「し」

小を捨てて大に就く(しょうをすててだいにつく)

分類 ことわざ 意味 大きく重要な物事を実行するために、小さく重要でない物事を切り捨てること。大小を比較して、小を捨てて大を取ることをいう。 同類語・同義語 小の虫を殺して大の虫を助ける 大の虫を生かして小の虫を殺す 大の虫を生かす 大事の...
「て」

出遣いより小遣い(でづかいよりこづかい)

分類 ことわざ 意味 まとまった大きな出費をするより、目立たない細々とした出費の方が、気づかないうちに積もり積もってかえって多くかかるものである、という意味。
「こ」

子を持って知る親の恩

分類 ことわざ 意味 子育てをしてはじめて、自分に対して注がれた親の恩の深さを知ることができ、また、親の有難さが分るようになる、という意味。
「し」

死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)

分類 ことわざ 意味 どうしようもない絶望的な状況で、危険を冒してでも何とか生き残る道を求めことをいう。 また、困難を克服するために、あえて危険に挑戦することをいう。 「死中」は死ぬよりほかないというような状態のこと。「活」は生きること。 ...
「て」

天を仰いで唾する(てんをあおいでつばをする)

分類 ことわざ 意味 他人に危害を与えたり損害を与えようとして、かえって自分が害を被ること。 天を仰いで吐いた唾は、そのまま自分の顔にかかってくるだけだ、ということから。 同類語・同義語 天に唾する 天に唾す 天を仰ぎて唾はく
「ひ」

人を呪わば穴二つ(ひとをのろわばあなふたつ)

分類 ことわざ 意味 人を呪って害を与えようとすれば自分にもその害が及んでくる、という意味。 人を呪い殺そうとすれば、相手の分だけでなく自分の墓穴も掘らなければならなくなる、ということから。 同類語・同義語 人を祈らば穴二つ
「つ」

杖ほどかかる子はない

分類 ことわざ 意味 老人にとって、杖ほどに頼りがいのある子供はいない、真に頼りになる子は少ないものだ、という意味。 同類語・同義語 杖も孫ほどかかる
「た」

玉磨かざれば光なし(たまみがかざればひかりなし)

分類 ことわざ 意味 玉も磨かなければ光は出ないものである、ということから、天性で素晴らしい素質や才能を持っている人も、努力を重ねて自分を磨き切磋琢磨しなければ、本当の価値を発揮できず、また、立派な人になることはできない、という意味。 「玉...
「は」

八面六臂(はちめんろっぴ)

分類 ことわざ 意味 たった一人で多方面にわたり何人分もの働きをし大活躍することをいう。 「面」は顔。「臂」は肘(ひじ)のこと。八つの顔と、六本の腕を持つ仏像のことから、一人の人間が、八つの顔と六本の腕を持っているかのような働きをすることか...
「せ」

善悪は友を見よ(ぜんあくはともをみよ)

分類 ことわざ 意味 ある人が善人であるか、悪人であるかは、その友人を見ればわかる、という意味。 同類語・同義語 善悪は友による
「せ」

善悪は友による(ぜんあくはともによる)

分類 ことわざ 意味 人が善人となるのも、悪人となるのも、皆その友人の影響によるものである、という意味。 選ぶ友人の良し悪しで、人は善人にも悪人にもなるものである、ということ。 同類語・同義語 善悪は友を見よ
「た」

高嶺の花(たかねのはな)

分類 ことわざ 意味 ただ見ているだけで、実際には自分のものすることができないもの。 遠くから眺めることはできるが、手に入れることができない、美しいものや高価なもの、魅力的なものを指す。 「高嶺」は、高い峰、高い山の頂のこと。高い峰に咲いて...
「は」

花は折りたし梢は高し(はなはおりたしこずえはたかし)

分類 ことわざ 意味 欲しいものを手に入れたいけれど、それを得る方法が見つからないことのたとえ。思うようにいかないことをいう。 美しく咲いた花が実った枝を折ってその花を手に入れたいけれど、梢が高く登ることができず届かないことから。 同類語・...
「り」

李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)

分類 ことわざ 意味 他人から嫌疑を受けるような行為や疑いを招くような行動は慎まなくてはならない、という戒め。 李(スモモ)の木の下で冠を正す行為をすると、その木に実っている李の実を盗むのではないかと疑われるためにそのような行為をするべきで...
「う」

瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)

分類 ことわざ 意味 人に疑われるような言動は慎んだ方が良い、という戒め。 「瓜田」とは、瓜(ウリ)の畑のこと。「履を納れる」とは、靴等の履物が脱げてしまったので、かがんで足を履物に入れて履きなおす様をいう。 ともすると、瓜泥棒と疑われかね...
「し」

死人に口なし

分類 ことわざ 意味 人間死んでしまえば、何を言われても弁解ができない、という意味。 また、死人を証人にしようとしても証明のしようがなく無駄である、という意味も。 死んでしまった人は口も聞けないため、証言することも言い訳することもできない、...
「こ」

五重の塔も下から組む(ごじゅうのとうもしたからくむ)

分類 ことわざ 意味 何事も、順序を追って基礎から積み重ねて初めて完成するものだ、という意味。 同類語・同義語 千里の行も足下に始まる 千里の行も一歩より起こる 千里の行も一歩より始まる 千里の道も一歩より
「せ」

千里の道も一歩より

分類 ことわざ 意味 どんなに大きな計画も、その進行は手近なことを一つ一つ実行するところから始まる、という意味。 「千里の道」とは、非常に遠い旅路のこと。その旅路も、まず足元の第一歩から始まる、ということから。 同類語・同義語 千里の行も一...
「せ」

千里の行も一歩より起こる(せんりのこうもいっぽよりおこる)

分類 ことわざ 意味 千里に渡るような旅路の長い旅行も、最初の一歩から始まるように、遠大な計画も、まず手近なことの実行からしか始まらない、という意味。 また、日々努力をし続ければ、大事を成就することができる、という意味も。 同類語・同義語 ...
「ほ」

盆を戴きて天を望む(ぼんをいただきててんをのぞむ)

分類 ことわざ 意味 二つのことを同時に行うことはできないことのたとえ。 頭にお盆を載せては空を見ることはできない。また、空を見るにはお盆を頭に載せるわけにはいかない、ということから。