武士

「え」

似非侍の刀いじり(えせざむらいのかたないじり)

分類ことわざ意味力の無い者に限って、実力を大袈裟に見せかけ、空威張りするものである、という意味。「似非侍」は、武士にあるまじき行動をする武士のこと。臆病な侍に限って、何かというとすぐに刀を振り回して人を脅かすものである、ということから。
「は」

花は桜木人は武士(はなはさくらぎひとはぶし)

分類ことわざ意味花の中では桜が最も優れ、人の中では武士が最も優れいている、という意味。武士の美意識を示した言葉。桜の咲き際と散り際の鮮やかさと、武士の死に際のイメージを重ねたもの。
「て」

亭主の好きな赤烏帽子(ていしゅのすきなあかえぼし)

分類ことわざ意味一家の主人の好み・趣味であれば、どんな変なものでも家族の者は皆それに従わなければならない。一家の中で亭主が支配力を持つたとえ。主人の好きなものなら、たとえ赤烏帽子のような異様なものでも、家中のものはそれに従う方が無難だ、とい...
「お」

落ち武者は薄の穂に怖ず(おちむしゃはすすきのほにおず)

分類ことわざ意味臆病になっていると、何でもないことまでもが恐ろしく感じること。敗戦し逃亡している武士である落ち武者は、気力もなくなって四六時中びくびくして臆病になっているために、薄(ススキ)の穂を見ても敵の矛先に見えてしまう、ということから...