kotowazakaku01

「し」

出家の念仏嫌い(しゅっけのねんぶつぎらい)

分類 ことわざ 意味 一番に大切なことが嫌いであったり、不得意であったりすること。また、職業上一番肝心なことが嫌いだったり、出来なかったりすることをいう。
「こ」

氷を叩いて火を求む(こおりをたたいてひをもとむ)

分類 ことわざ 意味 手段を間違えて物事がうまくいかないことをいう。 できもしないことを求めることのたとえ。
「り」

綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)

分類 ことわざ 意味 一度体外に出た汗が二度と身体に戻ることがないように、一度出せれた天皇陛下の言葉は、取り消したり、改めたりできないものだ、という意味。 「綸言」とは、帝王の言葉のたとえ。
「ひ」

尾生の信(びせいのしん)

分類 ことわざ 意味 固く約束を守ること。信義の熱いこと。また、約束を固執する馬鹿正直のたとえ。 中国の春秋時代、尾生という男が橋の下で女と会う約束をした。ところが女はやって来ない。やがて大雨で水が増水してもなお女との約束を守って去らず、つ...
「ひ」

低き所に水溜まる(ひくきところにみずたまる)

分類 ことわざ 意味 利益にあるところには人が集まる、という意味。また、悪者がいるところには、悪者が集まる、という意味も。 水というものは、低地に流れて溜まる、ということから。
「ひ」

贔屓の引き倒し(ひいきのひきたおし)

分類 ことわざ 意味 贔屓(ひいき)をし過ぎて、かえってその人に迷惑をかけ、悪い結果になること。 贔屓をしてかえって相手に不利な事態を引き起こす、ということ。
「ひ」

卑下も自慢のうち(ひげもじまんのうち)

分類 ことわざ " 意味 あまり謙遜の過ぎるのも、言外に自慢の意を含んでいるから自慢の中に入る、という意味。 卑下しているように見えても、実は自慢を腹に隠してのことである場合がある、ということ。" 同類語・同義語 卑下も自慢の中(ひげもじま...
「む」

胸に一物(むねにいちもつ)

分類 ことわざ 意味 胸の奥に深い考えを秘めていること。あるいは、悪だくみを考えいていること。 「一物」は、隠した悪い考えの意味。心にわだかまりを抱いており、心の中に秘めた企みがある、ということ。 同類語・同義語 胸に一物、手に荷物(むねに...
「た」

大声は里耳に入らず(たいせいはりじにはいらず)

分類 ことわざ 意味 高尚な道理を説いても、俗人には高尚過ぎてそれを理解することができない、という意味。 「大声」は高雅・高尚な音楽のこと。「里耳」は俗人の耳のこと。高尚な議論を望んでも、俗人に理解されない、ということ。 荘子にある句。
「た」

狸寝入り(たぬきねいり)

分類 ことわざ 意味 眠ったふりをすること。また、眠っているふりをして人を欺こうとすること。 狸(タヌキ)は、驚くとすぐ気絶する習性があり、この習性を人を騙すため、寝たふりをすると思ったことから。
「は」

破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)

分類 ことわざ 意味 一度夫婦別れしてしまったものを、再び元のようにすることはできない、という意味。夫婦の離別をいう。 「破鏡」とは、昔夫婦が離別に際し、後日の形見に鏡を破ってその一片を持っていたということから。 同類語・同義語 覆水盆に返...
「ら」

落花枝に帰らず(らっかえだにかえらず)

分類 ことわざ 意味 一度破れたことは、再び元のようにはならないことをいう。 一度落ちた花は、再び元の枝に帰らない、ということから。 この後に「破鏡再び照らさず」と続けても言う。 同類語・同義語 覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず) 落...
「ふ」

覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)

分類 ことわざ 意味 一度してしまったことは取り返しがつかない。また、一度離別してしまった夫婦は、戻そうとしても戻らないものだ、という意味。 昔、中国の呂尚という者が、本ばかり読んで働かないため、その妻は呆れて別れてしまった。のちに呂尚が出...
「に」

二枚舌を使う(にまいじたをつかう)

分類 ことわざ 意味 噓を言うこと。 舌が二枚あるかのように、一つのことを二通りに食い違って言うことから、平気で噓をつくことをいう。 同類語・同義語 吐いた唾を呑む(はいたつばをのむ) 対義語・反対語 吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ)...
「は」

吐いた唾を呑む(はいたつばをのむ)

分類 ことわざ 意味 一度口から出した言葉を翻したり、撤回したりすること。また、噓をつくことをいう。 同類語・同義語 二枚舌を使う(にまいじたをつかう) 対義語・反対語 吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ) 覆水盆に返らず(ふくすいぼんに...
「は」

吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ)

分類 ことわざ 意味 一度口に出した言葉は取り消すことができないこと。また、十分に注意して話をするべきだということ。 一度吐いた唾は、もう戻して飲めないように、一度口から出した言葉は取り返しがつかないことのたとえ。 同類語・同義語 吐いた唾...
「き」

器用貧乏(きようびんぼう)

分類 ことわざ 意味 何をやらせてもうまくできるため、他人には重宝がられるが、特定のものに徹しきれず一つのことに集中できないため、中途半端で大成できず、かえって損をし成功せず生活も恵まれないこと。 また、何でもできるが、これぞ、というものが...
「た」

多芸は無芸(たげいはむげい)

分類 ことわざ 意味 あまり多くの芸をたしなむ者は、それぞれの芸が浅く、一芸に秀でることがないため、結局は無芸に等しいものである、という意味。 「多芸」は、多くの芸に通じていること。「無芸」は、芸を身につけていないこと。学問や芸能で多方面に...
「た」

宝の持ち腐れ(たからのもちぐされ)

分類 ことわざ 意味 役に立つものを持ちながら、利用しないこと。また、優れた才能や技術を持ちながら、活用しないこと。 せっかくの宝を持っているのに、そのまま腐らせてしまう、という意味から。使えばこそ生きる宝を使わずに握っていて腐らせてしまう...
「え」

会者定離(えしゃじょうり)

分類 ことわざ 意味 会った者とは必ず別れなければならないという、世の無常のたとえ。 「生者必滅会者定離」『平家物語』 同類語・同義語 会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ) 愛別離苦(あいべつりく)