「と」

同病相憐れむ(どうびょうあいあわれむ)

分類ことわざ意味同じような悩みや苦しみを持つ人は、互いに同情し合うものである、という意味。 同じ病気を患っている人は、苦痛がよくわかるので、いたわり合う、ということから。
「と」

時人を待たず(ときひとまたず)

分類ことわざ意味時間というものは人を待ってくれないで、時々刻々と速やかに過ぎ去ってしまうものである、という意味。
「と」

刺のない薔薇はない(とげのないばらはない)

分類ことわざ意味目には美しく見えるものでも、醜く恐ろしい反面を持っているものである、という意味。また、世の中には完全無欠な幸福は存在しない、という意味も。 英語での表記 There is no rose without a thorn.
「と」

団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)

分類ことわざ意味どれもみな同じくらいで変わり映えもなく、似たり寄ったりで特に優れたものがないこと。また、どれもこれも同じくらいつまらないものばかりが、優劣を競うことのたとえ。 団栗(どんぐり)は、色も形も大きさも殆ど同じでよく似ていて、背比...
「け」

仮病脈作らず(けびょうみゃくつくらず)

分類ことわざ意味嘘を通そうとしても証拠が嘘を通さない、という意味。 本当に病にかかると脈拍が変わるが、仮病であれば脈拍は変わらない、ということから。
「こ」

五風十雨(ごふうじゅうう)

分類ことわざ意味気候が順当なこと。転じて、世の中が平穏無事なこと。 五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る、ということから。中国から来た言葉。
「こ」

沽券に係わる(こけんにかかわる)

分類ことわざ意味品位や体面に傷がつくことをいう。 「沽券」とは、土地などを売買する時の売渡証文のこと。転じて、品位や体面のこと。
「こ」

五穀実れば首垂れる(ごこくみのればくびたれる)

分類ことわざ意味中身のある人間ほど、人前で頭を低くするものだ、という意味。 穀物が実りに応じて穂先を垂れることから。
「う」

烏合の衆(うごうのしゅう)

分類ことわざ意味烏(カラス)の集まりのように、いたずらに騒ぐばかりで規律も統制のない集団・群衆・軍勢のこと。また、寄り集まってはいるが、何のまとまりもなく、あまり役に立たない人々のこと。 人の群れを、鳴き騒ぐだけでまとまりのない烏の群れにた...
「い」

言わぬが損(いわぬがそん)

分類ことわざ意味物事の正しい道理を分かっているのに、黙っていて何も言わないでいると、逆に不利益を被ることになる、という意味。
「い」

言わぬが花(いわぬがはな)

分類ことわざ意味本当のことをはっきりと言ってしまわない方が、差し障りが無く、趣もあるものだ、という意味。また、物事は全部話してしまうとあからさまになり、差し障りが起こるため、慎んだ方が良い、という意味。黙っている方がかえって良い、ということ...
「い」

鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)

分類ことわざ意味すべての信仰というものは、それを信ずる心次第である、という意味。 節分の夜に鰯(イワシ)の頭を柊の枝に刺して門口に飾ると魔を払うという俗信がある。鰯のようなつまらぬものでも、信仰する人にとっては極めて大切なもので、信心一つで...
「か」

陽炎稲妻水の月(かげろういなずまみずのつき)

分類ことわざ意味とらえようのない様子のこと。 陽炎(かげろう)も、稲妻(雷)も、また、水に映った月も、あるかと思えばなかったり、ないかと思えばあったりと、そのようなとらえようのない様をたとえた言葉。
「お」

女の一念岩をも徹す(おんなのいちねんいわをもとおす)

分類ことわざ意味女性が一度心に決めると、その執念の深いことは、岩でも貫くほどに強いものだ、という意味。同類語・同義語女の一念岩をも通す
「お」

恩を仇で返す(おんをあだでかえす)

分類ことわざ意味相手から恩を受けながら、ありがたいと思わず、逆に害を加えたり、迷惑をかけたりするような仕打ちをすること。 「仇」は、害を与える悪行のこと。
「か」

飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)

分類ことわざ意味日頃可愛がっていて、決して自分に背かないと信じている者から、思いがけず害を受けたり裏切られたりすることをいう。 可愛がっていた犬が裏切って、飼い主の手を噛む、ということから。
「と」

同舟相救う(どうしゅうあいすくう)

分類ことわざ意味境遇の似た者同士は、危急の時には自然に助け合うものである、という意味。 同じ舟に乗り合わせた者は、舟に危険が迫った場合は、自然に助け合うものである、ということから。
「る」

類を以て集まる(るいをもってあつまる)

分類ことわざ意味同じような者同士は、自然と集まるものである、という意味。 英語での表記 Like to like. 同類語・同義語同気相求む(どうきあいもとむ) 類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)
「る」

類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)

分類ことわざ意味性格や考えの似ている者同士は、自然と集まって仲間になるものだ、という意味。 「類」は、似た者同士、同類の意味。中国の「類を以て集まる」が転じてできた言葉。同類語・同義語同気相求む(どうきあいもとむ)類を以て集まる(るいをもっ...
「と」

同気相求む(どうきあいもとむ)

分類ことわざ意味気性の似た人間はお互いを求めあい、同じ種類のものは自然と集まり、気の合う者は寄り合うものである、という意味。同類語・同義語同気相求める(どうきあいもとめる)類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)類を以て集まる(るいをもってあつまる...