「ふ」

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夫婦は二世(ふうふはにせい)

分類ことわざ意味夫婦は、今生きているこの世(現世)だけでなく、死んだ後の来世まで続く、深い縁で結ばれた関係である、という意味。同類語・同義語親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(おやこはいっせい、ふうふはにせい、しゅじゅうはさんせい)夫婦は二...
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不倶戴天(ふぐたいてん)

分類ことわざ意味憎しみや恨みが深いこと。激しい憎しみから報復しないではいられない程であること。「不倶戴天」は、「倶(とも)に天(てん)を戴(いただ)かず」と読む。相手を殺すか自分が殺されるか、という、この世に共に生きてはいられない間柄である...
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武士は食わねど高楊枝(ぶしはくわねどたかようじ)

分類ことわざ意味武士たるもの貧しくとも不義を行わず誇り高く生きることをいう。また、武士は気位を高く持って人に弱みを見せてはならない、という意味。「高楊枝」は、食後に悠然と使う楊枝のこと。武士は、貧しいために食事が出来なくてもひもじそうな顔一...
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蚊虻牛羊を走らす(ぶんぼうぎゅうようをはしらす)

分類ことわざ意味小さな者が大きな者を動かすことをたとえた言葉。小さな者でも大きくて強い者に揺さぶりをかけ動揺させられる、ということ。「蚊虻」は、蚊(カ)と虻(アブ)のこと。これらのような小さな虫でも、大きな牛や羊に集ると、うるさがって走り出...
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分別過ぎれば愚に帰る(ぶんべつすぎればぐにかえる)

分類ことわざ意味あまりに考えすぎると、かえって愚策に陥ることをいう。分別は物事の理非をわきまえることだが、それも考えすぎるとかえって失敗する、ということ。同類語・同義語分別過ぐれば愚に帰る
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文人相軽んず(ぶんじんあいかろんず)

分類ことわざ意味文人墨客は、自尊心が高いので自分自身を高く構えて、互いに軽蔑し合っているきらいがある、という意味。
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分相応に風が吹く(ぶんそうおうにかぜがふく)

分類ことわざ意味人それぞれの身分や立場に応じた相応しい処世の法や暮らし方があるものだ、という意味。風というものは、その人に相応しく吹いてくる、ということから。
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故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをしる)

分類ことわざ意味古いことを研究して新しい道を発見する。昔のことをよく調べ、そこから新しい考えを見つけ出すこと。『論語』のなかの孔子の言葉。同類語・同義語温故知新(おんこちしん)
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古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)

分類ことわざ意味古く由緒のあるものは滅びることはない、という意味。同類語・同義語古川に水絶えぬ(ふるかわにみずたえぬ)
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夫唱婦随(ふしょうふずい)

分類ことわざ意味夫婦の仲が良く、よく和合していることをいう。夫が言い出したことに対して妻が従う、ということから。
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不惜身命(ふしゃくしんみょう)

分類ことわざ意味自分の身体や命を惜しまないこと。法華経にある言葉で、仏道を修めるためには自分の身体も命も顧みずに努力するということをいう。
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袋の中の鼠(ふくろのなかのねずみ)

分類ことわざ意味追い詰められて逃げ出すことができない状態のこと。逃げ道のないことのたとえ。袋に入れられた鼠(ネズミ)のようである、ということから。同類語・同義語袋の鼠(ふくろのねずみ)
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不言実行(ふげんじっこう)

分類ことわざ意味あれこれ理屈を言わないで、良いと思ったことは黙って実行すること。行動が必要な場合には、空虚な言葉は無益である、ということ。英語での表記Deeds, not words.
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風声鶴唳(ふうせいかくれい)

分類ことわざ意味些細なことにまでびくびくして怖気づくこと。「風声鶴唳」は、敗軍の兵の耳に届く風の音と、鶴の鳴き声で、また、敵襲かと、恐れ驚くことから。
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風樹の嘆(ふうじゅのたん)

分類ことわざ意味親孝行をしようと思ったときにはもう親が死んでしまってできない悲しさを表した嘆きの言葉。「樹、静かならんと欲すれども風やまず、子、養わんと欲すれども親待たず」という詩句から。同類語・同義語風木の嘆(ふうぼくのたん)
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笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)

分類ことわざ意味いかに誘いおだてても、人がそれに一向に応じないこと。色々と策を講じて人を誘い込もうとしても誰も応じないことをいう。新約聖書の言葉で、人を踊らせようとして笛を吹いても誰も踊ろうとしないことから。あることをさせようと先に立って誘...
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風前の灯火(ふうぜんのともしび)

分類ことわざ意味物事の、儚く危うい様、脆い様をいう。また、危険が迫り今にも命が危ない様子。風の吹きつける場所に置かれた灯火(ともしび)、という意味から。同類語・同義語風の前の灯火(かぜのまえのともしび)風の前の塵(かぜのまえのちり)風前の塵...
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布施ない経には袈裟を落とす(ふせないきょうにはけさをおとす)

分類ことわざ意味報酬が少ないと仕事にも熱が入らず勤めるところも薄い、という意味。お布施をくれない貰わないときには、僧侶は、略式でお経を読むのにも袈裟を身に着けない、ということから。同類語・同義語 布施ない経に袈裟落とす(ふせないきょうにけさ...
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覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)

分類ことわざ意味一度してしまったことは取り返しがつかない。また、一度離別してしまった夫婦は、戻そうとしても戻らないものだ、という意味。昔、中国の呂尚という者が、本ばかり読んで働かないため、その妻は呆れて別れてしまった。のちに呂尚が出世して太...
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父母の恩は山よりも高く海よりも深し

分類ことわざ意味父や母の恩は、比べ物のないほど大きい、という意味。両親の愛情をたとえた言葉。