kotowazakaku01

「め」

迷者路を問わず(めいしゃみちをとわず)

分類ことわざ意味あれこれと思い悩んでいる人間ほど、人に教えを乞うことはしないものだ、という意味。道理に迷う者は、自ら率先して賢人に問うことはしない、ということから。同類語・同義語迷者は路を問わず
「め」

明鏡も裏を映さず(めいきょうもうらをうつさず)

分類ことわざ意味どんなに賢明な人物でも、時には考えの及ばないことや、目の届かないところはある、という意味。「明鏡」は、汚れや曇りの無い澄み切った鏡のこと。澄み切って物体を正確に映し出す鏡であっても、それ自体の裏側までは映すことはできない、と...
「め」

目高も魚のうち(めだかもととのうち)

分類ことわざ意味取るに足らないものが、優れたものの中に混じっていること。また、どんなに小さくて頼りなくても同じ仲間であることには違いない、という意味。目高(メダカ)は、小さな魚のこと。メダカのような小さく取りに足りない魚でも同じ魚類であるこ...
「め」

目から鼻へ抜ける(めからはなへぬける)

分類ことわざ意味何事にもよく精通し、聡明で機敏なことをいう。また、何事につけ抜け目が無いことをいう。目と鼻とはすぐ側にあり、その目から鼻へ通じるのは極短時間で素早い、ということから。非常に頭の回転が速く物事の判断が早い。また、抜け目が無くす...
「め」

明眸皓歯(めいぼうこうし)

分類ことわざ意味澄み切った瞳と真っ白な歯を持った美しい女性のこと。「明眸」とは、澄んだ瞳。「皓歯」とは、白く輝く歯のこと。いずれも美人の条件の一つ。美人を形容した言葉。中国の杜甫の詩句から。
「め」

名馬に癖あり(めいばにくせあり)

分類ことわざ意味優れた才能を持っている人は、個性もまた強いものである、という意味。名馬とされるような馬は、どこかに難があるものである、ということから。同類語・同義語癖なき馬は行かず(くせなきうまはいかず)
「め」

目糞鼻糞を笑う(めくそはなくそをわらう)

分類ことわざ意味自分の欠点には気づかないで、他人の欠点を取り上げて嘲笑うことをいう。取り柄のない人が、自分のことは棚に上げて他人の無能さを笑うこと。また、軽蔑し合っても似たり寄ったりであること。汚い目糞(目ヤニ)が、同類の鼻糞を汚いといって...
「し」

敷居が高い(しきいがたかい)

分類ことわざ意味迷惑をかけたり約束を守れなかったりして、相手の所へ行きにくいこと。不義理などから行く先の家の敷居が高く感じられ、訪問しにくい、ということから。「敷居」は、建物の入り口の引き戸が乗っている部分のこと。ここが高いと入りにくいこと...
「し」

地獄耳(じごくみみ)

分類ことわざ意味他人の秘密をすぐ聞き込む人のこと。また、一度聞いたらいつまでも忘れないこと。「地獄」は、人間の行いを残らず聞いているといわれ、人間世界のすべてを素早く聞き取って裁くという、地獄の耳の意味から。
「し」

地獄で仏(じごくでほとけ)

分類ことわざ意味ひどく苦しんだり困ったりしている時に、思いがけなく助けてもらってありがたく思うこと。苦難の際に思わぬ助けを得ることをいう。恐ろしい地獄の苦しみの中で、情け深い仏様に出会って救ってもらう、ということから。同類語・同義語地獄で仏...
「さ」

三寸の楔(さんずんのくさび)

分類ことわざ意味物事の要のこと。楔は小さいが、しかし楔がなければすべてが成立しない、ということから。
「よ」

横槍を入れる(よこやりをいれる)

分類ことわざ意味関係のない者が横から口をはさんで妨害すること。当事者でもないのに、横から文句をつけたり、差し出口をきいたりすることをいう。向かい合って戦闘しているところに、横から槍で突きかかる、ということから。
「よ」

横車を押す(よこぐるまをおす)

分類ことわざ意味理屈に合わないことを強引に押し通すこと。無茶を言うこと。無理矢理自分の考えを押し通すこと。車の車輪の回転方向と垂直の方向に押しても、スムーズに動くはずがないことを承知の上であえて無理に押そうとする、ということから。同類語・同...
「よ」

横紙破り(よこがみやぶり)

分類ことわざ意味物事を自分の思い通りに無理に押し通そうとすること。また、筋の通らないことを平気で行うこと。和紙は、縦に漉き目が入っていて横に破れにくいものを、無理矢理に横に破ろうとする、ということから。同類語・同義語横車を押す(よこぐるまを...
「り」

綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)

分類ことわざ意味一度出された天皇(天子)の言葉は、取り消したり訂正したりできないものだ、という意味。「綸言」は、帝王の言葉のこと。一度体外に排出された汗が二度と身体に戻らないように、皇帝が発した言葉は、取り消しや訂正ができない、ということか...
「ふ」

夫唱婦随(ふしょうふずい)

分類ことわざ意味夫婦の仲が良く、よく和合していることをいう。夫が言い出したことに対して妻が従う、ということから。
「ふ」

不惜身命(ふしゃくしんみょう)

分類ことわざ意味自分の身体や命を惜しまないこと。法華経にある言葉で、仏道を修めるためには自分の身体も命も顧みずに努力するということをいう。
「ふ」

袋の中の鼠(ふくろのなかのねずみ)

分類ことわざ意味追い詰められて逃げ出すことができない状態のこと。逃げ道のないことのたとえ。袋に入れられた鼠(ネズミ)のようである、ということから。同類語・同義語袋の鼠(ふくろのねずみ)
「ふ」

不言実行(ふげんじっこう)

分類ことわざ意味あれこれ理屈を言わないで、良いと思ったことは黙って実行すること。行動が必要な場合には、空虚な言葉は無益である、ということ。英語での表記Deeds, not words.
「と」

同病相憐れむ(どうびょうあいあわれむ)

分類ことわざ意味同じような悩みや苦しみを持つ人は、互いに同情し合うものである、という意味。同じ病気を患っている人は、苦痛がよくわかるので、いたわり合う、ということから。