物言えば唇寒し秋の風(ものいえばくちびるさむしあきのかぜ)

物言えば唇寒し秋の風(ものいえばくちびるさむしあきのかぜ) 「も」

分類

ことわざ

意味

余計なことを話したために、かえって自分に災難を招いてしまうこと。口(唇)は災いの元であるから、言葉は慎むべきものである、という意味。
松尾芭蕉の座右の銘としていた句。自慢したり人の悪口を言ったりした後は、秋の風のような寂しい風が心の中を吹き、自分が嫌になる、ということ。元々は、「人の短をいふ事なかれ、己が長をいふ事なかれ」の意味が込められていたが、つい余分なことを口走ったりすると、自分が災いを受けることになる、と転じた意味になった。

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