子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ)

子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ) 「こ」

分類

ことわざ

意味

親というものは、子を思う心に一生拘束されて生きるものだ、という意味。
「首枷」は、罪人の首にはめて自由を奪う刑罰道具のこと。「三界」は、仏教用語で、過去(前世)・現在(現世)・未来(来世)、または欲界・色界・無色界のことで、世の中のことをいう。親にとって子供というものは、いつまでも首にはめられた枷(首枷)のように自分の念頭を離れないで、生死を脱する妨げとなる。子供に対する愛着の情念はいよいよ深まって、子供によって受ける苦痛は、いつまでも消え去らないものである、ということ。

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