「す」

擂粉木で重箱を洗う(すりこぎでじゅうばこをあらう)

分類ことわざ意味隅々まで行き渡らないようにすることをいう。擂粉木(すりこぎ)で重箱を洗おうとすると、重箱の隅まで綺麗に洗えないことから。
「せ」

生ある者は死あり(せいあるものはしあり)

分類ことわざ意味生命のある者は、必ず死ぬ、という意味。
「お」

親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(おやこはいっせい、ふうふはにせい、しゅじゅうはさんせい)

分類ことわざ意味親子は現世だけの縁で、夫婦の間柄は現世、来世に続く縁であり、師弟や主従の関係は、前世、現世、来世の縁である、という意味。同類語・同義語夫婦は二世(ふうふはにせい)夫婦は二世、師は三世、親子は一世(ふうふはにせい、しはさんせい...
「ふ」

夫婦は二世(ふうふはにせい)

分類ことわざ意味夫婦は、今生きているこの世(現世)だけでなく、死んだ後の来世まで続く、深い縁で結ばれた関係である、という意味。同類語・同義語親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(おやこはいっせい、ふうふはにせい、しゅじゅうはさんせい)夫婦は二...
「ふ」

不倶戴天(ふぐたいてん)

分類ことわざ意味憎しみや恨みが深いこと。激しい憎しみから報復しないではいられない程であること。「不倶戴天」は、「倶(とも)に天(てん)を戴(いただ)かず」と読む。相手を殺すか自分が殺されるか、という、この世に共に生きてはいられない間柄である...
「ふ」

武士は食わねど高楊枝(ぶしはくわねどたかようじ)

分類ことわざ意味武士たるもの貧しくとも不義を行わず誇り高く生きることをいう。また、武士は気位を高く持って人に弱みを見せてはならない、という意味。「高楊枝」は、食後に悠然と使う楊枝のこと。武士は、貧しいために食事が出来なくてもひもじそうな顔一...
「よ」

ふくろうの宵だくみ(よくろうのよいだくみ)

分類ことわざ意味計画ばかり立派で、いっこうに実行できないこと。「宵だくみ」は、前の晩に計画すること。梟(ふくろう)は、昼間は目が効かないために実行できない、ということから。同類語・同義語夜が明けたら巣を作ろう(よがあけたらすをつくろう)
「き」

錐を以て地をさす(きりをもってちをさす)

分類ことわざ意味貧しい判断で壮大な真理を知ろうとすること。見識の狭いことをいう。錐を地面に刺して、大地の深さを測る、ということから。
「き」

錐は嚢を通す(きりはふくろをとおす)

分類ことわざ意味人より優れた才能を持っている人間は、どんなところにいても、誰よりも抜きん出てその頭角を現し、人に知られるものである、という意味。錐を袋の中に入れると、その先端が袋を突き通して出てくるものだ、ということから。同類語・同義語嚢中...
「き」

義を見てせざるは勇無きなり(ぎをみてせざるはゆうなきなり)

分類ことわざ意味人として当然しなければならないことを目の前にして実行しないのは、勇気が無いからである、という意味。「義」は、人として行うべき正しい道のこと。「勇」は勇気。『論語』に見える孔子の句。
「き」

木を見て森を見ず(きをみてもりをみず)

分類ことわざ意味細かいところに気を取られて物事の全体を捉えることができない、という意味。森の中にある木一本一本に目を奪われて、森全体の様子を見ない、ということから。同類語・同義語木を見て森を見ない(きをみてもりをみない)
「て」

天を幕とし地を席とす(てんをまくとしちをせきとす)

分類ことわざ意味志が広大なことをいう。「幕」は天幕・屋根のこと。「席」は座席、座るところ。天を屋根とし、地を座席とする、ということから。
「て」

天下は天下の天下なり(てんかはてんかのてんかなり)

分類ことわざ意味天下は天下の人の共同の天下であり、ある一人の私有物ではない、という意味。
「て」

天知る神知る我知る子知る(てんしるかみしるわれしるししる)

分類ことわざ意味不正や悪事はいつかは必ず露見する、という意味。誰も知らないと思って悪事をはたらいても、天も地も自分も他人も気付いている、ということから。同類語・同義語 天知る地知る(てんしるちしる)
「て」

天知る地知る(てんしるちしる)

分類ことわざ意味不正なことは必ず露見する、という意味。自分が犯した不正な行為は、自分一人だけしか知っている者はいないと思うのは誤りで、天や地が知っている、ということから。同類語・同義語天知る地知る我知る人知る(てんしるちしるわれしるひとしる...
「ろ」

論より証拠(ろんよりしょうこ)

分類ことわざ意味口先の議論よりも証拠が大切だ、という意味。また、議論するよりも証拠を出すのが物事を明らかにする最上の方法である、ということ。
「わ」

笑う者は測るべからず(わらうものははかるべからず)

分類ことわざ意味常に笑顔を作っている人は、その心を推し量ることができない、かえって恐ろしい、という意味。
「ひ」

人を見たら泥棒と思え(ひとをみたらどろぼうとおもえ)

分類ことわざ意味人を軽々しく信用しないで、疑ってかかれ、という教え。思いがけない人が泥棒だったりするものであるから、滅多に人を信用してはいけない。人を見たら泥棒だと思っていた方が被害が少なくて済む、ということから。対義語・反対語渡る世間に鬼...
「わ」

渡る世間に鬼はない(わたるせけんにおにはない)

分類ことわざ意味世の中は人情の無い人ばかりではなく、情け深い親切な人も必ずいるものだ、という意味。世間には鬼のように無情な人はいない、ということから。対義語・反対語人を見たら泥棒と思え(ひとをみたらどろぼうとおもえ)
「く」

空腹は最良のソース(くうふくはさいりょうのそーす)

分類ことわざ意味どんな貧弱な食事でも、空腹時には美味しく食べられる、という意味。英語での表記Hunger is the best sauce.