「ひ」

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人の提灯で明かりを取る(ひとのちょうちんであかりをとる)

分類ことわざ意味他人の大事にしている物を勝手に利用して、自分の利益を図ること。同類語・同義語人の褌で相撲を取る(ひとのふんどしですもうをとる)人の太刀で功名する(ひとのたちでこうみょうする)
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人の褌で相撲を取る(ひとのふんどしですもうをとる)

分類ことわざ意味他人の物を自分の物のように使って、用を足したり、利益を得たりすることをいう。他人のまわしを使って相撲を取る、ということから。同類語・同義語人の提灯で明かりを取る(ひとのちょうちんであかりをとる)人の太刀で功名する(ひとのたち...
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人の牛蒡で法事する(ひとのごぼうでほうじする)

分類ことわざ意味他人に便乗して物事を済ますこと。また、他人の物を借りてきて、己の義務を果たすこと。先祖の法事は自分の義務なのに、他人の材料を使って行うことから。同類語・同義語人の賽銭でつば口たたく(ひとのさいせんでつばぐちたたく)
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人の七難より我が十難(ひとのしちなんよりわがじゅうなん)

分類ことわざ意味他人より自分の方が欠点が多いのに、それでも他人の欠点の方がよく目につき、自分の欠点はなかなか目につかないものだ、という意味。同類語・同義語人の七難より我が八難(ひとのしちなんよりはちなん)人の七難は見ゆれど我が十難は見えず(...
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人の十難より我が一難(ひとのじゅうなんよりわがいちなん)

分類ことわざ意味他人の身に降りかかった大きな困難は何でもないが、自分の事だと、わずか一つの困難でも大問題だ、という意味。
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人食い馬にも合口(ひとくいうまにもあいくち)

分類ことわざ意味世間から疎まれるような乱暴で手に負えない人でも良く気の合う仲間や、頭が上がらない人はある、という意味。どんな人間にも仲間はあることをいう。人間に噛みつく癖のある荒馬でも、相性の良い乗り手には大人しいものだ。また、その荒馬にも...
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人の痛いのは三年でも辛抱する(ひとのいたいのはさんねんでもしんぼうする)

分類ことわざ意味他人の苦痛には同情をしないこと。他人の苦痛はいくら長くても辛抱する、ということから。他人がどんなに困っていても、それが自分に関係してこない限り、人間は全く平気でいられるものである、ということ。
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百里来た道は百里帰る(ひゃくりきたみちはひゃくりかえる)

分類ことわざ意味物事は皆その元へ帰る、という意味。また、罪を犯せば、その分だけ罪を償わなければならないことをいう。百里を歩いて来て、元に帰ろうとするならば、また百里を歩くしかない、ということから。
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百里の道は九十九里を半ばとす(ひゃくりのみちはくじゅうくりをなかばとす)

分類ことわざ意味どんなことでも完成するのは難事業であるから、最後まで手を抜いてはいけない、という意味。物事は、初めやさしく終わりは困難で、成し遂げる者が少ない。百里の半ば(半分)は、五十里だが、百里を歩く者は、五十里を百里の半分と思って歩い...
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貧にして楽しむ(ひんにしてたのしむ)

分類ことわざ意味貧乏に安んじて道を楽しむ、という意味。君子は、たとえ貧困な生活の中であっても苦とはせず、天命に安んじて道を楽しむものである、ということ。
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瓢箪の川流れ(ひょうたんのかわながれ)

分類ことわざ意味うきうきして落ち着かない様子をたとえた言葉。瓢箪のように、軽い物体が川へ流れる様子から。
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尾生の信(びせいのしん)

分類ことわざ意味固く約束を守ること。信義の熱いこと。また、約束を固執する馬鹿正直のたとえ。中国の春秋時代、尾生という男が橋の下で女と会う約束をした。ところが女はやって来ない。やがて大雨で水が増水してもなお女との約束を守って去らず、ついには柱...
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低き所に水溜まる(ひくきところにみずたまる)

分類ことわざ意味利益にあるところには人が集まる、という意味。また、悪者がいるところには、悪者が集まる、という意味も。水というものは、低地に流れて溜まる、ということから。
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贔屓の引き倒し(ひいきのひきたおし)

分類ことわざ意味贔屓(ひいき)をし過ぎて、かえってその人に迷惑をかけ、悪い結果になること。贔屓をしてかえって相手に不利な事態を引き起こす、ということ。
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卑下も自慢のうち(ひげもじまんのうち)

分類ことわざ"意味あまり謙遜の過ぎるのも、言外に自慢の意を含んでいるから自慢の中に入る、という意味。卑下しているように見えても、実は自慢を腹に隠してのことである場合がある、ということ。"同類語・同義語 卑下も自慢の中(ひげもじまんのなか)
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人の情けは世にある時(ひとのなさけはよにあるとき)

分類ことわざ意味人の好意を有するは世にときめく時だけである、という意味。自分が世間から一目置かれている間は、誰もが自分に好意や同情を持ってくれるものであるが、一旦落ちぶれてしまうと、見向きもしてくれないものである、ということ。同類語・同義語...
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氷炭相容れず(ひょうたんあいいれず)

分類ことわざ意味性質が正反対で一致しないこと。「氷炭」のは、氷と炭の意味。冷たい氷と熱せられた炭は、お互いに相手を受け入れられない、ということから。
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人と入れ物は有り合わせ(ひとといれものはありあわせ)

分類ことわざ意味人と入れ物はその場にあるものを使えば何とか用が足りるものだ、という意味。人と器や器物等の入れ物は、沢山あればあったで便利なものであるし、少なければ少ないで何とかなるものである、ということから。人と器は有り合わせたものを使うの...
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百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)

分類ことわざ意味人から百回聞くより、実際に自分で一回見る方がよく理解できる、という意味から、まず見て確かめることが大事だということ。「如かず」は、及ばない、の意味。同類語・同義語 百聞、一見に如かず 千聞一見に如かず(せんぶんいっけんにしか...
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火水の争い(ひみずのあらそい)

分類ことわざ意味お互いに許し合うことのない者同士の争いのこと。火と水は、お互いに相容れない存在であることから。