「ぬ」

糠味噌が腐る(ぬかみそがくさる)

分類ことわざ意味調子はずれの歌を歌うことをけなして言う言葉。「糠味噌」は、漬け物用として、糠に塩を混ぜたもの。腐った糠味噌は、臭くていたたまれない、ということから。
「き」

昨日の淵は今日の瀬(きのうのふちはきょうのせ)

分類ことわざ意味世の中の栄枯盛衰の極めて変遷しやすいことのたとえ。昨日の淵(川や水の深い澱みだったところ)であった場所が、今日には早くも浅瀬(川や水の浅いところ)に変わっている、ということから。人の世の浮き沈みや変遷の極まりないことのたとえ...
「け」

蛍雪の功(けいせつのこう)

分類故事意味艱難辛苦(かんなんしんく:酷く辛い目や困難な目にあって苦しむこと)を重ねて学問をすることをいう。貧乏のため蛍の光や雪の光で書を読んで苦学したという故事から。昔、中国の車胤(しゃいん)というは家が貧しかったため蛍を捕まえて袋に入れ...
「か」

歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)

分類ことわざ意味景勝の地や史跡などの名所には必ずそれを詠った歌があるから、歌人は歌を詠むことにより座って居ながらにして名所を知ることになる、という意味。同類語・同義語 歌人は坐ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
「あ」

飛鳥川の淵瀬(あすかがわのふちせ)

分類ことわざ意味世の中のことは栄枯盛衰常ならぬことをいった言葉。世の中の様々な物事は、遷り変わるものだ、ということ。古今和歌集の歌「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵は今日の瀬となる」からきた言葉。飛鳥川の流れは急で、昨日は淵であったところが...