判断

「な」

流れを汲みて源を知る(ながれをくみてみなもとをしる)

分類 ことわざ 意味 人の行為を見て、その心の善悪を推し量ることができるこという。また、人の言動をじっくり見れば、その人の気持ちや性格が自然に判断できる、ということ。 流れている水を汲んで、その流れの源の様子が推測できる、ということから。
「こ」

尽く書を信ずれば書なきに如かず(ことごとくしょをしんずればしょなきにしかず)

分類 ことわざ 意味 書物に書いてあることがすべて正しいという訳ではない。書物に書かれていることを全部信用してしまうくらいなら、書物は無い方がましで読まない方が良い、という意味。自分の判断力を生かして読書をせよ、ということ。
「け」

下衆の後知恵(げすのあとぢえ)

分類 ことわざ 意味 愚かな者は物事が済んでしまってから、やっとよい知恵が浮かんでくる、という意味。下衆は、判断が必要な時には考えがまとまらず、物事が終わってから何か考えつくものだ。 下衆は身分の卑しい者のこと。 同類語・同義語 下衆の後知...
「さ」

細工は流々仕上げを御覧じろ(さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ)

分類 ことわざ 意味 細工の方法は、よく念を入れて色々とあるのだから、方法そのものを批判をせずに、結果を見て判断してくれと、自慢するときの言い方。 結果がどんなに見事であるかを今にご覧にいれることができるでしょう、どうぞご期待ください、とい...
「よ」

葦の髄から天井覗く(よしのずいからてんじょうのぞく)

分類 ことわざ 意味 自分のごく限られた知識で、広い世界の全体を知っているかのように思い込み勝手な判断をしてしまうこと。 葦は細い草で、その茎の細い管を通して天井の一部分を覗き、天井全部が分かったような思い込みをする、ということから。 同類...
「は」

針の穴から天を覗く

分類 ことわざ 意味 自分の小さな見識をもって大きいことに臨むことをいう。また、わずかに得た知識から、大きな問題を自分勝手に判断することをいう。 針の穴から空を覗くと、わずか一部分しか見えないことから、狭い考えを非難する言葉。 同類語・同義...
「こ」

子故の闇に迷う(こゆえのやみにまよう)

分類 ことわざ 意味 子供を溺愛するあまりに、親は闇夜に道に迷った者のように、子供への愛情にひかされてあれこれ分別も忘れて思い迷い正常な判断ができなくなることをいう。 同類語・同義語 子故に迷う親心