着物

「お」

狼に衣(おおかみにころも)

分類 ことわざ 意味 内心と外面とが大変に違うこと。また、非常に瘦せた人が緩やかな着物を着た様子を形容する時にもいう。 狂暴・凶悪な性質の狼に、慈悲の姿である法衣を着せたようだ、ということから。狂暴凶悪な人間が、表面だけ情の深い善人ぶって言...
「な」

ない袖は振れぬ(ないそではふれぬ)

分類 ことわざ 意味 何もかもすっかりなくなって、どうすることもできない状態をいう。何を言われても、何と思おうと、実際にないものは出しようがないこと。金銭についていうことが多い。 袖の無い着物では振りたくても袖を振ることができない、というこ...
「さ」

三十振袖四十島田(さんじゅうふりそでしじゅうしまだ)

分類 ことわざ 意味 その時期でもない年齢になった女性が、なお化粧をすること。女性が年齢不相応に若い服装や化粧をすることをいう。 三十歳で振袖の着物を着て、四十歳で島田の髪を結う、ということから。 水商売の女性などの若作りを馬鹿にしていう。
「に」

錦を着て故郷へ帰る(にしきをきてこきょうへかえる)

分類 ことわざ 意味 世に出て苦労して働き、功績を立てて晴れがましく郷里へ帰ることをいう。 立派な美しい着物を着て生まれ故郷へ帰る、という意味から。 錦は、色糸や金糸、銀糸で織り出した立派な厚手の絹織物のこと。 同類語・同義語 錦を飾る 故...
「わ」

藁人形も衣裳から(わらにんぎょうもいしょうから)

分類 ことわざ 意味 つまらない人間も美しい着物で着飾ると立派に見えるものだ、という意味。 同類語・同義語 馬子にも衣裳 鬼瓦にも化粧