのは、王の暴政...
「め」

明鏡も裏を映さず(めいきょうもうらをうつさず)

分類ことわざ意味どんなに賢明な人物でも、時には考えの及ばないことや、目の届かないところはある、という意味。「明鏡」は、汚れや曇りの無い澄み切った鏡のこと。澄み切って物体を正確に映し出す鏡であっても、それ自体の裏側までは映すことはできない、と...
「さ」

三寸の楔(さんずんのくさび)

分類ことわざ意味物事の要のこと。楔は小さいが、しかし楔がなければすべてが成立しない、ということから。
「よ」

横槍を入れる(よこやりをいれる)

分類ことわざ意味関係のない者が横から口をはさんで妨害すること。当事者でもないのに、横から文句をつけたり、差し出口をきいたりすることをいう。向かい合って戦闘しているところに、横から槍で突きかかる、ということから。
「よ」

横車を押す(よこぐるまをおす)

分類ことわざ意味理屈に合わないことを強引に押し通すこと。無茶を言うこと。無理矢理自分の考えを押し通すこと。車の車輪の回転方向と垂直の方向に押しても、スムーズに動くはずがないことを承知の上であえて無理に押そうとする、ということから。同類語・同...
「よ」

横紙破り(よこがみやぶり)

分類ことわざ意味物事を自分の思い通りに無理に押し通そうとすること。また、筋の通らないことを平気で行うこと。和紙は、縦に漉き目が入っていて横に破れにくいものを、無理矢理に横に破ろうとする、ということから。同類語・同義語横車を押す(よこぐるまを...
「ふ」

袋の中の鼠(ふくろのなかのねずみ)

分類ことわざ意味追い詰められて逃げ出すことができない状態のこと。逃げ道のないことのたとえ。袋に入れられた鼠(ネズミ)のようである、ということから。同類語・同義語袋の鼠(ふくろのねずみ)
「ふ」

笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)

分類ことわざ意味いかに誘いおだてても、人がそれに一向に応じないこと。色々と策を講じて人を誘い込もうとしても誰も応じないことをいう。新約聖書の言葉で、人を踊らせようとして笛を吹いても誰も踊ろうとしないことから。あることをさせようと先に立って誘...