「ひ」

百里来た道は百里帰る(ひゃくりきたみちはひゃくりかえる)

分類ことわざ意味物事は皆その元へ帰る、という意味。また、罪を犯せば、その分だけ罪を償わなければならないことをいう。百里を歩いて来て、元に帰ろうとするならば、また百里を歩くしかない、ということから。
「は」

破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)

分類ことわざ意味一度夫婦別れしてしまったものを、再び元のようにすることはできない、という意味。夫婦の離別をいう。「破鏡」とは、昔夫婦が離別に際し、後日の形見に鏡を破ってその一片を持っていたということから。同類語・同義語 覆水盆に返らず(ふく...
「ら」

落花枝に帰らず(らっかえだにかえらず)

分類ことわざ意味一度破れたことは、再び元のようにはならないことをいう。一度落ちた花は、再び元の枝に帰らない、ということから。この後に「破鏡再び照らさず」と続けても言う。同類語・同義語 覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず) 落花枝に帰らず...
「か」

金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)

分類ことわざ意味友人にお金を貸すと、友情にひびが入るようになる、という意味。友人間でお金の貸し借りをすると、それが元で仲違いを起こしがちである、ということから。英語での表記Lend your money and lose your frie...
「も」

元の鞘に収まる(もとのさやにおさまる)

分類ことわざ意味紛糾したことが収まって元通りになること。また、離婚したり喧嘩別れしたりした人同士が、仲直りをして、また元通りの関係に戻ることをいう。抜いた刀を、また元通りに鞘に入れる、ということから。同類語・同義語 元の鞘にへはまる
「も」

元の木阿弥(もとのもくあみ)

分類ことわざ意味再び旧に復することをいう。また、折角苦労して良い状態となったのに、また元の状態に戻ること。苦労や努力が水の泡になってしまうことをいう。戦国大名の筒井順昭の身代わりを務めた木阿弥という盲人が、順昭の子順慶が成人すると用済みにな...
「け」

下駄も阿弥陀も同じ木のきれ(げたもあみだもおなじきのきれ)

分類ことわざ意味身分の違いは、心掛けや境遇の違いで生じるのであり、根本は同じだということのたとえ。貴賤の別はあるけれど、元は同じものから出たものだ、ということ。一方は下駄になり、一方は木造の仏像である阿弥陀になっているが、元は同じ木の端で作...