「う」

牛に引かれて善光寺参り(うしにひかれてぜんこうじまいり)

分類ことわざ意味何かのきっかけで自己の意志でなく思いがけず始めたことが、知らない間に善い行いや良い結果になっていること。また、嫌々しているうちに段々と熱心になることをいう。昔、信濃の善光寺の近くに七十過ぎの強欲な老婆がいたが、ある時隣の家の...
「つ」

角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす)

分類ことわざ意味僅かな欠点を直そうとしてその方法を誤り、かえって全体を駄目にして台無しにしてしまうこと。「矯める(ためる)」とは、曲がったものを直す、という意味。牛の角が曲がっているからと無理に真っ直ぐに矯正しようとして、ついにはその牛を殺...
「か」

蝸牛角上の争い(かぎゅうかくじょうのあらそい)

分類ことわざ意味非常に些細なことやつまらないことについて争うことをいう。蝸牛(カタツムリ)の左の角にある「触氏」と、右の角にある「蛮氏」が、角の上で互いの領地を奪い合って争ったという寓話より、天下は一蝸のようなものだ、という荘子に見える言葉...
「り」

犂牛の喩(りぎゅうのたとえ)

分類ことわざ意味父親が悪く愚か者であっても、その子供が賢ければ才能は必ず認められる、という意味。また、地位や身分の低い貧しい家の出であっても、有能な人材であれば世間に認められ出世する、という意味も。犂牛とは、毛の色がまだら模様になっている牛...