「し」

書は七難を隠す(しょはしちなんをかくす)

分類ことわざ意味筆跡の上手な人は、多くの欠点を隠すことができる、という意味。
「し」

書は言を尽くさず(しょはげんをつくさず)

分類ことわざ意味文字では言いたいことのすべてを尽くして十分に語ることはできない、という意味。『易経』にあることば
「の」

能書は筆を択ばず(のうしょはふでをえらばず)

分類ことわざ意味技芸に秀でた者は、器具・道具を選り好みしないでも、よくその才能を発揮することができる、という意味。書を嗜む者は、筆の良否を問わず、どんな筆でも上手に書くものである、ということから。
「け」

蛍雪の功(けいせつのこう)

分類故事意味艱難辛苦(かんなんしんく:酷く辛い目や困難な目にあって苦しむこと)を重ねて学問をすることをいう。貧乏のため蛍の光や雪の光で書を読んで苦学したという故事から。昔、中国の車胤(しゃいん)というは家が貧しかったため蛍を捕まえて袋に入れ...
「こ」

尽く書を信ずれば書なきに如かず(ことごとくしょをしんずればしょなきにしかず)

分類ことわざ意味書物に書いてあることがすべて正しいという訳ではない。書物に書かれていることを全部信用してしまうくらいなら、書物は無い方がましで読まない方が良い、という意味。自分の判断力を生かして読書をせよ、ということ。
「こ」

弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり)

分類ことわざ意味その道の名人や達人のような技芸の優れた者でも、失敗することがあるものだ、という意味。弘法大師のような書道の名人でも、時には書き誤ることがある、ということから。「弘法」は、僧侶の空海のことで、嵯峨天皇、橘逸勢と並んで三筆と称さ...
「う」

売り家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)

分類ことわざ意味一代目が築き上げた家や財産も、三代目ぐらいになると奢侈・道楽・遊びに日々を過ごしたために売りに出されるということになる、というのを風刺した川柳から。三代目がたしなみとして習得した中国風・唐様の風雅な書で「売り家」と札文字が書...