身体

「せ」

背に腹は代えられぬ(せにはらはかえられぬ)

分類ことわざ意味小さな苦痛を我慢して、大きな苦痛を免れようとすること。また、大切なものを守るのに他のものを犠牲にせざるを得ないこともある、という意味。同じ身体の一部分ではあるが、大切な内臓の入っている腹の部分は、そうでない背中の部分の代わり...
「ひ」

膝とも談合(ひざともだんごう)

分類ことわざ意味どんな相手とでも相談をすればそれなりに成果はあるものだ、という意味。判断が付かない時やよくよく困った時には、自分の膝を抱えて、自分の膝でも相談相手にする、ということから。
「ひ」

膝詰め談判(ひざづめだんぱん)

分類ことわざ意味相手に詰め寄って厳しく話し合うこと。膝と膝を突き合わせて話し合う、ということから。
「ひ」

膝枕に頬杖(ひざまくらにほおづえ)

分類ことわざ意味気楽な暮らしのたとえ。非常に気楽な様子のこと。また、美人の膝を枕にして寝るのと一人で頬杖をついているのとでは大変な違いだ、ということ。
「て」

手たらわずの口剣(てたらわずのくちつるぎ)

分類ことわざ意味言行不一致の人のこと。行いが不十分なのに口ばかりが剣のように鋭く達者である、ということから。
「う」

怨み骨髄に入る(うらみこつずいにいる)(うらみこつずいにいる)

分類ことわざ意味相手の仕打ちの憎む心が非常に強いこと。ひどい目にあわされて人に対する怨念が骨の髄(中心)まで深く染み込み、極端に恨んでいる様子から。『史記』からの言葉。同類語・同義語怨み骨髄に徹す(うらみこつずいにてっす)恨み骨髄(うらみこ...
「た」

竹に油(たけにあぶら)

分類ことわざ意味口が達者でべらべらとよく喋ること。竹は滑りが良いのに油をつければ止めようがない、ということから。同類語・同義語立て板に水(たていたにみず)
「え」

得手に鼻つく(えてにはなつく)

分類ことわざ意味自分の得意とすることによって、失敗すること。
「と」

頭角を現す(とうかくをあらわす)

分類ことわざ意味才能や技能が他の人よりも特に優れて目立つこと。「頭角」は頭の先のこと。頭の先が人よりも抜きんでて目立つ、ということから。
「て」

手ですることを足でする(てですることをあしでする)

分類ことわざ意味当然すべきことをしないで、してはならない誤ったことをする、という意味。
「わ」

我が身を抓って人の痛さを知れ(わがみをつねってひとのいたさをしれ)

分類ことわざ意味自分が辛く苦しい思いをしたときに当てはめて、他人の苦痛を思いやるようにしなければならない、という意味。自分が嫌なことは他人にもしないようにしなければならない、ということ。自分の身体を抓ったその痛みから、人の身の痛みも分かるも...
「お」

大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)

分類ことわざ意味身体は大きいのに頭が良くない男性を馬鹿にして言う言葉。「総身」は、全身のこと。元は江戸時代の川柳で、身体が大きすぎて少ない知恵が全身に行き渡らない、ということから。同類語・同義語 独活の大木(うどのたいぼく)対義語・反対語 ...
「め」

目の寄るところに玉も寄る(めのよるところにたまもよる)

分類ことわざ意味似た者同士が寄り集まること。同類が互いに引き合うこと。また、同じようなことは続いて起きやすいことをいう。目を動かせばそれにつれて眼球(瞳)も動く、ということから。同類語・同義語目の寄るところへ球が寄る(めもよるところへたまが...
「め」

目は口程に物を言う(めはくちほどにものをいう)

分類ことわざ意味目つきで口で言うほどに意志を通じることをいう。目は心の窓と呼ばれることだけあって、そのつもりなら口で話すのと同じくらい気持ちを相手に伝えるものである、ということ。同類語・同義語目も口程に物をいう(めもくちほどにものをいう)
「け」

毛を吹いて疵を求む(けをふいてきずをもとむ)

分類ことわざ意味他人の隠れた小さな欠点を探し出すことをいう。また、好んで人の欠点を暴いて逆に自分の欠点をさらけ出してしまうことのたとえ。毛に息を吹きかけて小さな傷を探し出す、ということから。
「け」

仮病脈を作らず(けびょうみゃくをつくらず)

分類ことわざ意味嘘を通そうとしても証拠が嘘を通さない、という意味。本当に病気に患うと脈が変わるが、偽物の病気(仮病)では脈は変わらない、ということから。
「ち」

血で血を洗う(ちでちをあらう)

分類ことわざ意味①親族同士が醜く争うこと。また、仲間同士が惨たらしく争うこと。②悪事には悪事でやり返す。また、暴力には暴力で仕返しをすること。血で汚れた身体を洗うのに、血を用いる、ということから。同類語・同義語血を血で洗う(ちをちであらう)...
「ち」

血を以て血を洗う(ちをもってちをあらう)

分類ことわざ意味悪に悪で報いればますます関係が悪くなる、という意味。血で血を洗えばますます血まみれになる、ということから。同類語・同義語血で血を洗う(ちでちをあらう)
「え」

潁水に耳を洗う(えいすいにみみをあらう)

分類故事意味世俗の事は聞きたくないというたとえ。堯帝(ぎょうてい)から天下を譲るという話を聞いた許由(きょゆう)が、耳が汚れたとして潁水という名前の川で耳を洗った、という故事から。
「ら」

楽髪苦爪(らくがみくづめ)

分類ことわざ意味楽な生活をしていると髪が伸びてくるもので、苦しい暮らしぶりだと爪が伸びてくるものである、という意味。同類語・同義語苦髪楽爪(くがみらくづめ)苦爪楽髪(くづめらくがみ)