鹿

「む」

向かう鹿には矢が立たず(むかうししにはやがたたず)

分類 ことわざ 意味 素直で従順なものには攻撃は仕掛けられない、ということ。 こちらを向いている鹿では、矢を射かけるわけにもいかない、ということから。
「し」

鹿を指して馬と為す(しかをさしてうまとなす)

分類 故事 意味 無理矢理に我を通すことをいう。 昔、秦の趙高(ちょうこう)は鹿を天子に献上して馬だと言い張り、鹿だと言った者は、皆捕らえて処刑した。このことから、間違いを間違いと認めず押し通すこと、また、威圧的に間違いを押し付ける、という...
「し」

鹿を追う者は兎を顧みず(しかをおうものはうさぎをかえりみず)

分類 ことわざ 意味 大きな利益を目的としている者は、ひたすらにその目的に向かって力を注いで、小さな利益については問題にしていない、という意味。 鹿を捕ろうとして追っている者は、途中で兎(ウサギ)が出てきても、そんなものは相手にしないという...
「し」

鹿を追う者は山を見ず(しかをおうものはやまをみず)

分類 ことわざ 意味 ある一つの事に熱中する者は、そのこと以外には注意を払わないことをいう。 鹿を捕ろうとして熱中する猟師は、山全体の状況を顧みず、その山の状態がどんなふうになっているか、道はどうなっているかなどを考えることもせず、思わず山...