「や」 焼きが回る(やきがまわる) 分類ことわざ意味頭の働きや技術が落ちてくること。愚鈍になること。また、年を取って頭の働きや能力が鈍り、役に立たなくなることをいう。金属を鍛えて刀や刃物を作るときに、火が回り過ぎて焼き過ぎると切れ味が鈍くなる、ということから。 2023.03.06 「や」自然身体道具
「は」 歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ) 分類ことわざ意味思っていることを遠慮せずに、ずばずばと言うこと。歯に、衣(衣服)を着せない、ということから。包み隠すところなくものをいう、という意味。同類語・同義語 歯に衣着せない 2023.02.28 「は」身体道具
「き」 義理と褌欠かされぬ(ぎりとふんどしはかかされぬ) 分類ことわざ意味どんな時でも義理を欠いてはならないもので、世間を渡っていく上で重要なものだ、という意味。男性が常時身に着けている褌と、世間に対して欠くことのできない義理を合わせて、義理を説いた言葉。同類語・同義語 義理と褌は欠かせぬ 義理と... 2023.02.23 「き」道具
「の」 嚢中の錐(のうちゅうのきり) 分類ことわざ意味優れた才能は、他人が覆い隠そうとしても自然と世に現れるものである、という意味。「嚢(のう)」は、袋。袋に錐(きり)を入れると、錐の尖った先端が袋を破って突き出てしまうことから。 2023.02.16 「の」道具
「ね」 猫も杓子も(ねこもしゃくしも) 分類ことわざ意味何もかも。だれもかれも。どんな人も皆、という意味。猫や杓子(ご飯や味噌汁などを掬う道具)までも、ということから。または、「女子も弱子(じょしもじゃくしも)」や「女子も若子(めこもじゃくしも)」から変化したなどの説もある。 2023.02.15 「ね」動物道具食べ物
「け」 蛍雪の功(けいせつのこう) 分類故事意味艱難辛苦(かんなんしんく:酷く辛い目や困難な目にあって苦しむこと)を重ねて学問をすることをいう。貧乏のため蛍の光や雪の光で書を読んで苦学したという故事から。昔、中国の車胤(しゃいん)というは家が貧しかったため蛍を捕まえて袋に入れ... 2023.02.11 「け」動物自然道具
「は」 張子の虎(はりこのとら) 分類ことわざ意味実力も無いくせに威勢だけはよく虚勢を張る人のこと。あるいは、何事にもただ首を縦に振る人のこと。または、首をよく振り動かす癖のある人のこともいう。「張子の虎」は、紙と竹で作った張子でできた虎の形の郷土玩具のこと。首の部分がゆら... 2023.01.27 「は」動物身体身振り道具
「つ」 爪に火を点す(つめにひをともす) 分類ことわざ意味非常にケチで倹約なことのたとえ。また、貧しさをしのぐため切り詰めて生活することをいう。蠟燭(ロウソク)や油の代わりに、爪の先に火をつけて灯りにする、ということから。同類語・同義語 爪に火灯す(つめにひともす) 2023.01.25 「つ」自然身体道具
「わ」 藁で束ねても男は男(わらでたばねてもおとこはおとこ) 分類ことわざ意味どんなにつまらない男でも男は男である、という意味。どんな貧相な身なりであっても男には男の価値があるものだ、ということ。髪の毛を藁くずで束ねているような貧乏な暮らしをしているような男であっても、男には男の威厳や権威もあるものだ... 2023.01.20 「わ」身体道具
「ひ」 人と入れ物は有り合わせ(ひとといれものはありあわせ) 分類ことわざ意味人と入れ物はその場にあるものを使えば何とか用が足りるものだ、という意味。人と器や器物等の入れ物は、沢山あればあったで便利なものであるし、少なければ少ないで何とかなるものである、ということから。人と器は有り合わせたものを使うの... 2023.01.19 「ひ」道具
「こ」 琴柱に膠す(ことじににかわす) 分類ことわざ意味柔軟性の無いこと、融通が利かないことをいう。膠(にかわ)で琴柱を動かないようにして固定してしまうと音の調子を変えることができなくなる、ということから。「琴柱」は、琴の胴に立てて弦を支える柱のことで、その位置によって音の高低を... 2023.01.12 「こ」道具
「も」 元の鞘に収まる(もとのさやにおさまる) 分類ことわざ意味紛糾したことが収まって元通りになること。また、離婚したり喧嘩別れしたりした人同士が、仲直りをして、また元通りの関係に戻ることをいう。抜いた刀を、また元通りに鞘に入れる、ということから。同類語・同義語 元の鞘にへはまる 2023.01.05 「も」家族道具
「む」 昔取った杵柄(むかしとったきねづか) 分類ことわざ意味一度習熟したことは、その後長く時を経ても、忘れることなくその技術を発揮す得ることをいう。「杵柄」は、臼に入れた米などを搗く杵の、手で持つ部分のこと。杵柄を持って、昔餅をよく搗いた、ということから。以前、鍛えていて今でもまだ自... 2023.01.02 「む」道具食べ物
「と」 毒を食らわば皿まで(どくをくらわばさらまで) 分類ことわざ意味何をするにも徹底した方が良い、という意味。また、一度罪を犯したのならば、徹底的に罪を重ねる、という意味も。どうせ毒を食ってしまったのだから、同じ毒を食って死んでしまう以上は、毒を盛った皿まで舐めてしまう方が良い、ということか... 2022.12.21 「と」道具
「と」 毒を以て毒を制す(どくをもってどくをせいす) 分類ことわざ意味悪人や悪事を抑えるために、他の悪人や悪事を使うことをいう。毒に当たった人に対して別の毒薬を使って治療をすることから。毒で毒を制御する、ということから。ここでの毒は、社会的な毒の意味で、悪一般を指す。悪を使って社会悪を取り除く... 2022.12.20 「と」道具
「に」 二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく) 分類ことわざ意味一人で二つの異なる職業を兼ねることをいう。一人に人が相互に矛盾する二つの職業を持つこと。一度に一足しか履けないはずの足に、二足の草鞋を履く、ということから。江戸時代では、博徒(賭博を職業とする者。博打打)が罪人を捕える捕り手... 2022.12.16 「に」職業身体道具
「に」 二足の草鞋は履けぬ(にそくのわらじははけぬ) 分類ことわざ意味二つの事を同時に行うことはできない、という意味。同類語・同義語 二足草鞋は履けぬ 二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく) 2022.12.15 「に」道具
「け」 下駄も阿弥陀も同じ木のきれ(げたもあみだもおなじきのきれ) 分類ことわざ意味身分の違いは、心掛けや境遇の違いで生じるのであり、根本は同じだということのたとえ。貴賤の別はあるけれど、元は同じものから出たものだ、ということ。一方は下駄になり、一方は木造の仏像である阿弥陀になっているが、元は同じ木の端で作... 2022.12.08 「け」植物道具
「は」 馬鹿に付ける薬はない(ばかにつけるくすりはない) 分類ことわざ意味薬は沢山あるけれど、馬鹿を治す薬はない、馬鹿はどうにもしようのないものである、という意味。馬鹿はどんな薬を付けても利口になるわけではない。救いようのないことを表した言葉。 2022.12.07 「は」道具
「は」 馬鹿と鋏は使いよう(ばかとはさみはつかいよう) 分類ことわざ意味人を使うときは、その人に合わせて使わなくてはならない、という意味。鋏(はさみ)は、使い方でよく切れるものである。馬鹿な者でも何か優れた点を持っているから、使い方によっては結構役に立つものである。切れない鋏もうまく使えば切れる... 2022.12.05 「は」道具