kotowazakaku01

「お」

鬼の霍乱(おにのかくらん)

分類 ことわざ 意味 いつも健康で丈夫な人が、珍しく急な病気を患ってしまうこと。 霍乱とは、暑気あたり・熱中症・日射病・夏バテの意味。ここでの鬼は、丈夫で健康な人の意味をいう。
「え」

海老で鯛を釣る

分類 ことわざ 意味 海老(エビ)のような小さく安いものを餌にして大きな高い鯛を釣る、ということから、海老のような小さなつまらないものを他人に与え鯛のような立派なものをもらう、という意味。 また、わずかな元手や小さな資本で多くの利益を得るこ...
「い」

医を信ぜざればその病癒えず(いをしんぜざればそのやまいいえず)

分類 ことわざ 意味 医者を信用して病に関わるすべてのことを任せる気持ちにならなければ病気は治癒しない、という意味。 同類語・同義語 医者上手にかかり下手
「い」

医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)

分類 ことわざ 意味 どんなに名医であっても、患者がその医者の言うことを守らなければ治療はうまくいかない。病人は医者を信用して、その指示を忠実に守らなければならない、という意味。 同類語・同義語 医を信ぜざればその病癒えず
「あ」

飛鳥川の淵瀬(あすかがわのふちせ)

分類 ことわざ 意味 世の中のことは栄枯盛衰常ならぬことをいった言葉。世の中の様々な物事は、遷り変わるものだ、ということ。 古今和歌集の歌「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵は今日の瀬となる」からきた言葉。飛鳥川の流れは急で、昨日は淵であった...
「う」

馬に乗るとも口車に乗るな

分類 ことわざ 意味 あまり調子良く物事が運ぶような話には注意した方が良い、という意味。
「あ」

足元から鳥が立つ

分類 ことわざ 意味 こんなところから飛び立つと思わなかった鳥が、足元から飛び出せば誰しもびっくりするものだ、ということから、すぐそばで突然思いがけない出来事が起こり騒ぎ立てこと。 また、急に思い立ったように、慌てて物事を始めること、という...
「あ」

阿漕が浦に引く網(あこぎがうらにひくあみ)

分類 ことわざ 意味 阿漕が浦は、三重県津市付近の海岸。「伊勢の海阿漕が浦に引く網も度重なれば人もこそ知れ」という古歌からきた言葉で、隠し事も幾度か重なると、おのずと人に知られてしまう、という意味。 阿漕が浦は元々は伊勢神宮に供えるための禁...
「あ」

青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)

分類 ことわざ 意味 教えを受けた弟子(教え子)の方がその師(先生)よりも優れていること。また、弟子の方が偉くなったり立派になること。 青の色は藍という草から取って作るが、染めた青色がその原料植物の藍草よりもさらに青い、という中国の「荀子」...
「あ」

赤子の腕を捩る(あかごのうでをねじる)

分類 ことわざ 意味 骨の弱い赤ん坊の腕をねじるのは非常にやさしいことであるが、それだけにまた、その行為は愚かしいことである。強い者が弱い者いじめをすること。また、抵抗力のない赤ん坊の腕や手をねじるように、簡単に相手を打ち負かし自分の思うま...
「あ」

商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)

分類 ことわざ 意味 商人は日頃、損した損したと言っているが、いつの間にかお金持ちになっているものだ、という意味。 川柳の句。
「こ」

好事門を出でず悪事千里を行く(こうじもんをいでずあくじせんりをいく)

分類 ことわざ 意味 良い評判は門を出ないで世間には伝わらないものであるが、悪い評判は瞬く間に伝播していくものだ、という意味。 同類語・同義語 悪事千里 悪事千里を行く 悪事千里を走る 好事門を出でず悪事千里を走る 好事は門を出でず悪事は千...
「あ」

悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)

分類 ことわざ 意味 悪い噂や悪い行為は、すぐに世間に知れ渡ってしまい隠し通することはできない、という意味。 同類語・同義語 悪事千里 悪事千里を行く 悪事千里に伝わる 好事門を出でず悪事千里を走る 好事門を出でず悪事千里を行く 好事は門を...
「あ」

麻につるる蓬(あさにつるるよもぎ)

分類 ことわざ 意味 麻は真っ直ぐに伸び、一方で、蓬は枝を多く出して生え茎が曲がりやすい植物。 蓬のような草でも、麻の中で育つと真っ直ぐに成長する。人間も立派な人や善人の中に囲まれていれば、自然と本人も感化され向上して立派になる、という意味...
「あ」

商い三年

分類 ことわざ 意味 商売は開業してから三年は経たなければ儲けは出てこないものだから、三年は辛抱しなくてはならない、という意味。
「の」

能なし犬の高吠え(のうなしいぬのたかぼえ)

分類 ことわざ 意味 才能のない犬に限って高吠えすることから、才能のない何もできない者に限って口数が多く、大言壮語したり大騒ぎしたりすることのたとえ。 同類語・同義語 浅瀬に仇波
「あ」

商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)

分類 ことわざ 意味 商売というものは、牛の涎(よだれ)が細長く地面に少しずつ垂れて絶えないように、急がず焦らず気長に構えて、また、じっくりと辛抱して行うことをしなければ成功しない、という意味。
「お」

鬼瓦にも化粧(おにがわらにもけしょう)

分類 ことわざ 意味 醜い容貌の女性でも、化粧をすれば少しは美しく見えるものである、という意味。 同類語・同義語 藁人形も衣装から 馬子にも衣裳 馬子にも衣裳、髪かたち
「ま」

馬子にも衣裳(まごにもいしょう)

分類 ことわざ 意味 どんな人間でもよい服を着て身なりを飾ればそれなりに立派な人間に見える、という意味。 「馬子」は、荷物や人を載せた馬を引いて歩く職業の人で最下級の労働者とされたが、そのような人でも良い衣装を身に着ければ立派に見えるもので...
「わ」

藁人形も衣裳から(わらにんぎょうもいしょうから)

分類 ことわざ 意味 つまらない人間も美しい着物で着飾ると立派に見えるものだ、という意味。 同類語・同義語 馬子にも衣裳 鬼瓦にも化粧