「い」

言わぬが損(いわぬがそん)

分類ことわざ意味物事の正しい道理を分かっているのに、黙っていて何も言わないでいると、逆に不利益を被ることになる、という意味。
「た」

短気は損気(たんきはそんき)

分類ことわざ意味短気を起こして喧嘩をしたりせっかちな行動をとったりすると、結局は自分の損になるという戒めの言葉。「損気」は「短気」に音を合わせた言葉で、損であること。短気に事を運べば成功せず損を被ることから、事を運ぶには慎重な態度で熟慮が望...
「ぬ」

盗人に追い銭(ぬすびとにおいせん)

分類ことわざ意味損をした上にさらに損を重ねること。物を盗んだ人間に、さらにお金を与える、ということから。「盗人」は泥棒。「追い銭」は、さらに払う金銭のこと。泥棒に物を盗まれた上にさらにお金をくれてやるような馬鹿げたこと、という意味。同類語・...
「そ」

損せぬ人に儲けなし(そんせぬひとにもうけなし)

分類ことわざ意味損失を恐れて何もできない人間は、利益を得ることもまたできないものである、という意味。
「き」

器用貧乏(きようびんぼう)

分類ことわざ意味何をやらせてもうまくできるため、他人には重宝がられるが、特定のものに徹しきれず一つのことに集中できないため、中途半端で大成できず、かえって損をし成功せず生活も恵まれないこと。また、何でもできるが、これぞ、というものがないこと...
「た」

大欲は無欲に似たり(たいよくはむよくににたり)

分類ことわざ意味大きな望みを持つ人は、小さな利益などにも目もくれないため、一見したところ無欲のように見えるものだ、という意味。また、欲の深い人は、欲に目がくらんで損をしがちであるから、結局は欲望を持たない無欲な人と同じ結果になる、という意味...
「い」

怒りは敵と思え(いかりはてきとおもえ)

分類ことわざ意味すぐ立腹し怒るのは、人の反感を買い、自分を破滅させる敵と考えて慎め、という戒め。何事を行う場合にも短気は損をする。怒りは自分を滅ぼす敵だから用心せよ、という意味。徳川家康の遺訓。同類語・同義語 短気は損気
「か」

金持ち喧嘩せず(かねもちけんかせず)

分類ことわざ意味喧嘩をしても損することはあっても得することはないから、お金持ちは喧嘩をしないものだ、という意味。お金持ちは損得に敏感で、損するようなことは決してしない、ということから。同類語・同義語 金持ち身が大事(かねもちみがだいじ)
「ほ」

骨折り損のくたびれ儲け(ほねおりぞんのくたびれもうけ)

分類ことわざ意味苦労するだけで一銭にもならず、疲労だけが残ること。苦労ばかりで得るものが無いこと。また、苦労のし甲斐がないことをいう。骨折りをしただけ損、儲けることができたのはくたびれただけ、という意味から。同類語・同義語 犬の尾を食うて回...
「あ」

商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)

分類ことわざ意味商人は日頃、損した損したと言っているが、いつの間にかお金持ちになっているものだ、という意味。川柳の句。