建物

「さ」

砂上の楼閣(さじょうのろうかく)

分類 ことわざ 意味 見たところは立派でも、基礎が脆弱ですぐに駄目になり長続きしない事や実現できない事を指していう。 「楼閣」は、高い建物のこと。砂の上に建てられた高い建物は、不安定で壊れやすい、という意味。
「さ」

酒飯雪隠(さけめしせっちん)

分類 ことわざ 意味 客を招く時の心得のこと。「酒」は良い酒。「飯」は美味いご飯。「雪隠」は清潔な便所(お手洗い)。お客様を招く時には、良い酒、美味いご飯、清潔な便所を用意することが大事である、という意味。
「た」

畳の上の水練(たたみのうえのすいれん)

分類 ことわざ 意味 実際の役には立たないこと。 畳の上での水泳の練習というものは、理論や方法は分かっても、実際に水に入ると役には立たないものである、ということから。 「水練」は水泳の練習。畳の上でいくら練習を重ねても、実際の水の中での実地...
「よ」

葦の髄から天井覗く(よしのずいからてんじょうのぞく)

分類 ことわざ 意味 自分のごく限られた知識で、広い世界の全体を知っているかのように思い込み勝手な判断をしてしまうこと。 葦は細い草で、その茎の細い管を通して天井の一部分を覗き、天井全部が分かったような思い込みをする、ということから。 同類...
「の」

鑿と言えば槌(のみといえばつち)

分類 ことわざ 意味 大工道具の鑿(のみ)を持って来いと言えば、槌(つち・ハンマー)も一緒に持ってくることから、万事によく気が付くことをいう。また、機転を利かせて機敏に行動をするべきである、という意味。
「か」

火事あとの釘拾い(かじあとのくぎひろい)

分類 ことわざ 意味 家が火事で焼けてしまった後で釘を拾ってもどうにもならない、ということから、大損をした後でちょっとした倹約をしたところで役には立たない、という意味。
「こ」

五重の塔も下から組む(ごじゅうのとうもしたからくむ)

分類 ことわざ 意味 何事も、順序を追って基礎から積み重ねて初めて完成するものだ、という意味。 同類語・同義語 千里の行も足下に始まる 千里の行も一歩より起こる 千里の行も一歩より始まる 千里の道も一歩より
「と」

隣の花は赤い

分類 ことわざ 意味 隣の家の庭に咲いた花は、自分の庭の花に比べてより赤く美しく見える、ということから、他人のものはよく見えて、羨ましく思えるものだ、という意味。 また、変わったものであれば何でも欲しがること、という意味も。 同類語・同義語...
「う」

売り家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)

分類 ことわざ 意味 一代目が築き上げた家や財産も、三代目ぐらいになると奢侈・道楽・遊びに日々を過ごしたために売りに出されるということになる、というのを風刺した川柳から。 三代目がたしなみとして習得した中国風・唐様の風雅な書で「売り家」と札...
「き」

木六竹八塀十郎(きろくたけはちへいじゅうろう)

分類 ことわざ 意味 昔の暦で、木を切るのは六月に、竹を切るのは八月に、土塀は乾燥している十月に塗るのが好ましい、という意味。 庭木の手入れや家の手入れについて、人名に喩えて言った言葉。 同類語・同義語 木七竹八塀十郎
「あ」

商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)

分類 ことわざ 意味 商人は日頃、損した損したと言っているが、いつの間にかお金持ちになっているものだ、という意味。 川柳の句。
「こ」

好事門を出でず悪事千里を行く(こうじもんをいでずあくじせんりをいく)

分類 ことわざ 意味 良い評判は門を出ないで世間には伝わらないものであるが、悪い評判は瞬く間に伝播していくものだ、という意味。 同類語・同義語 悪事千里 悪事千里を行く 悪事千里を走る 好事門を出でず悪事千里を走る 好事は門を出でず悪事は千...
「お」

鬼瓦にも化粧(おにがわらにもけしょう)

分類 ことわざ 意味 醜い容貌の女性でも、化粧をすれば少しは美しく見えるものである、という意味。 同類語・同義語 藁人形も衣装から 馬子にも衣裳 馬子にも衣裳、髪かたち
「り」

梁上の君子(りょうじょうのくんし)

分類 ことわざ 意味 盗賊・泥棒のこと。また、鼠(ネズミ)のこともいう。 梁(はり)は家の天井に横に渡して棟を支える木材のこと。昔、中国である人が梁の上に潜んでいる泥棒を見て、その人の子供に「悪い癖を身につけると、あの梁の上の君子のようにな...
「む」

婿は座敷から貰え嫁は庭から貰え

分類 ことわざ 意味 婿は、自分の家よりも家柄や財産・地位・名誉の高いところから貰うと、家の格式が上がるためその家を繁栄につながり、反対に、嫁は、自分の家よりも家柄や財産・地位・名誉の低いところから貰った方が謙虚によく働くためその家を繁栄に...
「や」

焼け跡の釘拾い(やけあとのくぎひろい)

分類 ことわざ 意味 道楽をして遊びつくして、お金を湯水のように使い込んだ後に、急に倹約をする、という意味。自分の家で大火事を出しておきながら、その家が焼け跡になった後に焼けた釘を拾い集める、ということから。
「も」

門を同じくして戸を異にす(もんをおなじくしてとをことにす)

分類 ことわざ 意味 同じ門から出入りしているが家は別である、ということから、同じ一門であっても持ち味や得意なところは、それぞれ違っている、という意味。 また、同じ道に学んでも、その見るところは人によって異なる、という意味。
「と」

隣の花は赤い

ことわざのなかの「隣の花は赤い」の意味を記載したページです。「隣の花は赤い」と同じ意味のことわざも紹介しています。
「ひ」

飛鳥尽きて良弓蔵る(ひちょうつきてりょうきゅうかくる)

ことわざのなかの「飛鳥尽きて良弓蔵る(ひちょうつきてりょうきゅうかくる)」の意味を記載したページです。
「し」

敷居を跨げば七人の敵あり(しきいをまたげばしちにんのてきあり)

ことわざのなかの「敷居を跨げば七人の敵あり(しきいをまたげばしちにんのてきあり)」の意味を記載したページです。