動物

「た」

竹に虎(たけにとら)

分類ことわざ意味調和して絵になる取り合わせや組み合わせのこと。取り合わせの良いもの。同類語・同義語 紅葉に鹿(もみじにしか) 牡丹に唐獅子(ぼたんにからじし) 竹に雀(たけにすずめ) 梅に鶯柳に燕(うめにうぐいすやなぎにつばめ) 梅に鶯(う...
「う」

梅に鶯(うめにうぐいす)

分類ことわざ意味同じ季節のもので、調和して絵になるようなものの取り合わせをいう言葉。とりあわせよく、うまく調和するもののこと。同類語・同義語 梅に鶯柳に燕(うめにうぐいすやなぎにつばめ) 紅葉に鹿(もみじにしか) 牡丹に唐獅子(ぼたんにから...
「い」

石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)

分類ことわざ意味なんら痛みも痒みも感じないことのたとえ。石でできた地蔵というものは、蜂に刺されても痛くも痒くもない、ということから。同類語・同義語 牛の角を蜂が刺す(うしのつのをはちがさす)
「は」

張子の虎(はりこのとら)

分類ことわざ意味実力も無いくせに威勢だけはよく虚勢を張る人のこと。あるいは、何事にもただ首を縦に振る人のこと。または、首をよく振り動かす癖のある人のこともいう。「張子の虎」は、紙と竹で作った張子でできた虎の形の郷土玩具のこと。首の部分がゆら...
「ほ」

亡羊の嘆(ぼうようのたん)

分類ことわざ意味学問の道は、多方面で多岐にわたり容易に達しがたいこと。それが転じて、方針が決まらず、どうしてよいやら途方に暮れていることもいう。逃げている羊を追いかけていたところ、道が多くて見失ってしまい嘆いている、ということから。
「か」

蛙の面に水(かえるのつらにみず)

分類ことわざ意味何を言われても、どんな仕打ちにあっても、反応がなく平気でいる様子をいう。何を言われても平然とした様子。蛙(カエル)は顔へ水をかけられても平気である、ということから。同類語・同義語 蛙の面に小便(かえるのつらにしょうべん) 蛙...
「ゆ」

雪に白鷺(ゆきにしらさぎ)

分類ことわざ意味見分けにくいことをいう。また、目立たないことをいう。白い雪の中に、これまた白い鷺である白鷺がいる、ということから。
「て」

天高く馬肥ゆ(てんたかくうまこゆ)

分類ことわざ意味秋のさわやかな気持ちの良い季節をいう言葉。秋は空(天)も高く澄み渡り、馬も食欲が出て餌をよく食べてたくましく太る季節である、ということから。同類語・同義語 秋高く馬肥ゆ(あきたかくうまこゆ) 天高く馬肥ゆる秋 天高く馬肥える...
「ね」

猫は虎の心を知らず(ねこはとらのこころしらず)

分類ことわざ意味小人物は、大人物の考えを理解できないものである、という意味。よく似ていても猫のように小さな動物は、虎のように大きな動物の心を理解できない、ということから。
「こ」

虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

分類ことわざ意味功名を得たい、あるいは、立派な成果を上げたいと思うならば、安全策を取ってばかりいるのではなく、大きな危険を覚悟しなければならない、という意味。危険を冒さなければ大きな望みは果たせない、身の安全ばかり考えていては目指すものは得...
「あ」

朝駈けの駄賃(あさがけのだちん)

分類ことわざ意味苦労をしないでわずかの間に予期しない利益を得ること。朝は馬の元気が良いので、予定外の他人の荷物を載せてやって余分の賃金を取ることもできる、ということから。
「も」

門の前のやせ犬(もんのまえのやせいぬ)

分類ことわざ意味家の中では大変威張っているが、外では小さくなっていることのたとえ。痩せた犬は、自分の家の門前では勢い良く吠えたてるが、外ではこそこそと尻尾を巻いて小さくなっている、ということから。同類語・同義語 内弁慶の外味噌(うちべんけい...
「ふ」

豚に真珠(ぶたにしんじゅ)

分類ことわざ意味どんなに値打ちのあるものでも、それが分からない人には何の価値もない、という意味。価値が分からない者に貴重なものを与えても何の役にも立てられないことをいう。豚に真珠を与えても、その価値は分からず何の役にも立たない、ということか...
「ね」

猫に小判(ねこにこばん)

分類ことわざ意味どんなに立派なものでも、価値が分からない人には、何の役にも立たない、という意味。価値が分からず何も感じないことのたとえ。猫に小判(昔のお金で大金を示す)を与えても、ちっともありがたがらない、ということから。同類語・同義語 坊...
「ゆ」

夕立は馬の背を分ける(ゆうだちはうまのせをわける)

分類ことわざ意味夕立が局地的に降ることを例えた言葉。夕立は、一頭の馬の背を、半分だけ濡らして降ったりするものである、ということから。ある場所では雨が降っているのに、ごく近い場所では晴れているということ。
「み」

水清ければ魚棲まず(みずきよければうおすまず)

分類ことわざ意味余りにも清廉潔白な人間は人に疎まれてしまう、という意味。人は行いが正しくて心が綺麗であり過ぎると、冷たい性格と思われてしまい、かえって他人に親しまれないことをいう。川や池の水があまり澄んでいると、隠れる場所や餌が無いため、か...
「す」

水魚の交わり(すいぎょのまじわり)

分類故事意味大変に仲の良い付き合い。親密な友情・交際のこと。また、切っても切れない関係。魚は水を離れては生きられない関係である、ということから。中国の『三国志演義』から。同類語・同義語 刎頸の交わり(ふんけいのまじわり) 管鮑の交わり(かん...
「ふ」

蜉蝣の一期(ふゆうのいちご)

分類ことわざ意味人の一生が短く儚いことをいう。蜉蝣(ふゆう)とは、カゲロウのこと。ごく短い間しか生きることができない寿命の短い昆虫であるカゲロウの一生、ということから。
「に」

鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん(にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん)

分類ことわざ意味些細な事を処理するのに、大袈裟な方法を用いる必要はない、という意味。用い方・用法が誤っていることのたとえ。鶏を料理するのに、牛を切る時に使用する大きな包丁を使う必要はない、ということから。論語にある言葉。同類語・同義語 鶏を...
「う」

鵜の目鷹の目(うのめたかのめ)

分類ことわざ意味熱心に物を探そうとする時の様子を表す言葉。何かを探すときの眼を鋭く光らせた熱心な目つきのこと。また、人の欠点を熱心に探そうとすることをいう。鳥の鵜や鷹が獲物を獲る時の、大きく見開いた鋭い目つきから。