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「わ」

禍を転じて福と為す(わざわいをてんじてふくとなす)

分類ことわざ意味災難が起きても挫けないで、逆にそれを利用して幸せになるように努めること。降りかかってきた災難も上手に始末すれば、幸福に転じることができる、ということから。悪いことが起きるともう起きないようにと注意するから、むしろ幸福に暮らせ...
「わ」

我が身を抓って人の痛さを知れ(わがみをつねってひとのいたさをしれ)

分類ことわざ意味自分が辛く苦しい思いをしたときに当てはめて、他人の苦痛を思いやるようにしなければならない、という意味。自分が嫌なことは他人にもしないようにしなければならない、ということ。自分の身体を抓ったその痛みから、人の身の痛みも分かるも...
「わ」

我が仏尊し(わがほとけとうとし)

分類ことわざ意味頑固で人に逆らうこと。広く世間を見ないで、自分の家の仏が一番尊いとして決めつける、ということから。同類語・同義語我が家の仏尊し(わがやのほとけとうとし)
「う」

独活の大木(うどのたいぼく)(うどのたいぼく)

分類ことわざ意味見かけは大きくて立派だが、何の役にも立たないもののこと。また、一見丈夫そうだが体の弱い人のこと。植物の独活(ウド)は、成長すると2メートル程になるが、若芽の時のように食用にもできず、かといって折れやすいので材木・用材にもなら...
「お」

大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)

分類ことわざ意味身体は大きいのに頭が良くない男性を馬鹿にして言う言葉。「総身」は、全身のこと。元は江戸時代の川柳で、身体が大きすぎて少ない知恵が全身に行き渡らない、ということから。同類語・同義語 独活の大木(うどのたいぼく)対義語・反対語 ...
「ま」

待つうちが花(まつうちがはな)

分類ことわざ意味どんなことでも楽しみにして待っている間こそ最も楽しいもので、現実のものになってしまうとさほどではないことが多いものだ、という意味。同類語・同義語待つが花(まつがはな)
「ま」

待つ身より待たるる身(まつみよりまたるるみ)

分類ことわざ意味人を待つのは辛いものだから、人から待たされても待つ身にはなるな、という意味。同類語・同義語待たるるとも待つ身になるな(またるるともまつみになるな)
「ま」

蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)

分類故事意味前もって努力をしなければ、良い結果は生まれない、という意味。種をまかなければ芽は出ないのだから、何もしないで報いを期待してはいけない、ということから。
「め」

名物に旨い物なし(めいぶつにうまいものなし)

分類ことわざ意味評判が高いものも、実際は大したことはない、という意味。その土地の名物といわれる食べ物も、実際に食べてみるとあまりおいしいものではない、ということから。同類語・同義語 名所に見所なし(めいしょにみどころなし)
「め」

名所に見所なし(めいしょにみどころなし)

分類ことわざ意味名高いものであるほど実を伴わないものである、という意味。名の実に伴わないことのたとえ。名所といわれるところは数多あるが、観て意味のある場所はないものである、ということから。同類語・同義語 名物に旨い物なし(めいぶつにうまいも...
「め」

面壁九年(めんぺきくねん)

分類故事意味目的のために、辛抱強く粘り抜くことをいう。達磨大師が壁に向かって、九年間座禅を組み心を静めて悟りをひらいたという故事から。同類語・同義語九年面壁(くねんめんぺき)
「め」

目の寄るところに玉も寄る(めのよるところにたまもよる)

分類ことわざ意味似た者同士が寄り集まること。同類が互いに引き合うこと。また、同じようなことは続いて起きやすいことをいう。目を動かせばそれにつれて眼球(瞳)も動く、ということから。同類語・同義語目の寄るところへ球が寄る(めもよるところへたまが...
「め」

目は口程に物を言う(めはくちほどにものをいう)

分類ことわざ意味目つきで口で言うほどに意志を通じることをいう。目は心の窓と呼ばれることだけあって、そのつもりなら口で話すのと同じくらい気持ちを相手に伝えるものである、ということ。同類語・同義語目も口程に物をいう(めもくちほどにものをいう)
「け」

犬兎の争い(けんとのあらそい)

分類ことわざ意味争いのはてに、第三者に利益を横取りされてしまうこと。犬が兎(ウサギ)を追いかけてお互いに倒れてしまい、農夫がやすやすと獲物を手に入れた、という話から。
「け」

毛を吹いて疵を求む(けをふいてきずをもとむ)

分類ことわざ意味他人の隠れた小さな欠点を探し出すことをいう。また、好んで人の欠点を暴いて逆に自分の欠点をさらけ出してしまうことのたとえ。毛に息を吹きかけて小さな傷を探し出す、ということから。
「け」

月下氷人(げっかひょうじん)

分類故事意味結婚の仲人のこと。月下の老人と、氷上の人という意味。どちらも結婚媒酌人のことを指し、二つ合わせてこのようにいう。唐代の韋固という人が月夜に世の中全体の男女の縁を調べる老人に出会い、十四年先の妻を予言され現実となる話と、狐策という...
「け」

健康は富に優る(けんこうはとみにまさる)

分類ことわざ意味健康であることが財産よりも大切だ、という意味。
「う」

牛の歩みも千里(うしのあゆみもせんり)

分類ことわざ意味たゆまず努力をすれば、良い結果が生じることのたとえ。牛のゆっくりとした遅い歩みでも、怠けずにいけば千里の道も行くことができる、ということから。
「う」

有卦に入る(うけにいる)

分類ことわざ意味運が向いてくること。幸運の運勢に入った、または幸運に巡り合うようになる、という意味。「有卦」は、陰陽道で幸運が訪れると定めた年回りのこと。吉事が七年間つづくという年回りのこと。なお、無卦(むけ)は次の五年の凶運の年回りのこと...
「う」

氏無くして玉の輿(うじなくしてたまのこし)

分類ことわざ意味女性は美しければ、身分の低い家柄に生まれても、地位の高い富貴な暮らしを送ることができる、という意味。氏素性の卑しい女性が、貴い人やお金持ちの家に嫁ぐ、ということから。「玉の輿」は、貴い人の乗る輿(こし)のこと。