「も」

物言えば唇寒し秋の風(ものいえばくちびるさむしあきのかぜ)

分類 ことわざ 意味 余計なことを話したために、かえって自分に災難を招いてしまうこと。口(唇)は災いの元であるから、言葉は慎むべきものである、という意味。 松尾芭蕉の座右の銘としていた句。自慢したり人の悪口を言ったりした後は、秋の風のような...
「て」

天高く馬肥ゆ(てんたかくうまこゆ)

分類 ことわざ 意味 秋のさわやかな気持ちの良い季節をいう言葉。 秋は空(天)も高く澄み渡り、馬も食欲が出て餌をよく食べてたくましく太る季節である、ということから。 同類語・同義語 秋高く馬肥ゆ(あきたかくうまこゆ) 天高く馬肥ゆる秋 天高...
「と」

灯火親しむべし(とうかしたしむべし)

分類 ことわざ 意味 秋の夜は灯火の下で、読書をするのに相応しい、という意味。 「灯火」は、明かり・ともしびのこと。秋は夜が長く涼しいので、読書をするのに良い季節である、ということ。読書や学問を勧める言葉。
「あ」

秋茄子嫁に食わすな(あきなすびよめにくわすな)

分類 ことわざ 意味 秋に収穫する茄子は味が良いから、嫁には勿体無いので食べさせるな、という意味。または、秋茄子は身体を冷やして毒なので、嫁に食べさせるなという逆の意味も。 一つ目は、姑が嫁に意地悪をする様子(嫁いびり)をいう。二つ目は、嫁...
「い」

一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)

分類 ことわざ 意味 青桐(あおぎり)の葉が一枚落葉したことにより天下が秋になったのを知る、ということから、ほんのちょっとした出来事の一端を見ることによって、気がつかなかった大きな出来事を知る、という意味。 また、ごくわずかな前兆から成り行...