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「て」

亭主関白(ていしゅかんぱく)

分類ことわざ意味夫(亭主)が、一家の中で絶対的な力を持っていること。また、非常に威張ること。主人が客よりも上座を占める、という意味も。「関白」は、昔の政治の最高の位。亭主が一家の関白である、ということから。
「て」

敵なきに矢を放つ(てきなきにやをはなつ)

分類ことわざ意味目的がないのに無駄に事を為すこと。射るべき敵も居ないのに、矢を放つ、ということから。
「て」

木偶も髪形(でくもかみかたち)

分類ことわざ意味外見で中身の価値が決まることをいう。「木偶」は人形のこと。人形でも、髪型を綺麗にすると生きているように見える、ということから。
「て」

手出し十層倍(てだしじゅうそうばい)

分類ことわざ意味先に喧嘩を仕掛けた方が、十倍の罪がある、という意味。
「ぬ」

抜け駆けの功名(ぬけがけのこうみょう)

分類ことわざ意味人の隙を見たり、騙したりして、自分だけうまいことをして手柄を立てること。また、人を出し抜いて利益を得ることをいう。戦いで陣営をそっと抜け出し、人より先に駆けていって一人で敵に攻撃をかけることで、仲間を出し抜いて立てた功名、手...
「ぬ」

糠味噌が腐る(ぬかみそがくさる)

分類ことわざ意味調子はずれの歌を歌うことをけなして言う言葉。「糠味噌」は、漬け物用として、糠に塩を混ぜたもの。腐った糠味噌は、臭くていたたまれない、ということから。
「ぬ」

縫い抜け三年(ぬいぬけさんねん)

分類ことわざ意味お裁縫の難しいことをいう。
「ね」

猫に木天蓼(ねこにまたたび)

分類ことわざ意味好物のこと。また、効果が著しいことをいう。木天蓼(マタタビ)は、サルナシ科の樹木で、その実を猫が好むことから。
「ゆ」

指を見て月を忘る(ゆびをみてつきをわする)

分類ことわざ意味小さなことに熱中して大事なことを忘れること。
「ゆ」

弓折れ矢尽きる(ゆみおれやつきる)

分類ことわざ意味手段も力も尽き果てること。また、戦いに敗北し散々な目にあうこと。
「ゆ」

雪の内の芭蕉(ゆきのうちのばしょう)

分類ことわざ意味芸術表現の中で事実に拘らないことをいう。中国の詩人・画家の王家が、その絵の中に雪中の芭蕉という有り得ない構図を描いたことから。
「ゆ」

有知無知三十里(ゆうちむちさんじゅうり)

分類ことわざ意味知恵を有する者と愚者との差が著しいこと。
「し」

書は七難を隠す(しょはしちなんをかくす)

分類ことわざ意味筆跡の上手な人は、多くの欠点を隠すことができる、という意味。
「し」

尻から藁が出る(しりからわらがでる)

分類ことわざ意味格好をつけてもすぐにばれてしまうことをいう。筵(むしろ)を着ていて寝ている親子がよその家へ行った時、子供にはそのことを口止めをしたのに、親のお尻に藁が付いているのに気付いた子が、夜具(やぐ、寝ている時に使用する布団等のこと)...
「し」

知らぬが仏(しらぬがほとけ)

分類ことわざ意味そのことについては何事も知らないでいれば、不必要な邪推や心配をして立腹することもなく、平穏無事な心境を保って仏のように慈悲深い心で居られる、という意味。また、当人だけが知らないで平気でいられることを馬鹿にして言う言葉。
「し」

書は言を尽くさず(しょはげんをつくさず)

分類ことわざ意味文字では言いたいことのすべてを尽くして十分に語ることはできない、という意味。『易経』にあることば
「わ」

我が世の春(わがよのはる)

分類ことわざ意味すべて自分の思い通りになる、最も得意な時期。希望が叶った絶頂の時期のこと。
「わ」

禍は口から(わざわいはくちから)

分類ことわざ意味災難は口から出る言葉によって起こる、という意味。言葉は慎重に使わなければならない、ということ。同類語・同義語 災いは口から 口は禍の門(くちはわざわいのかど) 病は口より入り禍は口より出ず(やまいはくちよりいりわざわいはくち...
「わ」

渡りに船(わたりにふね)

分類ことわざ意味何かをしようとしたときに、ちょうどそれに都合の良いことに巡り合うことをいう。また、万事好都合に物事が運ぶこと。川を渡りたいと思っている時に、ちょうど船が来る、ということから。
「わ」

和して同ぜず(わしてどうぜず)

分類ことわざ意味君子は人と協調するけれども、付和雷同しない、という意味。『論語』に孔子の言として、「君子は和して同ぜず小人は同じて和せず」とある。君子は人とよく調和はするが、むやみに同調はしない、ということから。