kotowazakaku01

「き」

机上の空論

分類 ことわざ 意味 頭の中で考えただけの、実際には役には立たない考えや計画のこと。 机の上で考えた役立たない考えや計画、という意味から。 同類語・同義語 画餅に帰す 画餅 絵に描いた餅 畳の上の水練
「え」

絵に描いた餅(えにかいたもち)

分類 ことわざ 意味 実際には役に立たない計画や、本物でなければ何の値打ちもないもののこと。実物でなければ価値がないこと。または、話だけでは役に立たないこと。 絵の中も餅は、どんなに美味しそうであっても、実際には食べることができないことから...
「か」

画餅に帰す(がべいにきす)

分類 ことわざ 意味 絵に描かれた餅は、いかに上手に描いてあっても食べることができず実際の役には立たないことから、無駄骨折りに終わること。また、役に立たなくなってしまうこと。 同類語・同義語 絵に描いた餅 画餅 机上の空論 畳の上の水練
「は」

走り馬にも鞭(はしりうまにもむち)

分類 ことわざ 意味 走っている馬にもなお鞭を加えることを忘れるな、ということから、敏捷に仕事をする人にも時々油断をしないように励ましを与えることのたとえ。 また、走っている馬にさらに鞭を入れることで馬は一層に速度を増して走ることから、良い...
「た」

鷹は飢えても穂を摘まず(たかはうえてもほをつまず)

分類 ことわざ 意味 節義を重んじる人は、飢餓に迫られて死ぬことはあっても、不正な財を受けることはしない、という意味。また、立派な人は困っていても不正なことには手を出さない、という意味。 鳥の中でも立派な鷹は、たとえ飢死するとしても、決して...
「わ」

破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)

分類 ことわざ 意味 どんな人でもまずまずそれぞれ似合った相手というものが見つかるものだ、という意味。似通った者同士が相応することをいう。 割れ目の入った壊れかけた鍋でも、それに相応しい綴じ蓋くらいはあるものだ、ということから。粗末なものは...
「ち」

雄弁は銀沈黙は金(ゆうべんはぎんちんもくはきん)

分類 ことわざ 意味 達者な弁舌は素晴らしい力を持っているが、それにもまして時を心得て沈黙でいることは雄弁であるより効果がある、という意味。 雄弁も大切だが、無言でいる方がよい場合があるたとえ。 「雄弁」とは、堂々として巧みに話をする様子の...
「よ」

葦の髄から天井覗く(よしのずいからてんじょうのぞく)

分類 ことわざ 意味 自分のごく限られた知識で、広い世界の全体を知っているかのように思い込み勝手な判断をしてしまうこと。 葦は細い草で、その茎の細い管を通して天井の一部分を覗き、天井全部が分かったような思い込みをする、ということから。 同類...
「は」

針の穴から天を覗く

分類 ことわざ 意味 自分の小さな見識をもって大きいことに臨むことをいう。また、わずかに得た知識から、大きな問題を自分勝手に判断することをいう。 針の穴から空を覗くと、わずか一部分しか見えないことから、狭い考えを非難する言葉。 同類語・同義...
「と」

虎の尾を踏む(とらのおをふむ)

分類 ことわざ 意味 非常に危険なことをいう。 もし凶暴な虎の尾を踏んだら、嚙み殺されてしまうことから、大変に危ないことをするということ。
「の」

鑿と言えば槌(のみといえばつち)

分類 ことわざ 意味 大工道具の鑿(のみ)を持って来いと言えば、槌(つち・ハンマー)も一緒に持ってくることから、万事によく気が付くことをいう。また、機転を利かせて機敏に行動をするべきである、という意味。
「ち」

長者の万灯より貧者の一灯(ちょうじゃのまんとうよりひんじゃのいっとう)

分類 ことわざ 意味 お金や物の多い少ないよりも、誠意の有無や真心の方が大切である、という意味。どれだけお金をかけたかより、どれだけ真心を込めているかの方が尊い。 長者が万灯を捧げるよりも、貧しい者の真に心のこもった一灯の捧げものの方がずっ...
「ほ」

棒ほど願って針ほど叶う(ぼうほどねがってはりほどかなう)

分類 ことわざ 意味 願いが大きければ大きいほど叶えられることの小さいことをいう。志や願いが大きくても願い通りにはなかなかいかないものだ、という意味。 大きな願いを立てながら針ほどの大きさだけが叶えられる、ということから。 棒は大きいこと、...
「な」

なまりは国の手形(なまりはくにのてがた)

分類 ことわざ 意味 なまりや方言は生まれた国の証拠となり、そのなまりを聞けばどこの出身地であるかを知ることができる、という意味。 国は生まれた土地のこと。手形は江戸時代に旅行をするときに用いた身元証明書と通行許可証を兼ねたもの。
「し」

蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)

分類 ことわざ 意味 物には専門の知識があって、その道のものはその道をよく知っている、同類は同類の行動をよく推察することができる、という意味。 また、決まった世界のことは、そこに所属する同じ仲間が最もよく知っている、ということ。 普段より蛇...
「し」

知らぬ神より馴染みの鬼(しらぬかみよりなじみのおに)

分類 ことわざ 意味 いくら親切な人でも全く面識のない人よりは、多少意地が悪くても昔からよく知った間柄の方が頼りになるものである、という意味。 神様は有り難いもの、鬼は恐ろしいものとされているが、全然知らない神様よりも馴染みのある鬼の方が何...
「か」

金槌の川流れ(かなづちのかわながれ)

分類 ことわざ 意味 金槌(かなづち)は、川などの水の中で頭の方が沈んでしまい浮かぶことができないものだが、そのように常に他人に対して下積みとなって頭が上がらないことをいう。
「さ」

猿の人真似(さるのひとまね)

分類 ことわざ 意味 意味をよく考えもしないで、他の人の言葉や行動をそのまま真似ること。 また、他人の真似をして表面を取り繕うこと。 猿は考えがあって人間の真似をするものではなく、訳も分からず真似することから。 同類語・同義語 猿真似
「さ」

猿の尻笑い

分類 ことわざ 意味 自分の欠点に気が付かずに他人の欠点を嘲笑すること。 猿が自分の尻の赤く醜いことに気が付かず、他の猿の尻を笑うことから。
「か」

金の切れ目が縁の切れ目

分類 ことわざ 意味 客と商売人に限らず、金銭で繋がれている親密な関係を作っていても、金銭が無くなり得にならないと思われると同時に縁が切れ離散していってしまうものだ、という意味。 また、人はお金があるうちはちやほやされるが、お金が無くなると...