「し」

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尻切れトンボ(しりきれとんぼ)

分類ことわざ意味物事が完成しないで、途中で終わってしまうこと。また、何を始めても最後までやり通せずに途中で止めてしまい長続きしないこと。蜻蛉(トンボ)の尾の部分が、千切れてなくなっている姿に似ていることから。同類語・同義語尻切れ蜻蛉尻切れと...
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汁を啜って同罪(しるをすすってどうざい)

分類ことわざ意味ほんの少しばかり悪事に関係したというだけの程度でも、罪を犯したということについては同じである、という意味。汁を啜っただけっで中身を食べなくても、中身を食べた者と同じ罪にあたり、分け前の多少ではない、ということから。同類語・同...
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白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ)

分類ことわざ意味大勢の人の中から特に選んで指名することをいう。生贄(人身御供)として選んだ娘の家の屋根に神が白い羽根の付いた矢を立てた、という伝説から。同類語・同義語白川夜船白川夜舟
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白河夜船(しらかわよふね)

分類ことわざ意味よく眠っていて何が起きたかを少しも知らないこと。何も気づかずにぐっすり眠っていること。京都へ行かないのにいったふりをした人が、白河という地名を聞かれ、川の名前と思って夜中に舟で寝ながら通っただけだから何も知らないと答えた、と...
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死に水を取る(しにみずをとる)

分類ことわざ意味人が死ぬ時に最後まで側について世話をすること。「死に水」は、死んでいく人の口に入れる水(末期の水)のこと。同類語・同義語杓子を定規にする(しゃくしをじょうぎにする)
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杓子定規(しゃくしじょうぎ)

分類ことわざ意味全てを一つ方法や形式に当てはめようとして、融通が利かない様子をいう。「杓子」は、汁物などをすくう道具。杓子の曲がった柄を、真っ直ぐでなければならない定規の代わりに無理矢理使って、間違った基準で物を計ろうとする、ということから...
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失敗は成功の母(しっぱいはせいこうのはは)

分類ことわざ意味失敗の原因をよく研究して改善すれば、次には成功させることができる。失敗こそが成功を生む、という意味。同類語・同義語失敗は成功の基(しっぱいはせいこうのもと)禍を転じて福と為す(わざわいをてんじてふくとなす)
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失敗は成功の基(しっぱいはせいこうのもと)

分類ことわざ意味失敗してもその理由を考えて、新しい考え方や方法でやり直せば、次は必ず成功するであろう、という意味。しっかりと反省すれば、失敗は無駄にはならない、ということから。同類語・同義語失敗は成功の母(しっぱいはせいこうのはは)禍を転じ...
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書は七難を隠す(しょはしちなんをかくす)

分類ことわざ意味筆跡の上手な人は、多くの欠点を隠すことができる、という意味。
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尻から藁が出る(しりからわらがでる)

分類ことわざ意味格好をつけてもすぐにばれてしまうことをいう。筵(むしろ)を着ていて寝ている親子がよその家へ行った時、子供にはそのことを口止めをしたのに、親のお尻に藁が付いているのに気付いた子が、夜具(やぐ、寝ている時に使用する布団等のこと)...
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知らぬが仏(しらぬがほとけ)

分類ことわざ意味そのことについては何事も知らないでいれば、不必要な邪推や心配をして立腹することもなく、平穏無事な心境を保って仏のように慈悲深い心で居られる、という意味。また、当人だけが知らないで平気でいられることを馬鹿にして言う言葉。
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書は言を尽くさず(しょはげんをつくさず)

分類ことわざ意味文字では言いたいことのすべてを尽くして十分に語ることはできない、という意味。『易経』にあることば
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秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)

分類ことわざ意味刑罰、権威、意志、志操などが厳しく強固で厳かなことをいう。秋の冷たい霜と、夏の激しい日光のことから転じた言葉。
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室に怒りて市に色す(しつにいかりていちにいろす)

分類ことわざ意味怒りの心を顔色に表す、という意味。自分の家の中で、家族に対して放った怒りを、市場に出た後までも持ち越してしまう、ということから。
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敷居が高い(しきいがたかい)

分類ことわざ意味迷惑をかけたり約束を守れなかったりして、相手の所へ行きにくいこと。不義理などから行く先の家の敷居が高く感じられ、訪問しにくい、ということから。「敷居」は、建物の入り口の引き戸が乗っている部分のこと。ここが高いと入りにくいこと...
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地獄耳(じごくみみ)

分類ことわざ意味他人の秘密をすぐ聞き込む人のこと。また、一度聞いたらいつまでも忘れないこと。「地獄」は、人間の行いを残らず聞いているといわれ、人間世界のすべてを素早く聞き取って裁くという、地獄の耳の意味から。
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地獄で仏(じごくでほとけ)

分類ことわざ意味ひどく苦しんだり困ったりしている時に、思いがけなく助けてもらってありがたく思うこと。苦難の際に思わぬ助けを得ることをいう。恐ろしい地獄の苦しみの中で、情け深い仏様に出会って救ってもらう、ということから。同類語・同義語地獄で仏...
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十年一昔(じゅうねんひとむかし)

分類ことわざ意味十年ぐらい経つと、世の中がいろいろと変わってしまって、昔のことだと感じられる、という意味。何があっても十年もすれば、もうすっかりと昔のことである、ということ。「一昔」は、一応昔だと思われる過去のこと。
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習慣は第二の天性なり(しゅうかんはだいにのてんせいなり)

分類ことわざ意味長い間習慣にしていると、生まれつきの性質であるかのようになってくる、という意味。また、習慣というものは、生まれつきの天性に次いで、深く身についているものである、という意味も。同類語・同義語習慣は第二の天性(しゅうかんはだいに...
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霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)

分類ことわざ意味物事の兆候によって、大事の来るのを予想することができるから、災いの来ない前にかねて用心すべきである、という意味。霜を踏むしだいて歩くようになると、やがて数日のうちに固い氷の張る厳しい冬の季節がやってくるのが分かるようになる、...