「に」

二枚舌を使う(にまいじたをつかう)

分類ことわざ意味噓を言うこと。舌が二枚あるかのように、一つのことを二通りに食い違って言うことから、平気で噓をつくことをいう。同類語・同義語 吐いた唾を呑む(はいたつばをのむ)対義語・反対語 吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ) 覆水...
「は」

吐いた唾を呑む(はいたつばをのむ)

分類ことわざ意味一度口から出した言葉を翻したり、撤回したりすること。また、噓をつくことをいう。同類語・同義語 二枚舌を使う(にまいじたをつかう)対義語・反対語 吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ) 覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえ...
「は」

吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ)

分類ことわざ意味一度口に出した言葉は取り消すことができないこと。また、十分に注意して話をするべきだということ。一度吐いた唾は、もう戻して飲めないように、一度口から出した言葉は取り返しがつかないことのたとえ。同類語・同義語 吐いた唾は飲めぬ...
「き」

器用貧乏(きようびんぼう)

分類ことわざ意味何をやらせてもうまくできるため、他人には重宝がられるが、特定のものに徹しきれず一つのことに集中できないため、中途半端で大成できず、かえって損をし成功せず生活も恵まれないこと。また、何でもできるが、これぞ、というものがないこと...
「た」

多芸は無芸(たげいはむげい)

分類ことわざ意味あまり多くの芸をたしなむ者は、それぞれの芸が浅く、一芸に秀でることがないため、結局は無芸に等しいものである、という意味。「多芸」は、多くの芸に通じていること。「無芸」は、芸を身につけていないこと。学問や芸能で多方面に通じてい...
「た」

宝の持ち腐れ(たからのもちぐされ)

分類ことわざ意味役に立つものを持ちながら、利用しないこと。また、優れた才能や技術を持ちながら、活用しないこと。せっかくの宝を持っているのに、そのまま腐らせてしまう、という意味から。使えばこそ生きる宝を使わずに握っていて腐らせてしまうこと、才...
「え」

会者定離(えしゃじょうり)

分類ことわざ意味会った者とは必ず別れなければならないという、世の無常のたとえ。「生者必滅会者定離」『平家物語』同類語・同義語 会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ) 愛別離苦(あいべつりく)
「あ」

愛別離苦(あいべつりく)

分類ことわざ意味親・兄弟・夫婦等、愛する人と別れ離れる苦しみのこと。仏教の経典からの言葉で、八つの苦しみの一つ。同類語・同義語 会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ) 会者定離(えしゃじょうり)
「あ」

会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ)

分類ことわざ意味会えば必ずいつか別れる時が来る。人生の無常の運命を説く言葉。親子、兄弟、夫婦、友人、全ての人と人との結び付きも、やがて別れる定めにある、ということ。仏教で言われる言葉。同類語・同義語 愛別離苦(あいべつりく) 会者定離(...
「け」

芸は道によって賢し(げいはみちによってかしこし)

分類ことわざ意味一芸の達人はその分野については、他人よりも優れている、という意味。技芸というものは、各自その専門とするところによって優れている、ということ。同類語・同義語 芸は道によりて賢し 芸は道によって精し(げいはみちによってくわし...
「け」

刑は刑無きに期す(けいはけいなきにきす)

分類ことわざ意味刑罰を与えるのは、刑罰を無くすためである。悪人がいなくなれば刑罰も要らなくなる。悪人を懲らしめるために刑罰を執行するのであって、本当は刑罰のない世界にしたい、ということ。
「け」

喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)

分類ことわざ意味喧嘩をした者に対して、どちらも悪いとして両方とも同じように罰すること。「成敗」は、懲らしめること。罰すること。喧嘩をした者は、双方に罪ありとして双方を罰する、ということ。
「け」

毛を見て馬を相す(けをみてうまをそうす)

分類ことわざ意味外見だけで物事も価値を推し量ること。毛並みを見るだけで馬の価値を決める、ということから。
「か」

株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)

分類ことわざ意味いつまでも昔の習慣を良しとして、そのまま守るばかりで、改めようとも応用しようともしない愚かさをたとえた言葉。しきたりに甘んじて機に応じた振る舞いができないこと、または無意味なことを守り続けていること。昔、中国の宋の国の農夫が...
「か」

金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)

分類ことわざ意味友人にお金を貸すと、友情にひびが入るようになる、という意味。友人間でお金の貸し借りをすると、それが元で仲違いを起こしがちである、ということから。英語での表記Lend your money and lose your frie...
「か」

金が敵の世の中(かねがかたきのよのなか)

分類ことわざ意味お金というものは、すべからく世の中の不幸、災難のもとで「かたき」のようなものだ。敵に巡り合うのも、金を儲けるのも難しいし、持てば持ったで仲違いの原因となる、という意味。世の中というものは、お金が原因となって悪いことや困ったこ...
「ぬ」

盗人の昼寝(ぬすびとのひるね)

分類ことわざ意味理由がないように見えることにも、それなりにちゃんとした理由はあるものである、という意味。何をするにも訳があるものだ、ということ。泥棒が昼寝をするのは夜の仕事に備えてのものである、ということから。同類語・同義語 盗人の昼寝も...
「ぬ」

盗人にも三分の理(ぬすびとにもさんぶのり)

分類ことわざ意味どんなことにも理屈をつけようと思えばつけられるものだ、という意味。理屈をつけようと思えばどんなことにも理屈はつく、ということ。泥棒のような悪人にも、盗みをするだけの相応な理由があるものだ、ということから。同類語・同義語 盗...
「ほ」

惚れて通えば千里も一里(ほれてかよえばせんりもいちり)

分類ことわざ意味好きな人のもとへ通うには、遠路も何でもない、という意味。また、好きなことには苦労など何でもない、という意味も。惚れた相手のところへ通う目的の道であれば、どんなに遠くても平気で、かえって短く感じられるものだ、ということから。
「ほ」

惚れた病に薬なし(ほれたやまいにくすりなし)

分類ことわざ意味恋煩いを治す薬は無い、という意味。恋の病を癒すべき良薬は無い、ということ。