道具に関する ことわざ・格言・故事

道具に関する ことわざ・格言・故事 道具

ことわざ・格言・故事のなかで、「道具」に関するもの、「道具」類のフレーズが入ってるものをピックアップしています。

「や」

藪から棒(やぶからぼう)

分類ことわざ意味前触れもなく、突然である様子。出し抜けにすること。思いがけないこと。唐突なこと。 薮から急に棒を突き出すとびっくりする、ということから。同類語・同義語藪から棒を突き出す(やぶからぼうをつきだす)寝耳に水(ねみみにみず)窓から...
「の」

能書は筆を択ばず(のうしょはふでをえらばず)

分類ことわざ意味技芸に秀でた者は、器具・道具を選り好みしないでも、よくその才能を発揮することができる、という意味。 書を嗜む者は、筆の良否を問わず、どんな筆でも上手に書くものである、ということから。
「り」

良薬は口に苦し(りょうやくはくちににがし)

分類ことわざ意味人からの忠告を聞くのは辛いが、結局は自分のためになる、という意味。 良い薬は苦くて飲みにくいが、病気には優れた効き目がある、ということから。同類語・同義語忠言耳に逆らう(ちゅうげんみみにさからう)良薬は口に苦し、忠言耳に逆ら...
「こ」

転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)

分類ことわざ意味失敗しないようにするには、前もって注意や用心を怠らないようにするべきだ、という意味。 転んでから杖をついても何の役にも立たない。転ばない前に杖をつけ、ということから。転倒する前の杖が大切ということ。同類語・同義語濡れぬ先の傘...
「ふ」

布施ない経には袈裟を落とす(ふせないきょうにはけさをおとす)

分類 ことわざ 意味 報酬が少ないと仕事にも熱が入らず勤めるところも薄い、という意味。 お布施をくれない貰わないときには、僧侶は、略式でお経を読むのにも袈裟を身に着けない、ということから。 同類語・同義語 布施ない経に袈裟落とす(ふせないき...
「は」

盤根錯節に遇いて利器を知る(ばんこんさくせつにあいてりきをしる)

分類ことわざ 意味紛糾して解決の難しい事案に直面すると、これに当たる人間の手腕や才能を知ることができる、という意味。人間の実力というものは解決が困難な事態に遭遇したときに初めて分かるものだ、ということ。 「盤根錯節」とは、根や節が入り組んで...
「つ」

杖を挙げて犬を呼ぶ(つえをあげていぬをよぶ)

分類ことわざ 意味人に危害を与えるような下心があれば、親しみや愛情を持った人が言葉をかけても寄り付かない、という意味。 杖を振り上げて犬を呼んでも、犬は近寄ってこない、ということから。 害心あれば親愛の言でも寄りつかない、ということ。
「ひ」

瓢箪の川流れ(ひょうたんのかわながれ)

分類ことわざ 意味うきうきして落ち着かない様子をたとえた言葉。 瓢箪のように、軽い物体が川へ流れる様子から。
「た」

胆斗の如し(たんとのごとし)

分類ことわざ 意味少しの物事では動じないこと。非常に大胆であること。胆が据わっていること。 「斗」は、お酒を酌む柄杓あるいは一斗升(桝)のこと。胆(きも)の大きさが、一斗升程もある、ということから。
「い」

板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)

分類ことわざ 意味船乗りは極めて危険な仕事である。また、危険と紙一重のところにいることのたとえ。 船の底に敷く「板子」(いたご)の下は、深い海である、ということから。
「む」

向かう鹿には矢が立たず(むかうししにはやがたたず)

分類 ことわざ 意味 素直で従順なものには攻撃は仕掛けられない、ということ。 こちらを向いている鹿では、矢を射かけるわけにもいかない、ということから。
「み」

蓑着て火事場へ入る(みのきてかじばへはいる)

分類 ことわざ 意味 自ら進んで身の危険を招くことのたとえ。 植物の葉で作られた燃えやすい素材の蓑を身に着けて火事場へ行く、ということから。 同類語・同義語 蓑着て火事場に入る(みのきてかじばにはいる)
「ほ」

帽子と頭巾(ぼうしとずきん)

分類 ことわざ 意味 大した違いがないこと。似たり寄ったりのことをいう。 帽子と頭巾は、形は多少異なるが、どちらも頭にかぶる点では同じである、ということから。
「へ」

下手の道具立て(へたのどうぐだて)

分類 ことわざ 意味 下手な者ほどあれこれと道具を揃えるのにうるさいものだ、という意味。下手な者が準備ばかり大袈裟にすることをいう。 「道具立て」とは、道具を整え並べることで、いい道具を揃えたり、道具を選んだりすること。 同類語・同義語 下...
「こ」

弘法筆を選ばず(こうぼうふでをえらばず)

分類 ことわざ 意味 優れた技術を持っている人は、どんな道具を使っても、優れた成果を上げるものである、という意味。 良い仕事をするのは、道具ではなく、その人の腕である、ということ。また、名人は道具選びをしない、ということ。 対義語・反対語 ...
「は」

破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)

分類 ことわざ 意味 一度夫婦別れしてしまったものを、再び元のようにすることはできない、という意味。夫婦の離別をいう。 「破鏡」とは、昔夫婦が離別に際し、後日の形見に鏡を破ってその一片を持っていたということから。 同類語・同義語 覆水盆に返...
「ふ」

覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)

分類 ことわざ 意味 一度してしまったことは取り返しがつかない。また、一度離別してしまった夫婦は、戻そうとしても戻らないものだ、という意味。 昔、中国の呂尚という者が、本ばかり読んで働かないため、その妻は呆れて別れてしまった。のちに呂尚が出...
「た」

宝の持ち腐れ(たからのもちぐされ)

分類 ことわざ 意味 役に立つものを持ちながら、利用しないこと。また、優れた才能や技術を持ちながら、活用しないこと。 せっかくの宝を持っているのに、そのまま腐らせてしまう、という意味から。使えばこそ生きる宝を使わずに握っていて腐らせてしまう...
「ほ」

惚れた病に薬なし(ほれたやまいにくすりなし)

分類 ことわざ 意味 恋煩いを治す薬は無い、という意味。恋の病を癒すべき良薬は無い、ということ。
「ひ」

氷炭相容れず(ひょうたんあいいれず)

分類 ことわざ 意味 性質が正反対で一致しないこと。 「氷炭」のは、氷と炭の意味。冷たい氷と熱せられた炭は、お互いに相手を受け入れられない、ということから。