「こ」 弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり) 分類ことわざ意味その道の名人や達人のような技芸の優れた者でも、失敗することがあるものだ、という意味。弘法大師のような書道の名人でも、時には書き誤ることがある、ということから。「弘法」は、僧侶の空海のことで、嵯峨天皇、橘逸勢と並んで三筆と称さ... 2021.12.20 「こ」職業道具
「か」 枯れ木も山の賑わい(かれきもやまのにぎわい) 分類ことわざ意味つまらないものでも、ないよりはましである、という意味。たとえ枯れ木でも、あれば山が賑やかになり趣を添える、ということから。自分のことをへりくだって使う言葉で、他人に対しては使わない。同類語・同義語 蟻も軍勢(ありもぐんぜい) 2021.11.15 「か」植物自然
「く」 腐り縄に馬繋ぐ(くさりなわにうまつなぐ) 分類ことわざ意味頼りにならない様子をたとえた言葉。また、成功など有り得ないことのたとえ。腐った縄に馬を繋げば、馬はいつしか放たれてしまうかもしれない、ということから。同類語・同義語 腐り縄に馬繋ぐ如し 2021.11.14 「く」動物道具
「き」 窮鳥懐に入れば猟師も殺さず(きゅうちょうふところにいればりょうしもころさず) 分類ことわざ意味人が困って助け・救いを求めてきたときは、どんな事情があっても助けてあげることが人情の常である、という意味。猟師は鳥を捕獲することを仕事とするものだが、その猟師でも、追い詰められて逃げ場を失った鳥が自分を頼みにして逃げ込んでく... 2021.10.25 「き」動物職業
「か」 管鮑の交わり(かんほうのまじわり) 分類ことわざ意味どんな場合にもよく理解し合った極めて親密な交際のことをいう。昔、中国の春秋時代に、斉の管仲と鮑叔という者がいた。二人は仲が良くまだ出世する前に、二人で商いをして管仲の方が余計に利益を多く取ったが、鮑叔は彼が貧しいことを知って... 2021.10.21 「か」商売(ビジネス)
「き」 机上の空論 分類ことわざ意味頭の中で考えただけの、実際には役には立たない考えや計画のこと。机の上で考えた役立たない考えや計画、という意味から。同類語・同義語 画餅に帰す 画餅 絵に描いた餅 畳の上の水練 2021.10.14 「き」道具
「か」 画餅に帰す(がべいにきす) 分類ことわざ意味絵に描かれた餅は、いかに上手に描いてあっても食べることができず実際の役には立たないことから、無駄骨折りに終わること。また、役に立たなくなってしまうこと。同類語・同義語 絵に描いた餅 画餅 机上の空論 畳の上の水練 2021.10.11 「か」食べ物
「か」 金槌の川流れ(かなづちのかわながれ) 分類ことわざ意味金槌(かなづち)は、川などの水の中で頭の方が沈んでしまい浮かぶことができないものだが、そのように常に他人に対して下積みとなって頭が上がらないことをいう。 2021.09.17 「か」自然身体道具
「か」 金の切れ目が縁の切れ目 分類ことわざ意味客と商売人に限らず、金銭で繋がれている親密な関係を作っていても、金銭が無くなり得にならないと思われると同時に縁が切れ離散していってしまうものだ、という意味。また、人はお金があるうちはちやほやされるが、お金が無くなると途端に冷... 2021.09.13 「か」お金商売(ビジネス)
「こ」 志ある者は事ついに成る 分類ことわざ意味しっりした意志や志を持って事にあたる者は、最後には必ず事が成就するものである、という意味。同類語・同義語 志ある者は竟に成る(こころざしあるものはついになる) 2021.08.31 「こ」
「か」 火事あとの釘拾い(かじあとのくぎひろい) 分類ことわざ意味家が火事で焼けてしまった後で釘を拾ってもどうにもならない、ということから、大損をした後でちょっとした倹約をしたところで役には立たない、という意味。 2021.08.05 「か」建物道具
「こ」 五重の塔も下から組む(ごじゅうのとうもしたからくむ) 分類ことわざ意味何事も、順序を追って基礎から積み重ねて初めて完成するものだ、という意味。同類語・同義語 千里の行も足下に始まる 千里の行も一歩より起こる 千里の行も一歩より始まる 千里の道も一歩より 2021.07.05 「こ」建物
「こ」 好事魔多し(こうじまおおし) 分類ことわざ意味良いことやめでたいことは、とかく邪魔が入りやすいものだ、という意味。「好事」は、良いこと、めでたいことの意味。同類語・同義語 月に叢雲花に風 花に嵐 好事魔障多し 2021.07.01 「こ」
「こ」 光陰矢の如し(こういんやのごとし) 分類ことわざ意味月日の過ぎ去っていくのは飛んでいく矢のようなものだ。時間の経過の早いことのたとえ。「光」は太陽、「陰」は月のこと。年月が早く過ぎ去っていくことは、まるで矢が一瞬の間に飛び去るように早く、しかも過ぎ去った時間は、矢が再び元へと... 2021.06.17 「こ」自然道具
「か」 蝸牛角上の争い(かぎゅうかくじょうのあらそい) 分類ことわざ意味非常に些細なことやつまらないことについて争うことをいう。蝸牛(カタツムリ)の左の角にある「触氏」と、右の角にある「蛮氏」が、角の上で互いの領地を奪い合って争ったという寓話より、天下は一蝸のようなものだ、という荘子に見える言葉... 2021.06.14 「か」動物戦
「こ」 子故の闇に迷う(こゆえのやみにまよう) 分類ことわざ意味子供を溺愛するあまりに、親は闇夜に道に迷った者のように、子供への愛情にひかされてあれこれ分別も忘れて思い迷い正常な判断ができなくなることをいう。同類語・同義語 子故に迷う親心 2021.06.05 「こ」家族
「か」 貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる) 分類ことわざ意味小さな貝殻で海の水を汲んで海の水量を量っても、量り尽くすことはできないものであるが、そのように、浅学非才の身で、浅薄な知見をもとに大きな物事を論議したり、しようとしたりすることをいう。また、その到底不可能なことをいう。同類語... 2021.05.29 「か」自然道具
「か」 蛙の子は蛙 分類ことわざ意味子供の性質は、親に似るものだ。子供は親の進んだ道を行くものだ、という意味。または、つまらない平凡な人間の子は、やはりつまらない平凡な人間にしかならない、という意味も。蛙(カエル)の子供であるオタマジャクシは、むしろ魚に似てい... 2021.05.28 「か」動物家族
「か」 堅い木は折れる 分類ことわざ意味普段は強健な人間が、かえって大病を患ったり、ぽっくりと死んだりする、という意味。また、健康的な仕事一筋の人間が、何かのきっかけで気力を失うと、思いもかけずに弱点を露呈することをいう。台風などの荒れた天候の日に、かえって堅い木... 2021.05.24 「か」植物自然身体