食べ物に関する ことわざ・格言・故事

「け」

倹約と吝嗇は水仙と葱(けんやくとりんしょくはすいせんとねぎ)

分類 ことわざ 意味 一見すると似ているけれど、実際は全然違っている、という意味。 倹約することとケチは似ているが、本当の意味は違う。それは水仙と葱(一文字は葱の異称)とが、似ているけれど、全然違うものであるのと同様である、ということから。...
「の」

飲む打つ買うの三拍子(のむうつかうのさんびょうし)

分類 ことわざ 意味 酒と博打、女の三つで、男の道楽の三拍子。
「り」

理詰めより重詰め(りづめよりじゅうづめ)

分類 ことわざ 意味 どうせ詰めるなら、理屈で詰めるより御馳走が入った重箱を詰めてもらった方がよい。理屈を聞かされるよりも重詰めを貰った方がよい、という意味。
「は」

話半分腹八分(はなしはんぶんはらはちぶ)

分類 ことわざ 意味 話は真実が半分くらいと思え、腹は八分目程度になるように食事をとれ、という意味。 話というものは誇張が多いものであるから半分くらいに割り引いて聞いておいた方がよく、食事も腹八分目くらいにした方がよい、ということ。 同類語...
「き」

金時の火事見舞い(きんときのかじみまい)

分類 ことわざ 意味 顔が真っ赤なこと。おもに酒を飲んだりしたときに顔が赤い様子をいう。 顔が赤い金時(金太郎)が火事の見舞いに行ったら、火に照らされてますます赤く見える、ということから。「金時」は源頼光(みなもとのらいこう)の家来である坂...
「は」

花より団子(はなよりだんご)

分類 ことわざ 意味 ①美しいものを味わう心が欠けていること。風流を解さないことのたとえ。 ②風流よりも実利、虚栄より実益を優先するべきであるということ。外見の華やかさよりも実際に役立つものの方をよしとすることのたとえ。 花に現(うつつ)を...
「た」

卵を見て時夜を求む(たまごをみてじやをもとむ)

分類 ことわざ 意味 あまりに早計なことをたとえた言葉。順序を考えず、せっかちに結果を求めることをいう。 鶏の卵に、時を告げてくれることを期待する、ということから。 荘子にある句。
「も」

餅は餅屋(もちはもちや)

分類 ことわざ 意味 全ての物事にはそれぞれ専門家がいるので、その人に任せるのが最も良い、という意味。どんなことでもその道の専門家というものがいるものであるから、知ったかぶりせずにやはりその人物に任せるべきだ、ということ。 餅はやはり専門の...
「こ」

コックが多いとスープがまずくなる

分類 ことわざ 意味 物事は他人の干渉が多いと、うまくいかないものだ、という意味。 英語での表記 Too many cooks spoil the broth. 同類語・同義語 コックが多いとスープが台無しになる 船頭多くして船山に上る(せ...
「と」

飛ぶ鳥の献立(とぶとりのこんだて)

分類 ことわざ 意味 早とちりのこと。 空を飛ぶ鳥を見て、まだ捕まえてもいないのに、鳥料理の献立を考えてる、ということから。 同類語・同義語 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
「て」

手前味噌で塩が辛い(てまえみそでしおがからい)

分類 ことわざ 意味 自家製の味噌だから美味しいと言われ、食べてみたら塩辛すぎてまずかった、ということから、自慢話ばかりで聞き苦しいことをいう。 同類語・同義語 手前味噌 自画自賛
「と」

とかく浮世は色と酒(とかくうきよはいろとさけ)

分類 ことわざ 意味 とかくこの世の中はというものは男女の色事と、酒が一番である、という意味。 浮世は浮かれて渡る世間のこと。楽しみといえば何といっても情事と酒を飲むことである、ということ。
「て」

手酌貧乏(てじゃくびんぼう)

分類 ことわざ 意味 酒を飲む時には、誰かに酌をしてもらって飲むと美味しいが、自分一人で酌をするのはいかにも貧乏じみている、という意味。また、酒は人と飲んでこそ美味しいものなのに、一人になってもまた酒を飲むようだと酒代がかさんで貧乏の元にな...
「や」

八百屋に看板なし(やおやにかんばんなし)

分類 ことわざ 意味 八百屋は店先に並べた野菜・果物等の品が看板になるから、わざわざ看板を出す必要はないことをいう。
「ぬ」

糠に釘(ぬかにくぎ)

分類 ことわざ 意味 糠に釘を打つのと同じで、まったく手応えがないこと。また、効き目がないことをいう。 糠は、玄米などを精白する際に出る粉。糠に釘を打ち込んでも粉のため効き目がないことから。 同類語・同義語 豆腐に鎹(とうふにかすがい) 暖...
「と」

豆腐に鎹(とうふにかすがい)

分類 ことわざ 意味 注意や意見をしても手応えがなく効き目のないことをいう。 「鎹(かすがい)」は、二つの材木を接合するためのコの字型の釘のこと。豆腐に鎹を打ち込んでも手応えがないことから。 同類語・同義語 糠に釘(ぬかにくぎ) 暖簾に腕押...
「ね」

猫に鰹節の番(ねこにかつおぶしのばん)

分類 ことわざ 意味 極めて危険で安心できないこと、油断ならないことをいう。また、過ちが起きやすいこと、間違いを起こしやすい状態をいう。 大好物の鰹節を猫の傍に置くことということから。 同類語・同義語 猫に鰹節 鰹節を猫に預ける
「し」

杓子は耳搔きにならず(しゃくしはみみかきにならず)

分類 ことわざ 意味 大きな杓子は耳搔きの代わりにはならない、ということから、形が似ているからといって大きい物は必ずしも小さい物の代わりにはならない、という意味。「大は小を兼ねる」の反対の意味。 味噌汁等を掬う杓子は、耳搔きの代わりには使え...
「さ」

酒飯雪隠(さけめしせっちん)

分類 ことわざ 意味 客を招く時の心得のこと。「酒」は良い酒。「飯」は美味いご飯。「雪隠」は清潔な便所(お手洗い)。お客様を招く時には、良い酒、美味いご飯、清潔な便所を用意することが大事である、という意味。
「さ」

酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)

分類 ことわざ 意味 酒は適度に飲めば、どんな薬よりも健康に良い、という意味。 「百薬の長」は、全ての薬の大将という意味。 同類語・同義語 百薬の長 対義語・反対語 酒は百毒の長