kotowazakaku01

「い」

一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)

分類ことわざ意味災難をどうにか切り抜けて一安心しているところへ、また別の災難がやってくることをいう。同類語・同義語 前門の虎後門の狼
「よ」

世は回り持ち(よはまわりもち)

分類ことわざ意味お金のことにせよ、人の幸せ・不幸にせよ、代わる代わるやってくるものである、という意味。世の中のことは、他人事と思っていたことが我が事となって、逆に、我が事も他人事となるものだ、ということ。
「せ」

前門の虎後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)

分類ことわざ意味やっと禍をひとつ逃れて、また次の禍に遭遇すること。表の門の虎を退治したと思ったら、裏門から狼が入ってきた、ということから。同類語・同義語 一難去ってまた一難 前門虎を防ぎ後門狼を進む
「に」

女房は半身上(にょうぼうははんしんじょう)

分類ことわざ意味家が栄えるかどうかは、妻の良し悪しで決まることをいう。「身上」は家の財産のこと。女房はその半分程の価値があることから、妻によって家の盛衰が半ば定まることをいう。
「な」

鳴かぬ蛍が身を焦がす(なかぬほたるがみをこがす)

分類ことわざ意味思いを口に出して言う人よりも、口に出さない人の方が、心の中ではより一層深く思い焦がれているものである、という意味。前に「泣く蝉よりも」と付け、「泣く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」と続けて言うことも。蛍は蝉と違って鳴かない虫だ...
「て」

手酌貧乏(てじゃくびんぼう)

分類ことわざ意味酒を飲む時には、誰かに酌をしてもらって飲むと美味しいが、自分一人で酌をするのはいかにも貧乏じみている、という意味。また、酒は人と飲んでこそ美味しいものなのに、一人になってもまた酒を飲むようだと酒代がかさんで貧乏の元になる、と...
「ふ」

俯仰天地に愧じず(ふぎょうてんちにはじず)

分類ことわざ意味仰いで天に対しても、俯(ふ)して地に対しても、自分の心や行動にはいささかも恥じるところがないこと。また、心にやましいところがないことをいう。
「や」

八百屋に看板なし(やおやにかんばんなし)

分類ことわざ意味八百屋は店先に並べた野菜・果物等の品が看板になるから、わざわざ看板を出す必要はないことをいう。
「る」

瑠璃も玻璃も照らせば光る(るりもはりもてらせばひかる)

分類ことわざ意味優れた素質を持っている人物は、どんなところにいてもすぐに目立つものだ、という意味。「瑠璃」は、紺色の宝石のこと。「玻璃」は、水晶のこと。多く石の中に混じっていても、瑠璃や玻璃は、照らしてみれば光り輝くためにすぐにそれと分かる...
「ろ」

老驥櫪に伏す(ろうきれきにふす)

分類ことわざ意味かつては英雄や英傑・豪傑で名を馳せた人物が、年老って動くことさえ思うままにならないでいることをいう。駿馬が年を取って今では馬小屋に臥せっているだけだ、ということから。同類語・同義語 老驥千里を思う心(ろうきせんりをおもうここ...
「ろ」

老驥千里を思う心(ろうきせんりをおもうこころ)

分類ことわざ意味年老いた駿馬がかつて千里を走ったことを思う心、ということから、英雄が年老いてもなお心に大望を抱いていること。同類語・同義語 老驥千里を思う 老驥櫪に伏す(ろうきれきにふす)
「せ」

千日に刈った草を一日に滅ぼす(せんにちにかったくさをいちにちでほろぼす)

分類ことわざ意味長年かけた苦労の成果を一瞬で無にしてしまうこと。長い間掛かって刈り取った草も一日で焼けてしまうことから。同類語・同義語 千日に刈った萱を一日で滅ぼす
「な」

泣く子と地頭には勝たれぬ(なくことじとうにはかたれぬ)

分類ことわざ意味聞き分けの無い人に正しい道理を説いても無駄である、という意味。「地頭」は、平安時代から鎌倉時代にかけて荘園といわれた土地を司った職名で、過酷で横暴な支配を敷いて当時の権勢を欲しいままにしていたため、泣く子と同じで地頭には理屈...
「ひ」

微に入り細を穿つ(びにいりさいをうがつ)

分類ことわざ意味非常に細かいところまで行き届くこと。「微」も「細」も小さく細かいところという意味。「穿つ」は、物事を深く掘り下げるという意味。
「ひ」

左団扇で暮らす(ひだりうちわでくらす)

分類ことわざ意味苦労をせずに安楽に暮らすこと。左手に団扇を持ってゆっくりと仰ぎながら毎日を過ごす、ということから。
「ひ」

人の口に戸は立てられぬ

分類ことわざ意味口に戸が立てられれば、人の噂も止められるが、そうはいかず、世間の噂や批評は放っておくしかない、という意味。また、噂はすぐに広まり、広まるのを止めることはできない、という意味も。家の戸を閉めるように、口に戸を立てて閉めることは...
「せ」

世間の口に戸は立てられぬ

分類ことわざ意味世間の口はうるさいもので、戸を閉めるようにその口を封ずることはできない、という意味。口に戸を立てられれば、噂話は広がることはないだろうに、という意味から。同類語・同義語 世間の口に戸は立てられない 人の口に戸は立てられぬ
「せ」

赤貧洗うが如し(せきひんあらうがごとし)

分類ことわざ意味大変な貧乏で、水で洗い流したように何一つ財産を所持していない様子のこと。「赤貧」は何一つ持たずに丸裸のように貧しい様子の事。ここでの「赤」は、裸の意味。
「う」

雲泥の差(うんでいのさ)

分類ことわざ意味二つの物事が、天と地ほどかけ離れていること。「雲泥」は、天と地のこと。良いものを天に、劣ったものを地に例え、天と地ほどの違いがあるという意味から。中国から来た言葉。同類語・同義語 提灯に釣り鐘(ちょうちんにつりがね) 瓢箪に...
「つ」

月と鼈(つきとすっぽん)

分類ことわざ意味比べものにならない程、ひどくかけ離れていることをいう。月も、亀の仲間である鼈(すっぽん)の背中も、形が丸い点では似ているが、空に浮かぶ月と池の中に住む鼈では、まるで違うという意味から。同類語・同義語 提灯に釣り鐘(ちょうちん...