さ行

「さ」

賽は投げられた(さいはなげられた)

分類ことわざ意味結果はどうあろうと、始まった以上は予定通り行動するしかない、という意味。決心したからには後戻りはできずもう実行するほかない。シーザーがローマへ進軍した際に、ルビコン川を渡ろうとした時の言葉。「賽」は、サイコロのこと。サイコロ...
「さ」

才知は身の仇(さいちはみのあだ)

分類ことわざ意味自分の才能を鼻にかけ才知を弄すれば、かえって身を滅ぼす元凶となる、という意味。
「さ」

才子多病

分類ことわざ意味才能のある人間は、とかく病気がちである、という意味。
「さ」

才子才に倒れる(さいしさいにたおれる)

分類ことわざ意味自分の才能を過信する人間は、その才能への過信から失敗しがちである、という意味。
「さ」

細工貧乏人宝(さいくびんぼうひとだから)

分類ことわざ意味細工仕事が上手な手先の器用な人は、とかく他人には重宝がられ利用されるが、自分自身はかえってうだつが上がらずいつも貧乏である、という意味。同類語・同義語 器用貧乏(きようびんぼう)
「さ」

細工は流々仕上げを御覧じろ(さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ)

分類ことわざ意味細工の方法は、よく念を入れて色々とあるのだから、方法そのものを批判をせずに、結果を見て判断してくれと、自慢するときの言い方。結果がどんなに見事であるかを今にご覧にいれることができるでしょう、どうぞご期待ください、という意味。
「し」

小人閑居して不善をなす(しょうじんかんきょしてふぜんをなす)

分類ことわざ意味徳の至らない品性の低い人間は、暇になるととかく問題を起こしがちなものである、という意味。「小人」は、小さいくだらない人間、「閑居」は、暇でゴロゴロしていること。同類語・同義語 小人閑居
「し」

蛇は寸にして人を吞む(じゃはすんにしてひとをのむ)

分類ことわざ意味英雄や偉人といわれるような優れた人物は、子供の時から人並み外れて優れた性質を示すものである、という意味。大きな蛇(大蛇)は、長さ一寸(約3cm)になる小さいうちから、すでに人を飲み込もうとするものだ、ということから。同類語・...
「さ」

座して食らえば山も空し(ざしてくらえばやまもむなし)

分類ことわざ意味働かないでじっとしていて食べるばかりで財産を使っていれば、山のような多くの財産も、いつかは食い尽くして無くなってしまうものである、という意味。「座して」は、座ったままの働かないこと。「山」は、ここでは大きな財産のこと。同類語...
「そ」

袖振り合うも他生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)

分類ことわざ意味この世の中には沢山の人が住んでいて、生涯会うこともない場合が多いものであるが、そのような知らない人と、道でほんの少し袖が触れ合ったという程度の些細な関係でも、決して偶然ではなく、前世からの宿命のような因縁である、という意味。...
「し」

蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)

分類ことわざ意味物には専門の知識があって、その道のものはその道をよく知っている、同類は同類の行動をよく推察することができる、という意味。また、決まった世界のことは、そこに所属する同じ仲間が最もよく知っている、ということ。普段より蛇が通る道筋...
「し」

知らぬ神より馴染みの鬼(しらぬかみよりなじみのおに)

分類ことわざ意味いくら親切な人でも全く面識のない人よりは、多少意地が悪くても昔からよく知った間柄の方が頼りになるものである、という意味。神様は有り難いもの、鬼は恐ろしいものとされているが、全然知らない神様よりも馴染みのある鬼の方が何なら懐か...
「さ」

猿の人真似(さるのひとまね)

分類ことわざ意味意味をよく考えもしないで、他の人の言葉や行動をそのまま真似ること。また、他人の真似をして表面を取り繕うこと。猿は考えがあって人間の真似をするものではなく、訳も分からず真似することから。同類語・同義語 猿真似
「さ」

猿の尻笑い

分類ことわざ意味自分の欠点に気が付かずに他人の欠点を嘲笑すること。猿が自分の尻の赤く醜いことに気が付かず、他の猿の尻を笑うことから。
「さ」

三寸の舌に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす)

分類ことわざ意味不用意な言葉のために禍を招くこと。しゃべり過ぎや失言等によって身を滅ぼすことが多いことをいう。同類語・同義語 病は口から入り禍は口から出る 口は禍の元 口は禍の門 口と財布は締めるが得
「し」

小の虫を殺して大の虫を助ける(しょうのむしをころしてだいのむしをたすける)

分類ことわざ意味比較的小さいと思われる方のものを犠牲にして、大きい方を助ける、ということから、大きな事業を成功させるためには、小さく重要でない物事を犠牲にすること。全体を生かすためには一部が犠牲になってもやむを得ない、という意味。また、さほ...
「し」

小を捨てて大に就く(しょうをすててだいにつく)

分類ことわざ意味大きく重要な物事を実行するために、小さく重要でない物事を切り捨てること。大小を比較して、小を捨てて大を取ることをいう。同類語・同義語 小の虫を殺して大の虫を助ける 大の虫を生かして小の虫を殺す 大の虫を生かす 大事の前の小事
「し」

死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)

分類ことわざ意味どうしようもない絶望的な状況で、危険を冒してでも何とか生き残る道を求めことをいう。また、困難を克服するために、あえて危険に挑戦することをいう。「死中」は死ぬよりほかないというような状態のこと。「活」は生きること。同類語・同義...
「せ」

善悪は友を見よ(ぜんあくはともをみよ)

分類ことわざ意味ある人が善人であるか、悪人であるかは、その友人を見ればわかる、という意味。同類語・同義語 善悪は友による
「せ」

善悪は友による(ぜんあくはともによる)

分類ことわざ意味人が善人となるのも、悪人となるのも、皆その友人の影響によるものである、という意味。選ぶ友人の良し悪しで、人は善人にも悪人にもなるものである、ということ。同類語・同義語 善悪は友を見よ