か行

「こ」

氷を叩いて火を求む(こおりをたたいてひをもとむ)

分類ことわざ意味手段を間違えて物事がうまくいかないことをいう。できもしないことを求めることのたとえ。
「き」

器用貧乏(きようびんぼう)

分類ことわざ意味何をやらせてもうまくできるため、他人には重宝がられるが、特定のものに徹しきれず一つのことに集中できないため、中途半端で大成できず、かえって損をし成功せず生活も恵まれないこと。また、何でもできるが、これぞ、というものがないこと...
「け」

芸は道によって賢し(げいはみちによってかしこし)

分類ことわざ意味一芸の達人はその分野については、他人よりも優れている、という意味。技芸というものは、各自その専門とするところによって優れている、ということ。同類語・同義語 芸は道によりて賢し 芸は道によって精し(げいはみちによってくわし) ...
「け」

刑は刑無きに期す(けいはけいなきにきす)

分類ことわざ意味刑罰を与えるのは、刑罰を無くすためである。悪人がいなくなれば刑罰も要らなくなる。悪人を懲らしめるために刑罰を執行するのであって、本当は刑罰のない世界にしたい、ということ。
「け」

喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)

分類ことわざ意味喧嘩をした者に対して、どちらも悪いとして両方とも同じように罰すること。「成敗」は、懲らしめること。罰すること。喧嘩をした者は、双方に罪ありとして双方を罰する、ということ。
「け」

毛を見て馬を相す(けをみてうまをそうす)

分類ことわざ意味外見だけで物事も価値を推し量ること。毛並みを見るだけで馬の価値を決める、ということから。
「か」

株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)

分類ことわざ意味いつまでも昔の習慣を良しとして、そのまま守るばかりで、改めようとも応用しようともしない愚かさをたとえた言葉。しきたりに甘んじて機に応じた振る舞いができないこと、または無意味なことを守り続けていること。昔、中国の宋の国の農夫が...
「か」

金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)

分類ことわざ意味友人にお金を貸すと、友情にひびが入るようになる、という意味。友人間でお金の貸し借りをすると、それが元で仲違いを起こしがちである、ということから。英語での表記Lend your money and lose your frie...
「か」

金が敵の世の中(かねがかたきのよのなか)

分類ことわざ意味お金というものは、すべからく世の中の不幸、災難のもとで「かたき」のようなものだ。敵に巡り合うのも、金を儲けるのも難しいし、持てば持ったで仲違いの原因となる、という意味。世の中というものは、お金が原因となって悪いことや困ったこ...
「か」

可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)

分類ことわざ意味子供が本当に可愛ければ、親の手元で甘やかさずに、世の中に出して苦労させた方がしっかりとした人間になる、という意味。「旅」は、親元から離し、世の中に出すこと。昔の旅は苦難の連続であったことから、子供を愛するならば、甘やかさずに...
「き」

兄弟は他人の始まり(きょうだいはたにんのはじまり)

分類ことわざ意味血が繋がった兄弟でも、他人のようによそよそしくなっていくものだ、という意味。成長するに従って兄弟の情も薄らいでいく、ということ。兄弟は同じ親から生まれたものではあるが、成長し、大人となり、家庭を持ち妻ができ、子供を産むに従っ...
「こ」

呉越同舟(ごえつどうしゅう)

分類ことわざ意味仲の悪い同士が、共通の困難や利害に対して協力し合うこと。あるいは、それから転じて、仲の悪い者同士が同じ場所に居合わせることをいう。「呉「越」は、中国・春秋時代の国の名前(対立国)。呉と越の国は互いに仲が悪かったが、同じ舟に乗...
「く」

薬九層倍(くすりくそうばい)

分類ことわざ意味薬の販売価格はその元となる原材料費(元値)に比べて物凄く高いことを示した言葉。薬の売価は原価の九倍である、ということから。
「け」

捲土重来(けんどちょうらい)

分類ことわざ意味一度失敗した者が、再び勢いを盛り返して物事に取り掛かること。たとえ一度戦いに敗れても、土煙を巻き上げて再び攻撃する、ということから。「捲土」は、土を巻き上げるような勢いのこと。「重来」は、重なり来ること。「重来」は「じゅうら...
「く」

愚公山を移す(ぐこうやまをうつす)

分類故事意味事を成すにあたっては、狡知(悪賢い知恵)を弄せず誠心誠意努力をすれば、いずれその目的を達することになる、という意味。中国の愚公という人が、太形・王屋の二つの山の位置を、よそに移そうと長年努力し、神がそれを愛でて移したという『列子...
「か」

亀の甲より年の劫(かめのこうよりとしのこう)

分類ことわざ意味長年の経験は値打ちがあり何よりも大切である。年長者の知恵を褒め称える言葉。「甲」は甲羅、「劫」は無限に長い時間、あるいは世の中という意味。「甲」と「劫」が同じ音であることから引き合いに出して亀の甲も値打ちがあるが、年の劫の方...
「く」

君子は和して同ぜず小人は同じて和せず

分類ことわざ意味立派な人物は、他人と調和するが訳もなく同意するようなことはしない。反対に、器の小さい人物は、訳もなく付和雷同するが、調和することはないものである、という意味。君子は和を重んずるが理に反して同調せず、つまらぬ人間は、やたらと賛...
「く」

君子は豹変す(くんしはひょうへんす)

分類ことわざ意味立派な人物は間違いに気づくとすぐに考えを改める、という意味。君子は過ちに気づくと、改めることはきっぱりと改め、善に移ることが早い。また、時世に応じて態度や意見をころりと変えることもいう。良いにつけ、悪いにつけ、思考や言動がす...
「け」

鯨飲馬食(げいいんばしょく)

分類ことわざ意味度を越えた無茶な飲食のこと。鯨が飲むように飲酒し、馬が食うように大量に食べる、ということから。"
「か」

金は天下の回り物(かねはてんかのまわりもの)

分類ことわざ意味お金は一つの所に止まっているものではなく、富者(お金持ち)もお金を失いことがあり、同様に貧者(貧乏人)にも回ってくることもある、という意味。お金は人の手から人の手へと渡っているものだから、いつかは自分のところにも回ってくる。...