「つ」 杖に縋るとも人に縋るな(つえにすがるともひとにすがるな) 分類ことわざ意味滅多に人を頼ってはいけない、他人に依頼心を起こしてはならない、という意味。人に縋る(すがる)くらいなら杖に縋れ、ということから。 2021.06.28 「つ」道具
「さ」 猿に烏帽子(さるにえぼし) 分類ことわざ意味猿に烏帽子を被せるということから、人柄に相応しくない言動をいう。礼服・正装の帽子である烏帽子を猿に被せても似合うものではない。どんなに外観を飾っても内面がそれに釣り合ってないことをいう。 2021.06.25 「さ」動物道具
「こ」 光陰矢の如し(こういんやのごとし) 分類ことわざ意味月日の過ぎ去っていくのは飛んでいく矢のようなものだ。時間の経過の早いことのたとえ。「光」は太陽、「陰」は月のこと。年月が早く過ぎ去っていくことは、まるで矢が一瞬の間に飛び去るように早く、しかも過ぎ去った時間は、矢が再び元へと... 2021.06.17 「こ」自然道具
「い」 韋編三度絶つ(いへんみたびたつ) 分類ことわざ意味韋編は、竹札を皮紐で綴じた中国古代の書物のことで、その韋編の皮紐が三度も切れてしまったことから、書物を繰り返し熟読することをいう。また、何回も読書をすること。同類語・同義語 韋編三絶 2021.06.12 「い」道具
「し」 重箱の隅を楊枝でほじくる 分類ことわざ意味些細なことまで詮索することのたとえ。細かなどうでもよいことを、うるさく調べたり、問題にしたりすること。食べ物を入れていた重箱の隅を細い楊枝でつっついて食べ物のカスが残っていないかを調べることから。同類語・同義語 重箱の隅を楊... 2021.06.07 「し」道具食べ物
「か」 貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる) 分類ことわざ意味小さな貝殻で海の水を汲んで海の水量を量っても、量り尽くすことはできないものであるが、そのように、浅学非才の身で、浅薄な知見をもとに大きな物事を論議したり、しようとしたりすることをいう。また、その到底不可能なことをいう。同類語... 2021.05.29 「か」自然道具
「あ」 雨に沐い風に櫛る(あめにかみあらいかぜにくしけずる) 分類ことわざ意味雨風に打たれて世間の様々な苦労を味わうことをいう。雨に打たれて髪を洗い、櫛の代わりとして風で髪をとかすような、艱難辛苦をすることをいったもの。荘子から出た言葉。同類語・同義語 櫛風沐雨(しっぷうもくう) 雨に沐し風に櫛けずる... 2021.05.27 「あ」自然身体道具
「せ」 世間知らずの高枕(せけんしらずのたかまくら) 分類ことわざ意味他人はあれこれ心配しているのに、世情に疎い人間は平気でのんびりと暮らしている、という意味。世の中のことを何も知らないものは、何も心配事がなく、夜も枕を高々として安眠することができる、ということから。 2021.05.26 「せ」身体道具
「い」 一枚の紙にも表裏あり(いちまいのかみにもひょうりあり) 分類ことわざ意味とても簡単そうに見えるものにも隠れて気が付かない面もあることから、世渡りをするには、よく物事の裏表に通じていなければいけない、という意味。そこにある一枚の薄い紙は、見たところ何の変哲もない一枚の紙だが、その紙にも裏があり、表... 2021.05.09 「い」道具
「う」 内股膏薬(うちまたごうやく) 分類ことわざ意味内股に貼った膏薬は、歩くたびに右の股にも左の股にもくっついてあちこちに動いてしまうように、自分の立場や考えを持たずにその時の利益や力関係、都合によって、どちらの立場にでもなることをいう。または、態度が不安定で対立している両方... 2021.05.04 「う」身体道具
「あ」 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす) 分類ことわざ意味網が荒いと、舟を呑む(丸吞みをする)ような大きな魚を捕まえることができず逃がしてしまうことから、法律が大まかなために大罪人を捕らえることができない、という意味。また、大罪人が、たくみに法の網をくぐることで、法律の力で制するこ... 2021.05.03 「あ」乗り物動物道具
「い」 一に看病二に薬(いちにかんびょうににくすり) 分類ことわざ意味病人の回復を早めるものは、まず第一が周囲の人の心のこもった看病で、その次が医者の薬である、という意味。病気の治療には薬も大切であるが、何よりも周りの人の心のこもった看病が第一だ、ということ。 2021.04.26 「い」職業道具
「え」 笑みの中の刀(えみのなかのかたな) 分類ことわざ意味うわべでは優しく笑顔を作りながら、内心では悪意を持っていたり人を傷つけようとしていることをいう。同類語・同義語 笑中に刀あり(しょうちゅうにとうあり) 2021.04.25 「え」道具
「い」 戦を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ) 分類ことわざ意味戦いを見てあわてて矢を作る、ということから、事件が起こってしまってから準備をすること。矧ぐ(はぐ)とは、矢竹に羽をつけて矢を作るという意味。同類語・同義語 泥棒を見て縄を綯う 泥縄 泥棒を捕らえて縄を綯う 盗人を捕らえて縄を... 2021.04.22 「い」戦道具
「と」 泥棒を見て縄を綯う(どろぼうをみてなわをなう) 分類ことわざ意味泥棒を見てから捕らえるための縄を綯って(なって)いたのでは間に合わない、ということから、日頃から用意をしておけばよいのに、事が起こってからあわてて準備しても間に合わない、という意味。行き当たりばったりやその場その場の成り行き... 2021.04.21 「と」道具
「わ」 藁人形も衣裳から(わらにんぎょうもいしょうから) 分類ことわざ意味つまらない人間も美しい着物で着飾ると立派に見えるものだ、という意味。同類語・同義語 馬子にも衣裳 鬼瓦にも化粧 2021.03.24 「わ」道具
「わ」 若木の下で笠を脱げ(わかぎのしたでかさをぬげ) 分類ことわざ意味笠を脱ぐという行為は、尊敬の念を示す動作のこと。若い木は後にどんな大木になるか分からないものであるが、人もまた、若者は将来どんなに立派な人に成長するか分からない。そのため、そういった若者の前では軽んじたりせずに笠を脱いで敬い... 2021.03.22 「わ」植物道具
「わ」 我が家楽の釜盥(わがいえらくのかまだらい) 分類ことわざ意味お釜と盥(たらい)を兼用で使用するような道具の無い貧乏で不自由な生活でも、我が家は楽しいものである、という意味。同類語・同義語 我が栄楽の金盥(わがえいらくのかなだらい) 2021.03.21 「わ」道具
「り」 良馬は鞭影を見て行く(りょうばはべんえいをみていく) 分類ことわざ意味優れた人物は、他人の指示や指導を待たずに行動ができる、という意味。良い馬というものは、鞭でその尻を叩かれる前に、鞭の影を感じ取るだけで走る速度を上げることができる、ということから。同類語・同義語 良馬は鞭声を見て行く(りょう... 2021.03.12 「り」動物身体道具
「よ」 夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち) 分類ことわざ意味女の人というものは、夜暗いところで見たり遠方から離れて見たり笠をかぶった顔をのぞき見た時に、美人に見えるものだ、という意味。女性が美しく見える場合を三つ挙げて並べた言葉。 2021.02.25 「よ」身体道具