は行

「は」

吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ)

分類 ことわざ 意味 一度口に出した言葉は取り消すことができないこと。また、十分に注意して話をするべきだということ。 一度吐いた唾は、もう戻して飲めないように、一度口から出した言葉は取り返しがつかないことのたとえ。 同類語・同義語 吐いた唾...
「ほ」

惚れて通えば千里も一里(ほれてかよえばせんりもいちり)

分類 ことわざ 意味 好きな人のもとへ通うには、遠路も何でもない、という意味。また、好きなことには苦労など何でもない、という意味も。 惚れた相手のところへ通う目的の道であれば、どんなに遠くても平気で、かえって短く感じられるものだ、ということ...
「ほ」

惚れた病に薬なし(ほれたやまいにくすりなし)

分類 ことわざ 意味 恋煩いを治す薬は無い、という意味。恋の病を癒すべき良薬は無い、ということ。
「ひ」

人の情けは世にある時(ひとのなさけはよにあるとき)

分類 ことわざ 意味 人の好意を有するは世にときめく時だけである、という意味。 自分が世間から一目置かれている間は、誰もが自分に好意や同情を持ってくれるものであるが、一旦落ちぶれてしまうと、見向きもしてくれないものである、ということ。 同類...
「は」

流行物は廃り物(はやりものはすたりもの)

分類 ことわざ 意味 流行の永続しないことをいう。流行は全く一時的なもので、いずれは廃れ、人の目から消えていくものだ、という意味。 流行のものはその時期が過ぎると流行らないものになってしまう、ということから。 同類語・同義語 流行物は廃れ物
「ひ」

氷炭相容れず(ひょうたんあいいれず)

分類 ことわざ 意味 性質が正反対で一致しないこと。 「氷炭」のは、氷と炭の意味。冷たい氷と熱せられた炭は、お互いに相手を受け入れられない、ということから。
「へ」

下手の横好き(へたのよこずき)

分類 ことわざ 意味 下手であるにもかかわらず、かえってそれを好み熱心なこと。または、何をやらせても下手な人に限って、いろいろなことに手を出したがるものである、ということ。 「横好き」は、専門でないことを好むこと。 同類語・同義語 下手の物...
「ふ」

父母の恩は山よりも高く海よりも深し

分類 ことわざ 意味 父や母の恩は、比べ物のないほど大きい、という意味。両親の愛情をたとえた言葉。
「は」

花は桜木人は武士(はなはさくらぎひとはぶし)

分類 ことわざ 意味 花の中では桜が最も優れ、人の中では武士が最も優れいている、という意味。武士の美意識を示した言葉。 桜の咲き際と散り際の鮮やかさと、武士の死に際のイメージを重ねたもの。
「へ」

下手の長談義(へたのながだんぎ)

分類 ことわざ 意味 話の下手な人に限って、話が長い、という意味。 「談義」は話をすること。 同類語・同義語 下手の長談義後座の妨げ(へたのながだんぎこうざのさまたげ)
「へ」

下手の考え休むに似たり(へたのかんがえやすむにいたり)

分類 ことわざ 意味 下手な人が考えるのは時間を費やすばかりで、良い考えが浮かばず、結局休んでいるのと同じようなものである、という意味。 囲碁や将棋で、長時間考えている人をからかって言う言葉。
「は」

歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ)

分類 ことわざ 意味 思っていることを遠慮せずに、ずばずばと言うこと。 歯に、衣(衣服)を着せない、ということから。包み隠すところなくものをいう、という意味。 同類語・同義語 歯に衣着せない
「ほ」

煩悩の犬は追えども去らず(ぼんのうのいぬはおえどもさらず)

分類 ことわざ 意味 煩悩の容易に去り難いことをいう。 「煩悩」とは、人を苦しめ煩わせる心や悟りに至る道を妨げる心のこと。 同類語・同義語 煩悩の家の犬打てども去らず
「ふ」

無精者の一時働き(ぶしょうもののいっときばたらき)

分類 ことわざ 意味 日頃から怠けている者が急に働き出しても、一時だけのことで長続きはしない、という意味。
「は」

張子の虎(はりこのとら)

分類 ことわざ 意味 実力も無いくせに威勢だけはよく虚勢を張る人のこと。あるいは、何事にもただ首を縦に振る人のこと。または、首をよく振り動かす癖のある人のこともいう。 「張子の虎」は、紙と竹で作った張子でできた虎の形の郷土玩具のこと。首の部...
「ほ」

亡羊の嘆(ぼうようのたん)

分類 ことわざ 意味 学問の道は、多方面で多岐にわたり容易に達しがたいこと。それが転じて、方針が決まらず、どうしてよいやら途方に暮れていることもいう。 逃げている羊を追いかけていたところ、道が多くて見失ってしまい嘆いている、ということから。
「ひ」

人と入れ物は有り合わせ(ひとといれものはありあわせ)

分類 ことわざ 意味 人と入れ物はその場にあるものを使えば何とか用が足りるものだ、という意味。 人と器や器物等の入れ物は、沢山あればあったで便利なものであるし、少なければ少ないで何とかなるものである、ということから。人と器は有り合わせたもの...
「ひ」

百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)

分類 ことわざ 意味 人から百回聞くより、実際に自分で一回見る方がよく理解できる、という意味から、まず見て確かめることが大事だということ。 「如かず」は、及ばない、の意味。 同類語・同義語 百聞、一見に如かず 千聞一見に如かず(せんぶんいっ...
「は」

早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)

分類 ことわざ 意味 朝早くから起きると、何かしら良い事があるため、早く起きなさい、という意味。 「徳」は「得」とも書き、毎朝早く起きると健康にも良く何かしら得なことがあるものだ、という意味に。 「三文」は昔のお金で、僅かな金額。 同類語・...
「ひ」

火水の争い(ひみずのあらそい)

分類 ことわざ 意味 お互いに許し合うことのない者同士の争いのこと。 火と水は、お互いに相容れない存在であることから。