た行

「ち」

近道は遠道(ちかみちはとおみち)

分類ことわざ意味物事を手っ取り早く仕上げようとして、途中で手を抜いたりすると、かえって後で手数がかかる事態になる、という意味。
「ち」

近火で手をあぶれ(ちかびでてをあぶれ)

分類ことわざ意味遠い将来の大きな利益を求めるよりも、小さくても手近な利益を確保すべきだ、という意味。手をあぶるなら遠くの火を当てにするより、小さくても近い所の火で暖を取るべき、ということから。同類語・同義語近い火で手をあぶれ(ちかいひでてを...
「ち」

治に居て乱を忘れず(ちにいてらんをわすれず)

分類ことわざ意味世の中が平穏無事に治まっている時でも、常に世の中が乱れた時のために備えを怠ってはならない、という意味。
「て」

手たらわずの口剣(てたらわずのくちつるぎ)

分類ことわざ意味言行不一致の人のこと。行いが不十分なのに口ばかりが剣のように鋭く達者である、ということから。
「と」

鳥は枝の深きに集まる(とりはえだのふかきにあつまる)

分類ことわざ意味常に人が多く賑わっている繁華な場所には、人の出入りが多い、という意味。鳥はよく茂った枝に集まる、ということから。
「と」

鳥の将に死せんとするその鳴くや哀し(とりのまさにしせんとするそのなくやかなし)

分類ことわざ意味「鳥の将に死せんとするその鳴くや哀し」の後に、「人の将に死せんとするその言や善し」と続き、人が死に臨んで口にする言葉には、紛れもない真実が込められている、という意味。また、鳥の死に際の鳴き声は、胸をえぐるほど悲しい響きを持っ...
「と」

虎は千里の藪に住む(とらはせんりのやぶにすむ)

分類ことわざ意味優れた人物は奥深い舞台を必要とする、という意味。一日に千里を往復する虎は、狭小な土地には住まない、ということから。同類語・同義語虎は千里続く国ならでは住まず(とらはせんりつづくくにならではすまず)
「と」

鳥の両翼、車の両輪(とりのりょうよく、くるまのりょうりん)

分類ことわざ意味密接な繋がりを持つ間柄のこと。鳥の翼も、車の車輪も、どちらも両方(2つ)揃って役に立つものである、ということから。
「て」

天を幕とし地を席とす(てんをまくとしちをせきとす)

分類ことわざ意味志が広大なことをいう。「幕」は天幕・屋根のこと。「席」は座席、座るところ。天を屋根とし、地を座席とする、ということから。
「て」

天下は天下の天下なり(てんかはてんかのてんかなり)

分類ことわざ意味天下は天下の人の共同の天下であり、ある一人の私有物ではない、という意味。
「て」

天知る神知る我知る子知る(てんしるかみしるわれしるししる)

分類ことわざ意味不正や悪事はいつかは必ず露見する、という意味。誰も知らないと思って悪事をはたらいても、天も地も自分も他人も気付いている、ということから。同類語・同義語 天知る地知る(てんしるちしる)
「て」

天知る地知る(てんしるちしる)

分類ことわざ意味不正なことは必ず露見する、という意味。自分が犯した不正な行為は、自分一人だけしか知っている者はいないと思うのは誤りで、天や地が知っている、ということから。同類語・同義語天知る地知る我知る人知る(てんしるちしるわれしるひとしる...
「た」

大巧は拙なるが如し(たいこうはせつなるがごとし)

分類ことわざ意味本当の名人は小細工を弄しないもので、一見拙く(つたなく)見えるものである、という意味。また、本当に巧妙なものというのは、一見下手くそに見えるものである、ということ。同類語・同義語大巧は拙なるが若し
「た」

大根を正宗で切る(だいこんをまさむねできる)

分類ことわざ意味立派なものを詰まらない用に使い、使用の方法が適当でないこと。また、実力のある人物なのに詰まらない仕事をさせること。「正宗」は、稀代の名刀とされる鎌倉時代の刀。その刀で大根を切る、ということから。同類語・同義語大根を正宗で切る...
「た」

竹に油(たけにあぶら)

分類ことわざ意味口が達者でべらべらとよく喋ること。竹は滑りが良いのに油をつければ止めようがない、ということから。同類語・同義語立て板に水(たていたにみず)
「た」

伊達の薄着(だてのうすぎ)

分類ことわざ意味着ぶくれの不格好を嫌い、寒い時でも我慢して薄着をすること。「伊達」は、見栄を張っておしゃれな様子をすること。戦国大名の伊達政宗の派手な服装からきたといわれる。
「と」

当意即妙(とういそくみょう)

分類ことわざ意味その場に応じて、素早く機転を利かすこと。気の利いた対応をすること。「当意」は、その場で考えること。「即妙」は、機転が利くこと。同類語・同義語臨機応変(りんきおうへん)
「と」

灯台下暗し(とうだいもとくらし)

分類ことわざ意味自分の身近なことは案外分からないものだ、という意味。「灯台(燈台)」は、昔、蠟燭(ロウソク)を立てる明かりを灯すための台のことで、遠くは明るいがそのすぐ下は陰になって暗い、ということから。遠いことはよく気が付くが、身近にある...
「と」

冬扇夏爐(とうせんかろ)

分類ことわざ意味時勢に合わず、何の役にも立たないこと。冬の扇、夏の炉(暖炉)、ということから。
「と」

頭角を現す(とうかくをあらわす)

分類ことわざ意味才能や技能が他の人よりも特に優れて目立つこと。「頭角」は頭の先のこと。頭の先が人よりも抜きんでて目立つ、ということから。