kotowazakaku01

「い」

一押二金三男(いちおしにかねさんおとこ)

分類ことわざ意味女性から愛されるようにするならば、まず第一に、押しの強いこと、第二にお金持ちであること、第三に美男であることが必要だ、という意味。女性を口説く時のことで、男前であることは三番目の条件に過ぎない、ということ。
「い」

板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)

分類ことわざ意味船乗りは極めて危険な仕事である。また、危険と紙一重のところにいることのたとえ。船の底に敷く「板子」(いたご)の下は、深い海である、ということから。
「し」

習慣は第二の天性なり(しゅうかんはだいにのてんせいなり)

分類ことわざ意味長い間習慣にしていると、生まれつきの性質であるかのようになってくる、という意味。また、習慣というものは、生まれつきの天性に次いで、深く身についているものである、という意味も。同類語・同義語習慣は第二の天性(しゅうかんはだいに...
「み」

身から出た錆(みからでたさび)

分類ことわざ意味自ら悪い原因を作って、その悪い結果を受けること。自分の行った悪行や悪業のために苦しんだり災いを受けたりすること。錆が付いてしまったが、外から付いたものではなく、それ自体から出てきた錆である、ということから。同類語・同義語自業...
「て」

手酌貧乏(てじゃくびんぼう)

分類ことわざ意味お酒を飲む時には、誰かに酌をしてもらって飲むとうまいが、自分一人で酌をするのはいかにも貧乏じみている、という意味。また、お酒は誰か他の人と飲んでこそ美味しいものであるが、そのうえに一人になってもお酒を飲むようになると、酒代が...
「ほ」

ぼうふらも虫の内(ぼうふらもむしのうち)

分類ことわざ意味どんなものでも仲間は仲間である、という意味。ボウフラのような取るに足らないものであっても、やはり虫であることは間違いない、ということから。
「ほ」

忘年の交わり(ぼうねんのまじわり)

分類ことわざ意味年齢の長幼を忘れて交わること友人のこと。また、その交友関係のこと。同類語・同義語 忘年の交(ぼうねんのまじわり)
「て」

天を怨みず人を咎めず(てんをうらみずひとをとがめず)

分類ことわざ意味たとえ不遇であっても、天を恨むことをせず、また、人を咎めることもせず、自分自身の信ずるところに向かって修養し努力をするばかりである、という意味。論語にある句。
「て」

天狗も雨宿り(てんぐもあまやどり)

分類ことわざ意味絶対に濡れていく訳にはいかないときの言い方。雨が降るときは、天狗でさえも雨宿りをするしかない、ということから。
「お」

小田原評定(おだわらひょうじょう)

分類ことわざ意味長い時間をかけているのになかなか決まらない相談や会議のこと。また、あれやこれやと評議ばかりして、まとまりのつかないことをいう。相模の小田原城が、豊臣秀吉の軍勢に囲まれた時、城主の北条氏と家臣団は、長い時間和平か戦闘かの両論を...
「お」

尾羽打ち枯らす(おはうちからす)

分類ことわざ意味すっかりと落ちぶれて、みすぼらしい格好になることをいう。勢威をふるっていた者が落魄しみすぼらしい姿になること。悠然として空を飛んでいた鷹の尾っぽや羽が、折れたり抜けたりしてすっかり傷んでしまう、ということから。同類語・同義語...
「き」

木もと竹うら(きもとたけうら)

分類ことわざ意味樹木は根っこである根元の方から、竹は先端の方から割ると割りやすい、ということ。また、物事には順序というものがある、という意味。「うら」は、「末(すえ)」で、枝先、梢のこと。
「む」

向かう鹿には矢が立たず(むかうししにはやがたたず)

分類ことわざ意味素直で従順なものには攻撃は仕掛けられない、ということ。こちらを向いている鹿では、矢を射かけるわけにもいかない、ということから。
「み」

蓑着て火事場へ入る(みのきてかじばへはいる)

分類ことわざ意味自ら進んで身の危険を招くことのたとえ。植物の葉で作られた燃えやすい素材の蓑を身に着けて火事場へ行く、ということから。同類語・同義語 蓑着て火事場に入る(みのきてかじばにはいる)
「へ」

下手の長文(へたのちょうぶん)

分類ことわざ意味文章の下手な人がかえって長い文を書くこと。
「ほ」

帽子と頭巾(ぼうしとずきん)

分類ことわざ意味大した違いがないこと。似たり寄ったりのことをいう。帽子と頭巾は、形は多少異なるが、どちらも頭にかぶる点では同じである、ということから。
「ほ」

坊主丸儲け(ぼうずまるもうけ)

分類ことわざ意味元手なしに大儲けすることをいう。寺と僧侶は、資本も無くてよいし、経費もかからないために、入ってくるお金は丸々儲けとなる、ということから。
「な」

七度尋ねて人を疑え(ななたびたずねてひとをうたがえ)

分類ことわざ意味物を紛失したときは、何度もよく探してみることが大切で、探しもしないで早急に人を疑ってはならない、という意味。何度も探してからでなければ人を疑ってはいけない、という戒め。「七度」は、七回のことで、多くの回数という意味。同類語・...
「や」

山高きが故に貴からず(やまたかきがゆえにとうとからず)

分類ことわざ意味どんなに見かけや外観が良くても、中身や内容が伴わなければ立派とはいえない。物事は見かけよりも中身が大事である、という意味。山は高いから価値があるのではなく、樹木が生い茂ってからこそ価値がある、ということから。「山高きが故に貴...
「ゆ」

幽明境を異にする(ゆうめいさかいをことにする)

分類ことわざ意味人と死別すること。幽明とは、幽界(あの世)と明界・顕界(この世)のこと。あの世とこの世に別れる、という意味から。同類語・同義語 幽明処を隔つ(ゆうめいところをへだつ)