さ行

「そ」

袖振り合うも他生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)

分類 ことわざ 意味 この世の中には沢山の人が住んでいて、生涯会うこともない場合が多いものであるが、そのような知らない人と、道でほんの少し袖が触れ合ったという程度の些細な関係でも、決して偶然ではなく、前世からの宿命のような因縁である、という...
「し」

蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)

分類 ことわざ 意味 物には専門の知識があって、その道のものはその道をよく知っている、同類は同類の行動をよく推察することができる、という意味。 また、決まった世界のことは、そこに所属する同じ仲間が最もよく知っている、ということ。 普段より蛇...
「し」

知らぬ神より馴染みの鬼(しらぬかみよりなじみのおに)

分類 ことわざ 意味 いくら親切な人でも全く面識のない人よりは、多少意地が悪くても昔からよく知った間柄の方が頼りになるものである、という意味。 神様は有り難いもの、鬼は恐ろしいものとされているが、全然知らない神様よりも馴染みのある鬼の方が何...
「さ」

猿の人真似(さるのひとまね)

分類 ことわざ 意味 意味をよく考えもしないで、他の人の言葉や行動をそのまま真似ること。 また、他人の真似をして表面を取り繕うこと。 猿は考えがあって人間の真似をするものではなく、訳も分からず真似することから。 同類語・同義語 猿真似
「さ」

猿の尻笑い

分類 ことわざ 意味 自分の欠点に気が付かずに他人の欠点を嘲笑すること。 猿が自分の尻の赤く醜いことに気が付かず、他の猿の尻を笑うことから。
「さ」

三寸の舌に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす)

分類 ことわざ 意味 不用意な言葉のために禍を招くこと。しゃべり過ぎや失言等によって身を滅ぼすことが多いことをいう。 同類語・同義語 病は口から入り禍は口から出る 口は禍の元 口は禍の門 口と財布は締めるが得
「し」

小の虫を殺して大の虫を助ける(しょうのむしをころしてだいのむしをたすける)

分類 ことわざ 意味 比較的小さいと思われる方のものを犠牲にして、大きい方を助ける、ということから、大きな事業を成功させるためには、小さく重要でない物事を犠牲にすること。全体を生かすためには一部が犠牲になってもやむを得ない、という意味。 ま...
「し」

小を捨てて大に就く(しょうをすててだいにつく)

分類 ことわざ 意味 大きく重要な物事を実行するために、小さく重要でない物事を切り捨てること。大小を比較して、小を捨てて大を取ることをいう。 同類語・同義語 小の虫を殺して大の虫を助ける 大の虫を生かして小の虫を殺す 大の虫を生かす 大事の...
「し」

死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)

分類 ことわざ 意味 どうしようもない絶望的な状況で、危険を冒してでも何とか生き残る道を求めことをいう。 また、困難を克服するために、あえて危険に挑戦することをいう。 「死中」は死ぬよりほかないというような状態のこと。「活」は生きること。 ...
「せ」

善悪は友を見よ(ぜんあくはともをみよ)

分類 ことわざ 意味 ある人が善人であるか、悪人であるかは、その友人を見ればわかる、という意味。 同類語・同義語 善悪は友による
「せ」

善悪は友による(ぜんあくはともによる)

分類 ことわざ 意味 人が善人となるのも、悪人となるのも、皆その友人の影響によるものである、という意味。 選ぶ友人の良し悪しで、人は善人にも悪人にもなるものである、ということ。 同類語・同義語 善悪は友を見よ
「し」

死人に口なし

分類 ことわざ 意味 人間死んでしまえば、何を言われても弁解ができない、という意味。 また、死人を証人にしようとしても証明のしようがなく無駄である、という意味も。 死んでしまった人は口も聞けないため、証言することも言い訳することもできない、...
「せ」

千里の道も一歩より

分類 ことわざ 意味 どんなに大きな計画も、その進行は手近なことを一つ一つ実行するところから始まる、という意味。 「千里の道」とは、非常に遠い旅路のこと。その旅路も、まず足元の第一歩から始まる、ということから。 同類語・同義語 千里の行も一...
「せ」

千里の行も一歩より起こる(せんりのこうもいっぽよりおこる)

分類 ことわざ 意味 千里に渡るような旅路の長い旅行も、最初の一歩から始まるように、遠大な計画も、まず手近なことの実行からしか始まらない、という意味。 また、日々努力をし続ければ、大事を成就することができる、という意味も。 同類語・同義語 ...
「さ」

猿に烏帽子(さるにえぼし)

分類 ことわざ 意味 猿に烏帽子を被せるということから、人柄に相応しくない言動をいう。 礼服・正装の帽子である烏帽子を猿に被せても似合うものではない。どんなに外観を飾っても内面がそれに釣り合ってないことをいう。
「せ」

栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)

分類 ことわざ 意味 将来大成する人は、幼い頃から優れた資質を備えている、という意味。 栴檀(せんだん)の木は、発芽したばかりのまだ二葉(双葉)の頃からすでに良い香りを放つ香木で、人間も非凡な人は子供の時から非凡なところが散見できるものであ...
「さ」

歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)

分類 ことわざ 意味 時間は、人間の気持ちや事情とは関わりなく過ぎ去ってしまうもので、待ってはくれない、という意味。また、過ぎ去ってしまう年月を、油断したり怠惰に過ごしたりしてはいけない、という意味も。 同類語・同義語 光陰人を待たず 光陰...
「し」

証文の出し遅れ(しょうもんのだしおくれ)

意味 どのようなに手段を考えても、もう既に手遅れになって効き目がないことのたとえ。時機を逃したために、解決が難しくなることをいう。 証文とは証拠になる文書のことで、証文を出し遅れると証拠としての役割を果たせなくなることから。
「し」

重箱の隅を楊枝でほじくる

分類 ことわざ 意味 些細なことまで詮索することのたとえ。 細かなどうでもよいことを、うるさく調べたり、問題にしたりすること。 食べ物を入れていた重箱の隅を細い楊枝でつっついて食べ物のカスが残っていないかを調べることから。 同類語・同義語 ...
「さ」

最後に笑う者が最もよく笑う

分類 ことわざ 意味 十分に確かめないで喜んではいけない、ということ。また、何事も結果がすべてである、という意味も。 最初に笑って後で泣く人もあるが、最後に笑う人が最高である、ということから。 同類語・同義語 最後に笑う者の笑いが最上 英語...